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世界が変わっても所詮、俺は俺  作者: ガルピー
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宿泊にさいして

ありがとうございます。

 うまかった。久しぶりにしっかりと調理されている物を食べた気がする。ここ最近は肉を捕まえては焼いて食べるというような原始人かと突っ込みたくなるような食事しかとれなかった。それはそれでキャンプみたいで楽しかったのだが。

 ここで一つ、俺には悩みの種ができた。それは、俺は金を持っていないということだ。だが食事は問題なく食べることができ、牢に放り込まれることにはなっていない。それどころか俺は今ベットの上で寝転がっている。なぜこんなことができるのか、それは、俺は金を持っていなかったが、カイラには多少の貯えがあった。そのため今日は貸してもらうことにした。まさかパーティー内で借金をすることになるとは思わなかった。借金にはいい思い出がないため、借りるときにはかなりの抵抗があった。だが今回の借りる相手はカイラである。法外な利子などは求めてこず、貸した分を返せるときに返してくれたらいいと言われた。そのためその提案に甘えた。だが部屋を二つ借りるほどの貯えは無く部屋は一室しかない、ベッドも一つしかない。俺はこれから自分を押さえつける戦いに挑まなければならない。それが悩みの種だ。

 「お風呂あがったよ―」

 そう気の抜けた声でカイラが風呂場から出てきた。ついでに服も着替えていた。どこで一夜過ごすか決めかねているときにこの宿の前を通りかかった。そして中で受付のような人にこの宿のアメニティを説明してもらったところ、この宿には風呂がついており、着替えも用意できると言われ、カイラは、すぐにここに泊まることを決めた。だがいかんせん値段が安くなく、一つの部屋しかとることができなかった。始め、俺は別の場所にしようと断ったのだが、今から宿を探すのは難しく多少値が張るのは仕方がないと言われここに泊まることを了承した。それに今日、金を払うのはカイラだし、俺には口出しする権限はない。

 「じゃあ、俺入ってくるわ」

 そう言って俺は風呂に向かった。カイラとすれ違う時、花のようないい匂いが鼻孔をくすぐった。風呂場に入るとこれまた驚いた。それはこの世界でもシャワーというものがあることだ。だがそれは、全く見たことがないような形をしていた。というか一枚の紙が木の棒に巻き付けられているだけだった。しかし、それに触れると棒の先に青と赤の魔法陣が光輝きながら、現れその先からお湯が出てきた。どうやら魔力を感じるとお湯が出る仕組みらしい。この世界に住んでいる人たちには魔力が基本宿っており、それを訓練するかで実用するまでに至る。確かそんなことを訓練時代に聞いたような気がする。その時はそんなの全員訓練するだろうと考えていたが、どうやら訓練ができるような時間を作れるのは、かなり恵まれた家庭であり、独学で学ぶには厳しく必ず指南者が必要ということだった。

 そうして今日の一日の後半に、ついた汚れを落とし風呂場から出るとカイラが、既にベッドの上で寝息を立てていた。近寄って顔を見てみると本当に昼間の時と異なりすごく幼い顔をしていた。だがここで一つ問題が生じた。さて俺はどこで寝ればいいのだろう。さすがにカイラと一つのベッドでは寝れないし、もしそうなっても自分を抑える自信がない。だがカイラを起こして、どうするか話し合うのも避けたい。というのも、ここ数日、カイラは夜の見張り役をほとんどを買って出てくれた。そのため俺は安心して回復することができたのだが、その反面カイラは十分な睡眠がとれていなかった。今日も朝から眠そうに大きなあくびをしている姿を何回か見た。そのため今日ぐらいはしっかりと寝てほしいと思っている。となると俺が寝る位置は床しかないわけだが、さすがに床に這いつくばって寝たくはない。ので妥協点として壁にもたれ掛かる形で座って寝ることにした。

 そうして、ようやく寝る位置が決まったので座る位置を調節して体を少し丸め、ゆっくりと瞼を落としていった。

あと一回ぐらいは宿の中で書きたいです。ゆっくり進んでいこうと思います。

読んでいただき、嬉しく思います。ありがとうございました。

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