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ケイの一話完結小説  作者: ケイ
16/68

16.ケイ「第二外国語って何取ればいいんだ?」

ケイ「進級するには第二外国語取らないといけないのか。できるなら一番簡単な言語がいいな」


リョウ「そうだな」


ケイ「ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、韓国語から取るんだよな。どれ取る?」


リョウ「調べてみたら、ドイツ語、スペイン語は発音は簡単だが文法は難しいらしい。中国語は文法は簡単だが発音は難しい。フランス語、ロシア語はどっちも難しいらしい」


ケイ「マジか」


リョウ「だが、韓国語は発音も文法も簡単らしいぞ」


ケイ「え?韓国語って簡単なの」


リョウ「日本語と韓国語って文法のシステムが似ているから簡単なことが多いんだって」


ケイ「でも、韓国語の文字ってよく分かんねーじゃん」


リョウ「ああ、ハングルか。あんまり心配しなくてもいいぞ。人によっては30分から1時間くらい集中して取り組めば何とかなるらしいし」


ケイ「でも、改めて考えてみると、簡単だからってだけで決めていいのか?将来ヨーロッパに行くことを考えたらドイツ語とかフランス語の方が良くね」


リョウ「お前将来ヨーロッパに行くのか?」


ケイ「いや、行くつもりはない」


リョウ「だったら心配しなくていいだろう。ていうか第二外国語取っただけで話せれば誰も苦労しねーし、必要になった時に勉強すればいいだろ」


ケイ「それもそうだな。じゃあ、簡単な韓国語でいいや」




~韓国語講義~


教授「では、来週までにレポート提出を。後、次回やる内容を日本語訳してくること」


ケイ「なあ、言語は簡単だが、滅茶苦茶厳しくね」


リョウ「実はこの大学の韓国語教授は滅茶苦茶厳しいことで有名だったらしい」


ケイ「マジかよ」


リョウ「俺達は言語ばかり見ていたせいで教える教授は見ていなかったからな。大学では教授の方が重要だったんだ」


ケイ「…う」


リョウ「簡単な言語かどうかなんて問題じゃなかったんだ。簡単に単位が取れるかどうかが大切だったんだ」


ケイ「もっと早く気づいてれば良かった」




(終わり)




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