表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ケイの一話完結小説  作者: ケイ
8/68

8.店員「客など神じゃない」

~とあるコンビニ~


客「おい、タバコくれ」


店員「何番でしょうか?」


客「あれだよ」


店員「これですか?」


客「違うよ。マルボロだよ」


店員「はい、えーとマルボロは」


客「何迷ってんだよ。タバコの位置くらい覚えておけ」


店員「すみません」


店員「お待たせしました」


客「違うよ、白じゃなくて赤だ」


店員「すみません、こちらですね」


客「お前舐めてんのか」


店員「いえ、そういうわけでは」


客「あんまりふざけんなよ。お客様は神様だろうが」


店員「いや、アルバイトの私からすると客が来ようと来なかろうと支払われる額は1円も変わらないんです。なのではっきり言って客なんて来てほしくないんです」


客「は?」


店員「要するに客が来て嬉しいのは店長や本部の人間だけでアルバイトの私からすると全く嬉しくないんです」


客「…」


店員「そもそも客が神様というなら、私もこのコンビニで買い物したことがあるので私も神様ということになります。つまり、私とあなたの関係は対等であるということです」


客「イチイチいちゃもん付けやがって、本部に電話してクビにしてもらうぞ」


店員「どうぞご勝手に」


客「クソが二度と来るか」


客は怒って帰って行った


同僚「いいんですか、あんなこと言って?」


店員「あんな客に丁寧に接客したくないし、仮にクビになっても別の所に行けばいいだけだからな」


同僚「その度胸凄いですね」


同僚(これからのコンビニ店員は彼のような度胸が求められる時代かもな)



(終わり)

遅くなって申し訳ありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ