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異世界の智将  作者: トッティー
第一部 血風編
27/85

~用語集&地図~

ネタバレはありません。


また、用語を纏めただけなので、見るのが面倒な方は見なくても支障をきたすことはないのでご安心ください。

≪カタパルト王国≫虹蛇の御旗


 今作の舞台。ヨーロッパにおけるポルトガルのような立ち位置。西と南を海に囲まれいる。人口は九百万人と多いが、中原の諸国に比べると少ない。


 中原のほとんどの国と同じように封建制である。貴族の力はなかなか強い。しかし、貴族たちは三派に分かれて対立している上、国王直属軍はかなり精強なので、うまく立ち回れば国王専制も可能である。


 東に国境を面するイピロス紛争地帯は豪族が割拠していて纏まっておらず、北に国境を面するフリーダ皇国とは同盟を結んでおり、周りに大きな敵が居ない為他国と比べるとかなり平和な方である。

 第二十四代国王エドガー七世はマグナ族との同化政策によって南へと勢力圏を拡大しようとしたが、反乱をおこされた。


≪フリーダ皇国≫赤十字の御旗


 カタパルト王国の北に位置する国。西は海、南はカタパルト王国、東はラクル連邦、北はセリウス王国に囲まれている。中原の一国で、人口は一千二百万人と平均値。

 カタパルト王国との国境にあるグラビット鉱山の権益が欲しいらしく、外交面でカタパルト王国に圧力をかけている。


≪セリウス王国≫白錦の御旗


 フリーダ皇国の北に位置する国。中原の一国で、人口は七百万人と少なめ。


 国体は召喚王制というかなり特殊な物を取っている。初代国王は、ジャンヌ・ダルク。建国当初は数ある小国の一つに過ぎなかったが、八代国王山田花子が主導してアリア大陸に覇を唱えたことによって大国の仲間入りをする。現在は第十七代国王エーベルトが国を治めている。


 この国に代々使える巫女のエーベル一族は「人」を召還できる技術を保有している。このような魔法を継承魔法という。


≪ミクセム王国≫


 フリーダ皇国周辺にある小国の一つ。フリーダ皇国と敵対しおり、ジュゲムという外交官が反フリーダ外交をけん引している。


≪イピロス東方紛争地帯≫


 カタパルト王国の東に存在する地域。昔の中国や日本の戦国時代みたいに、軍閥みたいなもの(豪族と言われている)が群雄割拠している。かつてはイピロス王朝によって統一されていたが、それが崩壊してからは毎日のように戦争が起こっている。


≪アリア大陸≫


 上記の国や地域とその他色々(クレムリン帝国、ラクル連邦等々)によって構成される大陸。ぶっちゃけ、今作ではカタパルト王国周辺でしか人が動かないと思うので、気にしなくておk。色々と裏設定があるけど、物語の本筋とは関係が無いので省略した。

 ちなみに、今作の時間軸は1600年。キリがいいのは仕様です。


≪保守派≫


 カタパルト王国内貴族の派閥の一つ。指導者であるシャルロワ大公が国王と懇意なこともあって、国内では最大勢力である。十一人居るうちの五人の閣僚が属している。


 封建制にのっとった保守的な政治を主張している。シャルロワ大公の母親が商人の娘なこともあって、重商主義的な政治を推し進めている。

 また、フリーダ皇国やイピロス紛争地帯の豪族との交易で儲けている貴族達が中心となっている為、平和外交を信条としている。


≪過激派≫


 同上。内務大臣のレーデ公爵と歩兵軍団長(第三将軍)ジュネ大公が中心となっており、国内では保守派につぐ勢力をほこっている。三人の閣僚が属している。


 軍需商人や王国軍部(王家の直属軍)とつながっていることもあって、戦争を好む軍人貴族が多い。軍国主義(軍が国家の中で強い権力を持つべきだというもの)をとっているが、貴族からなる地方分権派と軍人からなる中央集権派に分かれている。


 レーデ公爵のカリスマによって纏められているが、横のつながりは弱い。


≪革新派≫


 同上。騎士団長(第一将軍)ブルゴー男爵と魔術師団長(第二将軍)ラウナ侯爵が中心となっており、国内では保守派過激派と並んで三大派閥と言われている。閣僚はこの二人しか属していない。


 軍人や官僚、特に若年層に強く支持されている。中心人物であるブルゴー男爵の武勇とラウナ侯爵の政治力が群を抜いていることもあって、閣内での人数の少なさにも関わらず、強い影響力を持っている。

 親フリーダ皇国的な要素を持つ外交政策を主張。彼らの悲願はイピロス紛争地帯の併呑である。


≪王国四族≫


 カタパルト王国における四つの大公家の総称。領有貴族であるシュマン一族、カロン一族と法衣貴族であるジュネ一族とシャルロワ一族。かつては王国の政治を牛耳っていたが、最近はユルバン・シャルロワや過激派の台頭によりそれも崩れてきている。


 ちなみに、シャルロワ一族の旗は下がり藤である。


≪グラビット鉱山≫


 カタパルト王国とフリーダ皇国の国境にある山。国家予算の五分の一の収益が見込める資源が見つかり、利益の配分を巡って両国間の関係は悪化した。ここら辺、尖閣に似てる。


≪ボストール海≫


 カタパルト王国の西部の海。そこからは様々な魚介類が採れる。(マグロ)やラニャルジ等の魚である。中原でよく売れる。カタパルト王国国家予算の十分の一弱はここから出ている。というより、これ以外に主要な産業が無い。


≪クリスパンテリル砦・ベゼブルキー砦≫


 カタパルト王国南部の砦。マグナ族反乱鎮圧においての最前線だったが、あえなく突破された。かつてはマグナ族が住んでいた場所である。


≪パセリ高原≫


 カタパルト王国南部中央よりの高地。


≪タケチュリア山道≫


 東西を山脈に囲まれた盆地。南北に長いので、山道と言われている。


≪ビスケット城≫


 カタパルト王国南部の城。王城、クリム城に次ぐ堅牢な城である。


≪位置関係≫


 北←タケチュリア山道-パセリ高原-ビスケット城---クリスパンテリル砦・ベゼブルキー砦→南


≪地形図≫


挿絵(By みてみん)




≪魔術・魔法≫


 いわゆるーな感じのファンタジー要素。この作品はバトルものではないので、あまり登場しない。戦争シーンで魔術の描写が少ないのは、乱戦だと味方にも損害を与えるかもしれない魔術は使われないからである。杖は必要ないが、大規模な魔法の場合は魔法陣が必須。


≪退魔剣≫


 百年ほど昔の鍛冶屋、レーヴァテ・インストラのつくった魔法を無力化する剣。通称レーヴァテイン。とある神話を基にした異名である。アリア大陸に二百程しか現存しない、かなり希少なものである。魔法に対して魔法以外で対抗する唯一の手段なので、かなり高値で売買される。


 作り方はあまり知られていないが、模造品だけなら千近く出回っている。


≪召喚・召還魔法≫


 召還魔法とは、人を召還する魔法である。

召喚魔法とは、獣を召喚する魔法である。


 召還魔法に使われる魔力はとてつもなく大きい。

 たとえば、セリウス王国の国王召還の場合。大魔導師一千人分の魔力を集束し、その魔力を使って召還術『神よ王者を召還せよ(キルシュガイスト)』を発動すると異世界から人間を召喚できるらしい。


 しかし、そんな量の魔力を溜めることは常人には不可能なので魔力を溜める魔導石で溜める。そして魔導石に溜められた魔力を使って召喚術を行使するのだという。


 また、召還魔法は創造魔法、時限魔法、消滅魔法と並んで難しい次元魔法の一つである。(ちなみにこの四種の魔法は伝説の四幻魔法といわれている。後ろに魔法と付いているが代わりに属性と付けても支障は無い)

 そのため、召還魔法の使い手はセリウス王国の神官のエーベル一族の直系のみなのだ。


 そして、召還された人間は大きな魔力を有しているという共通項もある。特にジャンヌ・ダルクは一人で千人を相手取ることができる程魔力が莫大だった。


 召還された後帰還した人は四人いる。その内一人は再び召還され、余生をこの世界で過ごした。奇特な男である。帰還方法は伝わっていない。


 ぶっちゃけ、召還魔法について詳細を知っているのはエーベル一族のみだ。




 召喚魔法は、召還魔法とは違って難易度は低い、召還魔法の亜種である。


 召還魔法と同じく、基本的に魔力を有している魔獣しか召喚されないらしい。召喚された魔獣は召喚獣と言われ、魔術師に従うようになる。 魔力はかなり使うが、召還魔法の比ではない。とはいえ、召喚を行うのにはセンスが必要なので、魔術師なら誰でもできるという訳ではない。

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