14.ケイ「英語って勉強する意味あるのか?」
ケイ「はあ~、大学に合格するために我慢して嫌いな英語勉強したのに、大学でまた英語を勉強しないといけないとは」
リョウ「仕方がないだろ。今の時代英語ができないよりはできる方がいいし」
ケイ「それは10年くらい前の話じゃね。今は翻訳ソフトとかあるし、勉強しなくても大丈夫じゃね」
リョウ「それは単に英語勉強したくないだけの言い訳だろ。英語は勉強した方がいいぞ」
ケイ「なんでだ?」
リョウ「今は日本に外国人がたくさん来てるし、社内公用語が英語なんて企業もたくさんあるぞ」
ケイ「う…」
リョウ「それに英語が話せれば、将来海外も選択肢に入れることができるから視野が広がるし、外国人と交流することもできる。会社の昇進や転職で英語が必要なことだってあるだろ」
ケイ「そう言われればそうだな。それに英語話せるってかっこいいしな。でも、英語話せるには何百時間も勉強しないといけないし、話せる保証もない。そんな時間勉強するよりだったら、働いたり、YouTube見てた方がいいわ」
リョウ「お前が勉強したくねーならそれでいいんじゃね。別に英語使わない仕事もあるからな」
ケイ「そうするわ。俺は英語勉強しない」
リョウ「単位はどうする?落としたら留年だぞ」
ケイ「…頼んだぞ」
リョウ「は?」
ケイ「テストの日、ノートよろしく」
リョウ「おい、お前…」
ケイ「それじゃー、よろしく」ピュー
リョウ「あいつ、出席も考慮されているの知らねーのか」
後日、ケイはそのことを知り、いやいや授業に出ることにした。単位はなんとか無事取れたのだった
(終わり)