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異世界転移の物語

強化兵姫軍団 設定資料集

作者: 魔弾の射手

 強化兵姫軍団の設定資料集です。本編を読んでなくてもかまいませんが、読んでから見た方がいい情報盛りだくさんです。そして馬鹿みたいに情報量が濃いです。

※この設定資料集はフィクションです。登場する団体、組織、国家、人物の名称等は架空の物であり、実在の物とは一切の関係性がありません。

 ここではかなり不自然に思われるアインスの世界における国際情勢や世界観設定を補完するための設定資料を投稿させていただきます。これ以降はFAQ形式で書いていきますので、見にくいかもしれませんがご了承ください。


※この設定資料集はフィクションです。登場する団体、組織、国家、人物の名称等は架空の物であり、実在の物とは一切の関係性がありません。


設定資料集


・日ソ独墺伊五カ国枢軸同盟とは?


 文字通りの日本、ソ連、ドイツ、オーストリア、イタリアの五カ国による枢軸同盟。ただ、枢軸と言うのは戦後に戦勝国が付けた名称であり(そもそも原義的にはアメリカの敵となった国の事をアメリカが偉そうに枢軸国と呼ぶようになったのが由来。中二病ですね。国家単位で。例としては『悪の枢軸』など)、主人公が戦場を駆け巡っている間は『日ソ独墺伊五カ国同盟』と呼ばれていた。

 参列している国の正式名称は日本から順にならべていくと

 ・大日本第二帝国

 ・ソヴィエト連邦第二共和国

 ・ナチスドイツ第四帝国

 ・オーストリア・ハンガリー第二帝国

 ・イタリア王国

 となる。殆ど第二次大戦中の枢軸メンバーですね。かなり豪華なメンツが揃っています。

 これは軍事同盟以外にも経済などのあらゆる面での同盟で、この枢軸同盟間での兵器はほぼ規格化され、例えどの部隊に配属されても武器の部品点数が合わないだとか言った事も起こりづらく、弾も使い回しが可能になっている。

 対する連合国側は

 ・アメリカ連邦共和国

 ・フランス第六共和国

 ・ブリテン第二王国

 ・統一中華帝国

 ・朝鮮大王国

 ・カナダ連邦

 の計六国となる。はい、ほぼ連合軍です。皆まで言わずとも連合国軍ですね。

 しかし枢軸とは違いどの国も自分たちの国で作った武器だけを使っており、体裁上は国連軍として戦っているはずなのに協調性がなく、仲間割れや人種差別、同志討ちや暗殺などが日常的に行われている軍隊ならぬ群隊でした。


・世界情勢は?

 上がり下がりの激しかった2015年から2020年までに日本および世界的なデフレが一時的に好景気に変り、ゆっくりと株価が値上がりしていく。(2016年未明)

 ウォール街を中心としたアメリカ中心の経済が破綻した世界恐慌やバブル崩壊と全く同じ状況になり、何とか株価の上昇などを抑えようとした各国だったが、株価の上昇は止まらずバブル景気に歯止めもかからずに際限なく株価が上昇。円安ドル高になり日本の経済が持ち直してしまった事を契機に国民がバブル経済時と同様にお金を積極的に使うようになる。(2018 マネーショック)

 金融価格が上昇し続け、最終的にそれがガクンと落ち込んで行ってしまう。結果バブル崩壊の二の舞、またはそれ以上に酷い状況に日本はおろか世界各国が陥ってしまう。(第二次世界恐慌 2020 3/29 未明)

 これの更にどうしようもないところは、エーテル及びエーテル機関の制作国が日本であった事や、それによって世界中の投資家やファンド、国家がエーテル機関などの研究開発の資金援助をしたことで経済が色々な意味で混迷していたことで、そのさなかにバブル経済になってしまったために手の施しようが無くなったとも言える。

 この設定集は2020年から約十年後の世界の説明が主となる。


・各国の概観は?


 ・枢軸国

 ・大日本第二帝国

 エーテル及びエーテル機関を作り上げた国。それのおかげでバブル経済に近い状態に突入し、調子に乗っていたところで株価が大暴落。リストラなどによって就労困難者と呼ばれる人間が2015から2020以前より酷い状態で発生し、結果的に路上生活者や生活困難者で日本全体が飽和。経済そのものが成り立たなくなってしまう。(2020~2030)

 そこまで来てしまうと過激な革命思想家が立ち上がるのが世の常。その革命家、『皇 飛鳥』が率いた『立憲労働党』が日本国内に置いて蜂起(2032 6/12)。結果、前天皇陛下をその役職から解き、療養とは名ばかりの軟禁生活に陥れ、その間に日本の政体を帝国主義の日本のそれに路線変更する。(2033)

 数年間は経済復興と来る第三次世界大戦に備えて兵力の増強に勤しみ、最終的に陸海空軍大将たちの承認を得たうえで最終兵士レッド・バタリヲン計画及び強化兵姫軍団を作り上げる。(2038)

 その間にネオナチを中心とした政党、新国家主義ドイツ労働者党の盟主と日独協商を築く(2033 9/21)。

 続いて社会主義が行き過ぎて経済が停滞してしまったロシアが新たなリーダーを首に据えてソヴィエト連邦第二共和国と名乗りをあげ(2032)、北方領土まで政治の手が行かないことから日本に事実上返還され(2032 6/26)、二年後に日露協商を築き(2033 4/23)、同時に北方領土返還条約が日露間に結ばれる(2033 4/23)。

 イタリアはこの間第二次大戦時と同様にお金が紙くず以下の価値しかなくなってしまい、このままではEU全体にも波及すると考え、EUがドイツとイタリアをEUから半強制的に脱退させ、EUという最後の綱が絶たれたイタリアは第二次大戦同様にファシスト党モドキが台頭して第二次ファシスト政権が樹立(2032 6/30)。日本と日伊技術交換同盟を結び(2032 8/15)、エーテル=魔法技術が発達。さらに日本と協商関係を築いている国々との交易で経済がある程度元に戻り、そのまま軍需品生産に移行する。

 オーストリアは国内に大量にネオナチがいたためドイツの属国扱いで独墺協約を結ばされる。ある意味で一番の被害者。それ以外は特になし。

 その後、隣の中国及び韓国が旅行したまま日本に帰国できなくなってしまった在留日本人を『公道を歩いていた』と言うだけで射殺(2038 7/09)。

 国連で制裁されるが意味はなく逆に過激になって行き、2038年11月10日に日中・日韓・中韓戦争が勃発(なぜ中国と韓国が争ったのかは不明。A:馬鹿だからさ)。2040年4月29日、日ソ独墺伊防共同盟が結成。依然戦争中。

 翌2041年4月25日、中国領土の1/3を武力制圧・実効支配に成功。中国国内でも反乱がおこり日本支配領土への亡命者多数。国としての体裁が維持しづらくなった中国は国連の提案を丸々採用し、政体を資本主義へ変更。新生した中国に人民解放戦線は似合わないと言う意味不明な演説から統一中華戦線を自称し、国名を統一中華帝国と改名する。

 同年6月26日には韓国領土の半分を占領。韓国の弱体化を感じ取った北朝鮮が日本軍に続くように攻撃を仕掛けるが、テポドンやテポドンやテポドンで北朝鮮が嫌いな日本人の感情を利用して、皇 飛鳥は逆に北朝鮮を韓国と同時に攻撃し始める。北朝鮮の枯渇した領土よりも韓国の方がまだおいしいからである。そこで韓国と北朝鮮は朝鮮戦争の禍根を水に流すと言う条約を締結、朝鮮大王国と名乗り連合国側に着く。皇 飛鳥が馬鹿なだけ。

 同2041年8月9日、日ソ独墺伊五カ国同盟が結成。危険視した自称世界の警察並びに連合国側が宣戦布告。大惨事世界大戦突入。平和維持は何処へ行ったww


 ・ソヴィエト連邦第二共和国

 社会主義が行き過ぎて経済が停滞し物価が高騰し賃金が払われなくなると議会に対しての反感が強まり、エカチェリーナ・アレキサンドリア・ソヴィエツキーを盟主とする『諸国民のための議会パーラメント・ディア・ナローダー』が議会を制圧。

 国号をソヴィエト連邦第二共和国と改めて、ソ連同様に革命が終わった日本と接触。経済が不安定ゆえに北方領土まで管理しきれず、やむなく北方領土を日本に預ける形で事実上返還する(北方四島日ソ中立統治条約 2032 6/26)。

 その後不死鳥のごとくソ連よりも先に経済が安定し始めた日本と日露協商を築き(2033 4/23)、日本の信頼を得るために北方四島(日本では北方領土)返還条約が結ばれ(2033 4/23)、その他協商国と国交を持っていく。既に社会主義の面影すら残っていない。

 なお秘密裏にモスクワ・東京密約を交わして技術交換がなされており、日本同様に急速に力を付けていくソ連に国連側は危機感を募らせながらも自国の国民不満度の解消に勤しんでいた。

 デンマークをソ連として併合し、一部をドイツに割譲して信用を得て(第二次大戦時の条約破棄 2034 7/29)、経済建て直し→軍備増強に踏み込んだばかりのイタリアと軍備増強中のドイツとともにチェコとスロヴァキア(2034 8/26)、ポーランドとウクライナとバルト三国(2035 10/11~2036 8/29)、ルーマニアおよびブルガリアを伊ソ独三国軍事干渉で強引にイタリア、ドイツ、ソ連の三国で分割統治(ブラッディクリスマス 2036 12/24)。

 日中・日韓・中間戦争時にソ連は協商国である日本に援軍を送り(信用を得るため)、同時期にドイツおよびオーストリアにこの当時ソ連と手を切っていたユーゴ諸国が宣戦布告。ソ連はまたもドイツとオーストリアの信用を得るために援軍を送り、最終的にドイツとイタリアの三国とで割譲。

 2040年4月29日、日本、ソ連、ドイツ、イタリア、おまけ程度にオーストリアで会談し、結果日ソ独墺伊防共同盟を結び、各国のエーテル機関を参考に軍事用エーテル機関を開発。各国軍で採用し武装の均質化を図る。

 翌2041年8月9日、朝鮮大王国や統一中華帝国の台頭及び抗戦や、各国占領地の反政府運動が高まり始め、それを押さえつけるのと連合国に対して自分たちの力が衰えていないと言う力の誇示のために防共同盟から日ソ独墺伊五カ国同盟に変更。危険視した連合国との戦端がそれぞれの支配領域近海で開かれ、大惨事世界大戦勃発。


 ・ナチスドイツ第四帝国

 ヒトラーの再来とも呼ばれるフリードリヒ・ジークムント・イェルザレムが、世界中に散らばっていたあらゆる思想の許に統括されていたネオナチの思想を一つに束ね、新国家主義ドイツ労働者党の名義で世界中で一斉蜂起(2032 7/24)。特にドイツ国内での蜂起が一番激しく、軍隊の三分の一がネオナチに被れており、新国家主義ドイツ労働者党が強行手段で軍部を制圧。議会に三日間の猶予を与える。

 ドイツはネオナチに政権を渡さないために国民投票に一縷の望みをかけるが、結果的に現政権よりもネオナチの投票倍率が高く、結果的に日露よりも比較的穏やかに政権交代を果たした(2032 9/14)。

 この当時、国土の一部だけ海に面していたため国防の観点から海軍兵力を増強、並びに入り乱れていた幹線道路の一部を撤去して即席のバリケードを作り上げると、それ以外の主要な場所にアウトバーンを建設(2033 4/2)。軍需工場を多く建設することで就労困難者や生活困難者に金銭がいきわたるようになり経済が持ち直し始める。なお、この場合の軍需工場は日本から払い下げた旧式のエーテル機関を解析したドイツ版エーテル機関及びそれを搭載する兵器を作るための軍需工場。

 政権を取るまでに、前政権が大量の借金を抱えていたためそれを踏み倒すなど、徹底的にヒトラーおじさんと同じことをやって国民不満度の解消に努める。

 ソ連とイタリアと共にチェコとスロヴァキア(2034 8/26)、ポーランドとウクライナとバルト三国(2035 10/11~2036 8/29)、ルーマニアおよびブルガリアを伊ソ独三国軍事干渉で強引にイタリア、ドイツ、ソ連の三国で分割統治(ブラッディクリスマス 2036 12/24)。

 なお、ブラッディクリスマスを含めた二年戦争と呼ばれる戦争において、ドイツ軍は補給の大部分をソ連に依存し、政治的に大きな借りを作ってしまった状態である。

 目障りなフランスが風前の灯火のISILをドイツに誘導し爆弾テロを起こさせようとしたが、事前に察知していた国家保安警察局ゲシュタポの介入によって未然に防がれ、幹部の事情聴取(という名の拷問)から主導者がフランスであることを国内、及び協商国にニュースとして取り扱わせ、『連合国は悪である』といった思想を蔓延させた(2038)。

 2040年4月29日、日本、ソ連、ドイツ、イタリア、おまけ程度にオーストリアで会談し、結果日ソ独墺伊防共同盟を結び、各国のエーテル機関を参考に軍事用エーテル機関を開発。各国軍で採用し武装の均質化を図る。

 翌2041年8月9日、朝鮮大王国や統一中華帝国の台頭及び抗戦や、各国占領地の反政府運動が高まり始め、それを押さえつけるのと連合国に対して自分たちの力が衰えていないと言う力の誇示のために防共同盟から日ソ独墺伊五カ国同盟に変更。危険視した連合国との戦端がそれぞれの支配領域近海で開かれ、大惨事世界大戦勃発。ドイツの場合はフランスとの国境沿いで発生したルクセンブルクの戦いが戦端となった。

 なお、一時的にフランスの2/3の領土を支配するが、最終的に戦争に負けて分割統治されてしまう。


 ・オーストリア・ハンガリー第二帝国

 各国が自力で革命を成し遂げている間オーストリアは永世中立国らしく自衛に徹しようとしたが、オーストリア国内でネオナチが一斉蜂起。議会を占拠され瞬く間にオーストリアネオ・ナチス政権樹立(2032 9/14)

 その後も特に美味しいところを啜ることはできず(全体的に見れば美味い所はそれなりに吸えていたが)、結局何が何やらわからないまま終戦を迎えた。枢軸の中で一番穏やかな国。


 ・イタリア王国

 ムッソリーニの再来と呼ばれるオーストリア系イタリア人のアルヴァーロ・シュトゥットガルドが率いるファシスト党が経済立て直しや職業の斡旋などを念頭に置いた活動を行い、見事国民投票で議席の過半数を取得(2032 9/12)。

 日伊技術交換同盟を締結し(2032 8/15)、他の日本と交易を保っている枢軸諸国との交易を開始する(日ソ独墺伊貿易協定(会議))。

 急激な技術及び将兵の練度向上にフランスとスペインが警戒、たびたびの領海侵犯を繰り返し、最終的にイタリアの軍事船舶に似せて作ったフランス軍の船舶が自国の漁船を主砲斉射して撃沈。国連に提出するがフランスの砲弾、船舶、人員と判明しフランスが制裁を受ける(セントヘレナ事変 2035 9/13)。以降両国には戦後も消えない深い溝が生まれる。

 その後チェコとスロヴァキア(2034 8/26)、ポーランドとウクライナとバルト三国(2035 10/11~2036 8/29)、ルーマニアおよびブルガリアを伊ソ独三国軍事干渉で強引にイタリア・ドイツ・ソ連の三国で分割統治(ブラッディクリスマス 2036 12/24)。

 連合国側が本格的に動き始めると領海侵犯は当たり前、武力統治している領土では常に反国家運動が勃発する状態となるが、体裁を保つためにドイツ同様に言論統制などを強化する。

 大惨事世界大戦勃発。イタリアの場合はセントヘレナの戦いが戦端となる。

 なんとヘタリアと呼ばれるのが気に食わないのか最後の最後まで抗戦し続け、枢軸国は全員仲良くワシントン平和条約という名の属国化に判を押す(ワシントン平和条約 2049 10/29)。これが第三次世界大戦の終幕。


 ・連合国

 ・アメリカ連邦共和国

 議会制はそのままに、衆制ではなく大統領が全権の最高責任者となる専制政治とさほど変わらない政体に移行したアメリカ。

 民主主義とは名ばかりの資本主義の繁栄のみを求める国家。故に第二次世界恐慌が起こる前から国民不満度が高く、棒グラフにするとしたら日本の国民不満度が100としてアメリカの国民不満度は1040乗ほど溜まっており、日本が分かりやすい敵国になってくれたため当時の大統領、ジョージ・セオドア・ローズヴェルトの胃の事情が少しだけ改善されたらしい。

 最初は日本との全面戦争は国内でも相当な反発があったが、過度なプロパガンダなどが功を奏して総力戦体制に移行。しかし最初の内は兵器の質で負ける。

 しょうがないのでアインシュタインの再来と呼ばれるオーストリア系フランス人の男、クリストフ・ジャン・ジャック・フォン・デア・アーダルベルトを徴兵、98時間に及ぶ説得(武力)によって色よい返事(諦めたとも言う)が返ってきたため、常にクリストフの背後に散弾銃を突きつけながら研究・開発させた超巨大兵器が後述のアプサラスである。なお、アプサラスを完成させた後、クリストフ・ジャン・ジャック・フォン・デア・アーダルベルトは国家を恐怖のどん底に陥れたと濡れ衣を着せられて背後に突きつけられていた散弾銃の至近掃射を食らって肉片残さずこの世からおさらばすることとなった。

 第三次世界大戦に勝利したアメリカは調子に乗って馬鹿なことをやりまくる。

 端的にまとめると

『何処の国が世界の覇権を握るべきだと思う?勿論我々優良種足るアメリカ人だよねぇ(威圧)?他の国はアメリカの影に隠れてしょぼくれたことをやっていただけなんだからさ。何か文句ある?文句あるならアプサラスの前へどうぞ』

 といった事をやり始め各国が反米意識を募らせた末、日本の技術者を各国が秘密裏に召集し自国のアプサラスを強化してアメリカに宣戦。最終的にアプサラス戦争になり連合国側の領土が更地になってしまう。

 後に枢軸国(主に日本や独ソが)生き残った連合国民を快く枢軸領土に招き入れ、以降枢軸国が世界のリーダーとして君臨する。


 ・フランス第六共和国

 第五共和政が第二次世界恐慌のせいで破綻して、ナポレオンの子孫を自称するルイ・ナポレオン・ボナパルドが十日天下というナポレオンおじさんもびっくりな短期帝政を敷く(フランス第四帝政 2018 4/30~5/10)。

 その後『第五共和政復刻運動派』が第五共和政を復活させることで第五共和政に戻り、ルイ・ナポレオン・ボナパルドは牢に繋がれることになったが、この男がそんな潔い男に見えるだろうか?否、見えない!(←反語)

 三十日後(2018 6/10)の深夜0時にルイ・ナポレオン・ボナパルドは某有名盗人三世のように、協力者なしで牢を抜け出して『第四帝政派』を取りこんだ『第五帝政派』を組織。ISIL残党『襟付き』を引きこんで組織を肥大化させた後に武装蜂起(パリ蜂起 2018 11/17)。パリ市民約1800人の犠牲と『第五帝政派』及び『第五共和政派』約5400人の犠牲のもとで第五帝政が始まる。なお、このパリ蜂起という名の内紛は二年間続いた(パリ動乱2018 11/17~2020 12/4 ヴァルハラ帝政 2020 12/4~2023 2/9)

 後に歴史家がヴァルハラ帝政と揶揄する第五帝政は三年弱の間続くが、その統治は過激の一言に尽き、法に従わない国民を死刑台に送り続けたため最終的な死亡者数は30000000人にまで登る。国民の約半分をこの第五帝政で失ったことになる(パリ虐殺2021 5/28~2023 1/25)。

 アメリカがCIAを使って武器の密輸および反政府運動を助長。労働者の団体や収監されている罪人(濡れ衣)がアメリカの武器を手に一斉蜂起し、翌2024年4月4日に第六共和政樹立。(フランス第六共和政樹立 2024 4/4)

 それから後は政治が安定せずにずるずると2030年代まで引きずられていき、このままでは国家が潰れてしまうと考えた共和国政府は戦争賠償金欲しさにたびたびイタリアの領海を侵犯して挑発。いつの間にか第三次世界大戦がはじまり、いつの間にか領土の三分の二を取られて、いつの間にか第三次世界大戦が終戦を迎える。

 戦後のアプサラス戦争前、アメリカの横暴に嫌気がさして日本から技術者を呼び寄せてアプサラスの強化・補修を行い、しばらくした後に各国と示し合わせたようにアメリカ領土にアプサラスの魔力砲を発射しアプサラス戦争開戦。

 更地となったフランスだったが、生き残りが相当数存在し、彼らは皮肉にも悪と罵ったドイツやイタリアやオーストリアに難民申請を出すこととなる。いつの時代も、為政者が馬鹿だと国民が苦労するいい例である。


 ・ブリテン第二王国

 2030年に『ブリテン王室軍』を名乗る所属不明部隊が拠点や軍の中枢部を掌握し、政権をイギリス国王に譲渡したことから始まる。

 当時のイギリス国王、ジェームズ王は国主として政治や軍の統帥権を持つ侵されざる存在としてプロパガンダで使われる。

 二年後のドイツの革命運動と急激な経済・技術成長を危険視して当時の二代目国王メアリ・マーガレット・ベアトリスはジョージ王から引き継いだ経済復興を行いながら軍備の拡張を秘密裏に画策。その脅威度が上がるたびに段階的に武装強化などを施策して行った。

 ジョージ王時代は特にこれと言った動乱はなかったが、メアリ女王時代はアイルランド統合(アイルランド統一政策)を行い、たびたびアイルランドに侵攻。(2036 3/28)

 最終的にアイルランドなどを統合した真正イングランド王国と名乗りアイルランド統合は完成される(2038 8/9)。この裏にブリテン王室軍の関与があったとする説もあるが、首都が更地になってしまってからはその立証も難しくなっている。

 2040年、日ソ独墺伊防共同盟が結成されたのを機に国号をブリテン第二王国に改名。以降第三次世界大戦中もその国名で通る。

 特に枢軸に手を出したわけではなく、イギリスに戦火が及ばなければ何もしないつもりでいたが、アメリカから多額の資金援助を受けてしまいなし崩し的に連合国側で参戦。国内に多数のCIAの工作員が潜み、議会にもその息がかかった人間が多数出現し常にメアリ女王を失脚させようと画策するが、アプサラス戦争が終結に至るまでそれが叶うことはなかった。

 アプサラス戦争時、積極的に攻撃に出たわけではなく、逆に攻撃されないよう立ちまわっていたが、CIA工作員が米英間の火種を灯すために自殺。アメリカはイギリスに旅行中のアメリカ人がイギリス人に殺されたと国内で報道し反英感情を国民に植え付け、大義名分(笑)の許にアプサラスをイギリスの首都に向け発動。その一撃で首都に居たイギリス人民300万人以上が蒸発し、メアリ女王も30という若さで死去することとなった。


 ・統一中華帝国

 2038年に至るまで政体に変化はなく、人口の多さを利用した人海戦術で数値上はデフレから脱却したように見せていたが実際のところ財政は火の車。そこで在留せざるを得なくなった日本人を中国領土内で殺害。国家がこれを奨励し日本人の虐殺が始まる(中華虐殺 2038 9/10)。

 国連からの経済制裁に対してドイツを見習い国民を(無理やり)労働に駆り立てることで効果をなくし、『国連に制裁されたのは日本の陰謀だ』という反日感情を殊更に煽る演説を24時間国営放送で流し、馬鹿な国民がそれに乗っかる形で在留日本人を射殺。

 段々と中国共産党側の筋書き(コントロールとも言う)を離れて運動が過激化し、中には漁船に大量の武器弾薬を満載して日本領海に入った末、日本領土に向けて擲弾筒や機雷をばら撒いて行くなどして帝国海軍によって捕縛されるなどと言った珍事件もある。勿論中国共産党は関与を否定し、後に捕虜は元の漁船に乗せられ中国領に返還された。日本人は優しいですねww

 しかし中国お得意の反日政策も1カ月と経たずにネタ切れを起こし、再度、国民不満度は増加の一途をたどっていきコピーの国お得意の自称“○○の子孫”を自称する革命思想家が現れる。

 自称“孫文の子孫”の孫 劉寄(本名は劉 少奇)が『国民革命党』を率いて蜂起。後に日中・日韓・中韓戦争(2038年11月10日)がおこり、孫 劉寄の国民革命党の革命運動も有耶無耶のうちに停戦。2040年某日に国民革命党が再度蜂起して中国共産党から政権を奪取し、共産党が余程嫌いだったのか前線の人民解放軍も日本軍に降伏したことで2041年4月某日、日本は中国領土の1/3の武力制圧・実効支配に成功する。

 中国統一を早めるために思想や言論の武力弾圧などを始めた結果、中国領土に居る有識者層や富豪などが文化大革命の二の舞を恐れて日本に亡命。あれだけの事をやられたにもかかわらず日本はそれを快く承認する。日本は本当に優しいですよねww

 これ以上の中国資本や国民の流出を防ぐために国民革命党政府は馬鹿の一つ覚えのように反日政策を交えて、2041年現在に日本が実効支配している旧満州国領土の東端から広州や台湾を再び中国領土として統一することを国家政策として打ち出し、国連(と言うよりはアメリカ)の提案を丸のみして政体を資本主義に転換する。

 人民解放軍の名称を統一中華戦線に改名。統一中華戦線の意味は上記の通り、再び旧満州国領土を中国領土として統一する反日戦線の意味。

 国民革命党政府は統一中華戦線同様に国号も統一中華帝国に改名し、徹底した反日路線を取り、日本に迷惑を掛けまくる。

 結果的に見れば、日中・日韓・中韓戦争が統一中華帝国の先端となったともいえる。

 アメリカの援助もあり戦争に辛勝した中国は経済的に困窮、国民不満度が再度高まり、更にアプサラス戦争が開始されたこともあり戦争に参加しない方針を貫こうとしたがアメリカの援助が決め手となりアプサラス戦争に中途介入、首都や周辺の軍基地や実験施設が全てアプサラスによって整地されてしまい、事実上中国は無政府状態となってしまうが、構うことなく各国がこぞって強化されたアプサラスの試射に使われたため領土全てが焦土となった。


 ・朝鮮大王国

 日中・日韓・中韓戦争に至るまでは韓国と北朝鮮に分かれたまま、休戦していた南北戦争を再び始めてしまい、第二次南北戦争に突入。

 核兵器や水爆までは使用されなかったが、一進一退とはまさにこの通りといった具合に前線は膠着状態となり、更には韓国国内、北朝鮮国内のCIAが両国にアメリカ製の武器を売りつけるなどと言った行為や反米思想を掲げていた議員を暗殺するなど、国内が(主にアメリカのせいで)大混乱していた中で国民が反戦ムードに突入し、それを打開するために反日政策(北京・南京・上海虐殺 2038 7/09)をおっぱじめた結果日中・日韓・中韓戦争に突入。

 ただでさえ南北戦争で国土がボロボロの状態で中国、日本に攻め入られて政府が匙を投げそうになったところで日本軍が北朝鮮を攻撃(2041年 6月26日)。さらに統一中華戦線も北朝鮮を攻撃し始めて泥沼の戦争になり、その最中に当時の北朝鮮の第一書記、金 正徳が韓国に接触。

『北朝鮮と韓国の長い年月にわたる禍根を水に流し、一つの国として中国や日本とわたり合おう』という条約が結ばれ(南北朝鮮統合条約)、第三次世界大戦時には連合国側として参戦するも、日中からの攻撃は、とても両国が戦争しているとは思わせないほど激しくなる一方で、終戦一年前に降伏し、日中に北緯38度線を境に分割統治されることとなる。

 唯一アプサラス戦争を免れたのは元韓国領だけで、北朝鮮領は水爆でも落としたのかと思うほど荒廃し、事実上壊滅してしまう。このことから韓国は世界の覇権を握った枢軸に頭を上げられない。


 ・カナダ連邦

 特になし。

 よくよく考えるとこの国だけ内乱や革命の類が一切起こらなかった平穏な国家だった。特に日本を含む枢軸に手を出したわけでもアメリカに手を出したわけでもないのになし崩し的、というよりもその場の雰囲気的に参加せざるを得なくなった被害者。アプサラス戦争時もアメリカに一方的に砲撃されて国土の1/3が死の土地となり、ここに首都も含まれるが首都機能は残りの2./3に移されており、この国だけは枢軸に手を出したわけでもアプサラス戦争に積極的に加担したわけでもなかったため枢軸国からある程度の優越権を貰っている。


・各国の結社・団体概要

 ・立憲労働党

 労働による経済建て直しや、就労困難者をなくそうと言う思想が根底にある革命組織。

 その構成員の半分以上が就労困難者や生活困難者で占められ(それ以外にいないわけだが)、当時の政府の無能さを自分たちが発行する新聞(労務新聞)で論い、大多数の国民の支持を得ながらもあえて革命での政権交代を行った。

 これはただ国民投票で政治の場に躍り出たのでは国民の本気が伝わらないと言う、すめらぎの『論ずるより先に示せ』の思想からあえて革命を起こした、と後の歴史家は読みとっている。

 労務新聞を発行していた頃の立憲労働党は党ではなく今の日本では唯一新聞を発行出来ていた新聞社だった。そのおかしい所や国家の批判的な文章を多く新聞記事に取り上げて世に出すほどに日本経済は破綻しており、作中でアインスが言っていた『路上で人が死ぬのが特段珍しくない』世界だった。

 そんな状態をどうにするべきではないかと皇は考え始め、部下や安い賃金で雇っている就労困難者たちや生活困難者たちのヨイショもあって革命に踏み切る。

 その後は上記で書いた通り、立憲労働内閣が始まり順調とは言えないながらも手探りで経済復興を成し遂げ、第三次世界大戦に負けはしたものの、後の世界を引っ張る紐の一本に成れたことから、大和民族やゲルマン民族、スラブ民族やラテン民族がどれほどしぶとく、そして芯の強い民族たちかが分かる。


 ・諸国民のための議会パーラメント・ディア・ナローダー

 エカチェリーナ・アレキサンドリア・ソヴィエツキーが率いていた上記とは違う純粋な革命組織。

 その思想は、現在の停滞してしまった社会主義を止めて、国家のための国民としてではなく国民のための国家としての政治を行っていこうという思想が根底にある。

 一切の自由が認められない強い思想及び言論の統制に真っ向から反対した組織で、その証拠として独自に貿易や大土地農業を起こすなどをしており、幾度となく連邦秘密警察が強襲を掛けるが幾度となく逃げおおせる。

 次第に国民全体がその思想に強く賛同して行き、最後はエカチェリーナ・ソヴィエツキーの許に集った全ての人間を用いて革命を起こして議会を制圧、さらに大多数の国民が武装蜂起したため軍でも抑えきれずに逆に軍が降伏して革命は終わり、後は上述の通りに日本やドイツ、イタリアやオーストリアと国交を結んで行き、第三次世界大戦には負けたが戦後世界を引っ張っていく紐の一本となった。


 ・新国家主義ネオドイツ労働者党ナチス

 元々の意味でのネオナチはオリジナルのナチズムに近いものから遠いものまで玉石混合、相違点の多い物が大半の、一つの独立した組織と言うよりはマフィアに近いものであるが、マフィアとは違いそれら全ての根底にはナチズムがあり、国際的なネットワークを持つ個々の組織の極右運動を総称する言葉である。言ってしまえばナチスの亡霊である。

 そんな組織も第二次世界恐慌で潰れそうになるのだが、そこで表れた新星、フリードリヒ・ジークムント・イェルザレムが世界中のネオナチ組織に語りかけ、ネオナチのバラバラな政治的イデオロギーや思想を統一し、世界中で一斉蜂起することを画策する。

 世界中で一斉蜂起した後、全てのネオナチはドイツに集結してドイツ国民をあおり一層大きな革命運動を起こすが、ロシアや日本を見て学んでおり、結局のところ軍部の掌握だけを行い、議会には解散要求を突き付けるだけで終わらせた。

 結果は上記の通り、国民投票でネオナチが多く支持され前政権は要求通りに解散。以降はネオナチが国家を運営して行くが、これが驚くほどうまくいき、ヒトラーおじさんの真似や日本の経済復興の真似をすることで何とか景気回復。その後もまた上記のとおりである。

 最終的に第三次世界大戦に負けるが、戦後世界を引っ張っていく紐の一本となった。


 ・ファシスト党

 アルヴァーロ・シュトゥットガルドが盟主の、革命組織とは思えないほどのんびりまったりとした組織。そののんびりさと言ったらマフィアの長たちが目を反らすほど。端的に言ってやる気があるように見えない組織だった。

 しかしそののんびりさとやることはきっちりやる部分に国民が信頼を寄せて国民投票で議席の過半数を獲得する。枢軸内で一番穏やかに革命を終えた組織(そもそも革命すら起こしていない)。

 第三次世界大戦には負けたが、戦後世界を引っ張っていく紐の一本となった。


 ・ブリテン王室軍

 所属不明の部隊。一説ではアメリカのCIAではないかとされるが謎のまま。

 ウィンザー王家に統帥権や政治権限を返納した張本人たちで、後のメアリ女王からの信頼も厚かったことから、少なくともイギリス人だろうと言われているが分からないまま。

 イギリスにおけるあらゆる物事の裏側に関わっているとされ、その存在が一番表に出ていたのはアイルランド統一政策の時。

 結局すべて謎のままメアリ女王と運命を共にした。


 ・統一中華戦線

 孫 劉寄(本名は劉 少奇)が率いる国民革命党が母体の軍隊名。国号にも使用されるが、アプサラス戦争序盤には地図から消滅しているため、その治世は約10年ほどと短い。

 その思想は、再び旧満州国領土を中国領土として統一しようと言う物で、結局のところ場あたり的な政治しかしていない。

 自分たちで革命を起こして政治の実権を握ったは良いが、ロボットや重機を免許なしで操縦するような感じで『何処をどう動かせばいいのか分からない』状態となり、アメリカの口車に乗って政体を自由市場の共産主義から資本主義に転換する。

 日中・日韓戦争を日中・日韓・中韓戦争という泥沼の状況に変えた張本人で、最後まで美味い汁を吸うことすら出来ずにアプサラス戦争でその痕跡ごと消え去る。


 ・抗日朝鮮軍

 南北朝鮮統合条約後に組織された朝鮮軍。抗日パルチザンを取りこんでいると言われるが、泥沼の戦争中に結成されたため詳しいことまでは分からずに有耶無耶な状態で日中に分割統治されて終戦を迎えた。南側にとっては幸運としか言いようがない。


 ・ISIL残党『襟付き』

 ネーミングの元ネタはユニコーンなロボットと真っ赤っかな彗星の再来が匣を求めて殺し合うアニメ映画で登場する残党軍から。かなりひどい説明をしましたが、キット理解してもらえるはず!

 ISILも第二次世界恐慌のあおりを受け、一応国家を名乗っているため軍人たちや傭兵に給金を渡さなくてはならないため文化財などを闇オークションで売りさばいていたわけだが、物価や株価の大暴落や下落のせいで組織運営が立ち行かなくなり、士気が駄々下がりして行く。

 そこに加えてさらにアメリカがそれまでCIAを通じて武器を密輸していたが、その武器弾薬の補給もままならなくなり、長いアメリカの自作自演の戦争に終止符が打たれ空爆や殲滅戦によってISILは空中分解。少数の残党軍が日夜ゲリラ戦を仕掛ける位でとどまり、ある一つの部隊はフランスに良いように利用されて(仕返しされたとも言う)破滅する。

 フランスの第五帝政派にも一部が組み込まれたようであるが、詳細は不明。


 ・第四帝政派・第五帝政派

 フランスのルイ・ナポレオン・ボナパルドが組織した帝政復興派の組織。

 第四帝政派が十日間議会を好き勝手に動かすが、軍隊および国民が第五共和政復興を掲げてルイ・ナポレオン・ボナパルドを牢に繋ぐ。

 その後脱獄したルイ・ナポレオン・ボナパルドはISIL残党『襟付き』を生き残った第四帝政派と共に組み込み、第四帝政派を母体として第五帝政派を組織するが。それも三年間のヴァルハラ帝政と揶揄される過激な政治により三年後には失脚。これはアメリカのCIAが裏に潜んでいるとされ、そのCIAが武器弾薬などを反体制派の人間たちに流したことによって幾度目かの革命が起こった。


 ・CIA

 アメリカの諜報機関、ではなくアメリカという国家の子飼い。

 武器弾薬の密輸や、第二次世界恐慌前にはアメリカの自作自演と思われるほぼ全ての事柄に関わっているとされる。

 ISIL以前、ウサーマ・ビンラーディンにアルカーイダ設立を教唆したのもCIAとされており、ISILやアルカーイダに武器を流していたのはその実アメリカと言う国家そのもので、表向きアルカーイダやISILを分かりやすい悪の組織と公言して爆撃などを行っていたが、その裏面ではアルカーイダやISILを組織し利用することでさらなる資本主義社会の繁栄を画策していた。

 ベトナム戦争中にベトナム民主共和国とベトナム共和国の対立をあおったのもCIAとされており、疑わしい物を上げるときりがないほど。

 真正イングランド王国、後のブリテン第二王国でメアリ女王暗殺を実行したのもCIAで、米英間の火付けを行ったのもCIA。

 フランスで第四帝政や第五帝政を起こす手伝いをしたのもCIAで、それを潰したのも同じくCIA。

 統一中華帝国を資本主義に変えたのもCIA。

 韓国国内、北朝鮮国内に置いてアメリカ製の武器を渡して第二南北戦争を泥沼化させたのもCIAで、韓国や北朝鮮で暗殺を謀ったのもCIA。

 フランスにISILを渡したのもCIA。

 第三次世界大戦後までCIAが全ての裏で暗躍していたが、アプサラス戦争で連合国は何処も更地になって帰る場所が無くなったCIAの人間は、一番穏やかな国である日本に亡命したらしい。


・条約・協定等事物内容

 ・日独協商(2033 9/21)

 軍需品以外の関税を出来るだけ減らして行うドイツとの協商貿易。出来るだけ人を使うことを前提とした交易で、実際のところ税金は問題ではない。要は賃金が就労困難者たちに行き渡ればいいと言うこと。


 ・北方四島日ソ中立統治条約(2032 6/26)

 北方領土を管理しきれなくなったロシアがせめてもの意地と、日本とロシアの二国で統治すると言う条約。


 ・日露協商(2033 4/23)

 日露間の生活必需品等の関税を減らし、出来るだけ人を使うことを前提とした条約で、日独協商と同様。


 ・北方領土返還条約(2033 4/23)

 日本の信頼を勝ち取るために北方領土を日本に返還すると確約した条約。ロシア人の本土帰国や道路標識や交通網などの日本化に一年を要して日本に返還される。全てロシア主導で行ったが、その働きぶりは日本のロシア不信を払拭するほど丁寧だったらしく、その後の日露間の関係はとても良好になったそうな。(やろうと思えば歩み寄れるんじゃん)


 ・日伊技術交換同盟(2032 8/15)

  ・日ソ独墺伊貿易協定(会議)

 日本とイタリア間でお互いの魔導技術の貿易などを行う同盟。事実上の協商国化。

 これだけ『同盟』なのはこの当時もイタリアは経済復興に躓いていたため、日本の建設関係者や技術者、イタリアの建設関係者や技術者を外交上問題なく日本やイタリアに招くために同盟にしており、実際のところ日本が技術を渡してばかりな面が多いが、その後はイタリアが相応に見返りをくれたためプラスマイナスはほぼゼロ。

 その後、協商国で関税問題や諸外国問題を協議し合った日ソ独墺伊貿易協定【会議】が開かれるが、経済が経て治って以降も関税はあげられることなく、両者とも対等な貿易関係を築いている。


 ・モスクワ・東京密約

 エカチェリーナ・アレキサンドリア・ソヴィエツキーと皇 飛鳥が交わした技術交換に関する密約。内容は日伊技術交換同盟と大差はない。


 ・伊ソ独三国軍事干渉

 チェコとスロヴァキア(2034 8/26)、ポーランドとウクライナとバルト三国(2035 10/11~2036 8/29)、ルーマニアおよびブルガリアをドイツ、イタリア、ロシアの三国が軍事干渉、及び侵攻して三国で仲良く分割統治したブラッディクリスマスと呼ばれる軍事干渉。


 ・セントヘレナ事変(2037 9/13)

 戦争賠償金欲しさにイタリアの軍事船舶に似せて作ったフランス軍の船舶がフランスの漁船を主砲斉射して撃沈。つまりは自作自演して国連に提出するがフランスの砲弾、船舶、人員と判明しフランスが制裁を受けた事件の事。第三次世界大戦が勃発したさい、皮肉なことにセントヘレナの戦いがイタリアの戦端となる。


 ・日ソ独墺伊防共同盟(2040 4/29)

 ちょっかいかけてくる連合国から身を守りましょうと言う同盟。その為この五カ国の間でまったく同じ軍需品を生産し、まったく同じ軍服を身に纏って枢軸としての一体感を高めた。

 軍需品、主にエーテル機関やそれを使用する『魔導装置デヴァイサー』の基礎設計は主に日本が作り、本体の設計はマウザー社やヴァルター社、三菱重工、イジェフスク社が作ったが、内部設計はすべて日本の設計図通りに作られたため細かな装飾の違いはあれど中身はほぼ全て同じ様に作られた。


 ・日ソ独墺伊五カ国同盟(2041 8/9)

 防共同盟でも生ぬるいならもっと連帯感を強めよう。人の痛みが分かる人間になろうと拡大解釈した同盟。これが原因で第三次世界大戦勃発。


 ・中華虐殺(2034 8/26~2036 12/24)

 上述の通り、中国で起こった日本人の虐殺事件。火付け役はもちろんCIA。

 朝鮮でも同様の事件が起こり、そちらの人的被害も中国と同じくらい。どちらも反日感情を煽ろうとした政府とCIAの思うつぼだったと言うこと。


強化兵姫軍団エルフェンリートとは?

 戦災や第二次世界恐慌の不景気などによって親に捨てられた所謂孤児を集めて作った女性兵士の軍隊。

 脳味噌を弄って栓を緩めた状態なため極めて高い身体能力とエーテル機関のエーテルとの親和率が高く、単体で一軍とやりあえるほどの強さを誇り、筆頭であるアインスの戦果はアメリカ・フランス・中国・朝鮮の精鋭部隊を一人で壊滅させるほど。

 その戦い様から国内ではヴァルキリーズと呼ばれて畏怖と尊敬、一抹の愛眼の視線を送られており、国外からはベルセルクスと呼ばれて絶望を植え付けていた。なお、生き残った隊員はPTSDで自殺するほどの恐怖を植え付けられるため、壊滅した部隊の生き残りもすぐには戦線復帰できず、療養中にほぼ全員が舌を噛むなりビルから飛び降りるなり入水自殺するなり首を吊るなりして死んでいる。

 終戦後、A級戦犯として全ての団員が処刑され、処刑されるまでの数週間の間、生き残った半数が連合国側の男性兵士やレズビアンらによって強姦されていた模様。

 処刑方法は多岐にわたり、アインスと多くの団員は絞首刑。

 残った半数の内三分の一は日本国民に見せつけるためと連合国側の国民に見せる『ショー』として、磔にして一週間放置された後に高濃度エーテル塊を頭からかぶり爆散。

 残った二分の一は上記同様連合国側の『ショー』の一環として、檻の中に入れられた状態で冬の海の中にゆっくりと沈められていく溺死刑。なお檻の中にカメラがあり、そのカメラを通して少女たちがもがき苦しんで死んで行く様を連合国側の国民は笑ってみていたそうな……。

 残った最後の二分の一は斬首刑。公開強姦された上集まった連合国側の見物客たちが準に輪姦して行ってから首を落とされた。


・エーテルとは?

 『高濃度情報体結晶群』が正式名称。

 これはエーテル機関が作られるまでは所謂ファンタジー系異世界の代名詞である『魔法』のような、使用者の意思で使う物だったが、使用者がエーテルの情報密度に負けて脳が爆裂四散してしまうため研究された入れ物がエーテル機関。

 高濃度情報体結晶群の名の通り、知的生命体がそれを使用するさい、使用者のイメージを寸分たがわぬ形で再現することが可能で、エーテル機関を利用しても人間の場合は最大でも身体強化程度。これは人間の脳味噌では入れ物としては不十分なため。イルカでもぎりぎり使える程度。


・エーテル機関とは?

 エーテルを中心に据えたエンジン機関のような物で、エーテルが魔力子と呼ばれる物を吸引することで機能する魔導機関。対消滅炉や宿退炉に近い。

 一番小さなものでスマホ程度の大きさ。一番大きなもので後述の『魔導式戦略級広域破壊兵器アプサラス』程の大きさになる。

 エーテル機関はその大きさによって処理できる情報量に制限がかけられ、それ以上の情報は処理できず、処理しようとすれば処理落ちするか、最悪の場合は爆発する。その為一般市民は初歩の攻撃形の魔法と初歩的な身体強化くらいしか使えない。

 内部のエーテルを消費して使うため寿命があり、寿命を過ぎるとどのような物でもエーテル機関を取り換えなくてはならない。

 エーテル機関を搭載した兵器や銃の事を『魔導装置デヴァイサー』と呼ばれる。


・『魔導式戦略級広域破壊兵器アプサラス』とは?

 超巨大エーテル機関を乗せた戦略兵器級の魔導兵器。

 その概念は簡単なもので、周辺一帯の魔力子を吸引して圧縮し、主人公の武器同様に千切って圧縮したエーテルを高濃度圧縮魔力子と混ぜて発射する光子の大砲。つまりはビーム砲。核兵器の魔導兵器版。本編未登場。

 簡潔に説明すると、デカイ・強い・えんがちょ(←オイ

 なお、超高濃度圧縮しているため、醜悪な異星体と戦っているくせに最後になるまで団結できない18禁ゲーに出てくる爆弾同様、当たった場所は未来永劫草木が生えず、高濃度魔力子によって生命が出入りすることのできないミステリーサークルを作る。

 この戦略兵器級魔導兵器は、終戦後に世界の覇権を争う連合国側がアプサラス戦争を始め、広大な国土を誇る連合国は軒並み更地となり、縛られる者のなくなった枢軸国が世界に君臨したそうな。(馬鹿ですねぇ~)


・主人公の武器の名称は?

 E.W.V.E.01 Gungnir

 最初に製造された主人公用の『組み換え式多目的長射程ライフル』の名称で、組み換え次第ではマシンガン程度の大きさまで縮めたり、逆にライフルの銃身パーツを対戦車ライフルや散弾銃に組み替えるなど、多彩な組み換えが可能な銃。その分使用者を選ぶが、慣れれば心強い銃。

 超巨大ライフル状態での有効射程は2キロメートル。最大でも5キロメートルは超える。

 なお、これを身体強化なしで使用した場合、一般人の場合は半身が衝撃でひき肉にされ、残った半身がバラバラになって百メートルほど飛んで行ってしまう。主人公以外に使えそうにない。

 特殊なエーテル機関を搭載しており、どこぞの自己進化する上に意志のある放射線をエンジンに使っているロボットのように半永久的に動き続ける。

 機関が破損したとしても即座にエーテルが千切られ補修・修復される上、銃身の傷もエーテル機関の延長線上と判断して修復されるため、常にベストコンディションで戦える。これは生身にも適用され、傷や裂傷、ケロイド状になるなどのあらゆる怪我を治癒魔法として身体に行使するため常にベストコンディションでいられる。


 アインスは戦後を見ることなくあちらに行ってしまったので、可哀そうではありますね。そして大抵アメリカの陰謀で片付けているやっつけ仕事観ww

 あえて言っておきます。

※この設定資料集はフィクションです。登場する団体、組織、国家、人物の名称等は架空の物であり、実在の物とは一切の関係性がありません。


※この設定資料集はフィクションです。登場する団体、組織、国家、人物の名称等は架空の物であり、実在の物とは一切の関係性がありません。

 重要なことなので二回言いました。


 本作品中のアメリカがバカなだけであって、実際のアメリカがこういうことをしているかと問われれば、怪しいところはあるにしろ決定的証拠がない以上とやかく言うことではないのでコメントは控えさせていただきます。

 なお、設定資料で分かりにくいものや、この組織名はこれではないだろうと思われる物がございましたらコメントで教えていただけると嬉しいです。


 これからも『英霊エミヤ』改め『魔弾の射手』をよろしくお願いいたします(まじめにやる時はやります)

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[一言] 天才やったか(;・∀・) ツッコムとしたら「~の再来」がやたら多いことと、全部CIAにぶん投げたことと、核が仕事してないことと、エーテルが実在しないことでしょうか。 同じ情報が繰り返し出てく…
2017/02/06 15:08 退会済み
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