第二話 害虫は殲滅だ!! あとチート能力
害虫はね、確り駆除しないといけないんだ、確りと(迫真
「おいひぃぃぃぃぃぃん!!」
スプーンごと食べる勢いで料理を口にし、涙を流しながら感動するミシュ。
お風呂から上がり、新品のバスタオルで綺麗に水気を拭き、さらに最初に出した衣類を着せられる。
驚くほどの肌触りや、初めての感触に更に頭が蕩け、特に下着のパンツとスポーツブラに感動。
衣類を着せられると、作業用ジャケットとハーフパンツを履き、タイツと登山用ブーツで完全武装したミシュ。
さらにセミロングの髪を、可愛いリボンでツインテールにして、幼馴染系勝ち気型ツインテール美少女の完成である。
俺の目に狂いはなかったと、死んだ目の癖に自画自賛するソーマ。
そして一瞬でドラム缶などの使ったものを片付けると、今度は耐火ブロックでかまどを作成し、またも一瞬で火を付けてアイテムボックスから取り出した2個の鍋で何かを温め始めた。
温めている銀色の袋と、白と赤の包み入りの謎の物体。
それらをキッチンタイマーで規定時間茹でて、紙の皿に取り出すとあら簡単。
カレーライスの出来上がりである。
最初はその見た目に困惑したミシュだが、鼻と胃を刺激するカレーの香りと、空腹から意を決して一口。
結果はご覧の通り、泣き咽びながらガツガツ食べている。
「おいひぃれふ!」
「あぁ、お代わりもいいぞ」
自分もカレーを食べながらお決まりな台詞を告げるソーマ。
普通なら異世界でカレーライス@日本風なんて、元から無いと食べられやしない物だ。
一から作るとなると途方もない労力がかかり過ぎる。スパイスが無ければそこで試合終了だ。
だが、最近ではホームセンターでも色々な種類が売られているレトルトカレーなどのレトルト用品、災害経験からお湯や災害用品でも調理可能になったパックご飯。
ソーマはこの世界に来てから、能力をフル活用して衣食だけは以前の状態をキープ出来た。
ソーマの能力、心象風景魔力内具現型構築力、通称「ジブンノセカイ」。
神と名乗る存在がソーマに与えた、己の中で一番記憶に焼き付いている物を魔力を使用して具現化する能力。
ソーマにとって、一番記憶に焼き付いているのは家でも職場でもなく、子供の頃は毎日にように遊びに行き、社会人になってからは日々の社畜人生の潤いとしていた場所。
地方のホームセンター、生鮮食品以外はなんでも揃うと言われた、スーパー・ホームセンター。
それが、彼の能力として具現化した場所。
そしてソーマは、己の内に構築したそのホームセンター内の商品を、記憶と記録のままに具現化出来る。
無論、対価は己の魔力。
つまり、魔力さえあればホームセンターの品物を何でも具現化出来る。
ドラム缶風呂も、チャッカマンも、衣類も、レトルト食品も。
全て、ソーマの魔力で構築し、この世界へ具現化した品物である。
具現化し構築されたこれら商品は、ソーマの記憶と、ソーマの世界の記録から具現化される。
つまり、ソーマが「こんな商品」と曖昧に記憶していても、世界の記録から自動的に「〇〇で〇〇な商品」と構築される。
流石は神が与えた能力である。
とは言えデメリットもあった。
魔力での具現化故、魔力が足りなければ具現化出来ないし、商品もホームセンターで売られている一般的な商品(一部例外あり)
魔物が蔓延り、弱肉強食が基本とされる世界で、武器とするには心許なかった。
何よりその衣食に置ける優位性、これに目をつけられた結果は美人局である。
まぁ相手はソーマの能力ではなくソーマが持つアイテムボックスに偽装した袋に入っていると勘違いしたようだが。
だが何事も物は使い様である。
ホームセンターの便利道具も素材も、使い方一つでサバイバルにも生存競争にも使える。
使えるからこそ、ソーマは今生きているのだ。
「あの、ご主人様…?一体何を…?」
食事を終え、使った道具やゴミを綺麗に消して、やってきたのは昼過ぎの森の中。
割と深い森の中、ぽっかりと広場のようになった場所があり、その場所は地面がむき出しの荒れ地状態。
その手前の草むらの中から、荒れ地の方を伺う二人。
「今日の獲物はアレだ」
死んだ目で指差す先には、枯れた巨木…の根本に存在する巨大な土の塊。
「アレって…え、ギガントターマイトの巣…!?」
思わず大声を上げそうになり、慌てて自分の口を押さえるミシュ。
農村部で暮らしていたミシュ達農民にとって、ギガントターマイトは天敵だ。
何せこいつら、森の木を根刮ぎ食い尽くす上に容赦なく村へも侵入してくる。
体長50センチを超える巨体とその体の三分の一を占める顎。
そして何より厄介な数。
一つの巣で数千、規模が大きければ数万も居ると言われるギガントターマイト。
目に見えている巣は地上部の門、自分たちの巣だという目印、モニュメントである。
実際の巣は朽ちた巨木の根に沿って地中に伸びている。
巣の周辺が荒れ地状態なのは、上は食い尽くされ、下は掘り返されて穴だらけだからだろう。
「巣の規模は中型…数は2千か3千か…手頃な巣だな」
「手頃!?」
3千もギガントターマイトがいる巣なんて、中堅冒険者がPTを組んで退治するか、大きめの村総出で退治するような、そんな規模である。
これより大きくなれば、領主が軍を出すレベルだ。
それを手頃とか言っちゃう主人に、ミシュはやっぱり頭が…と確信する。
「大きくても結局シロアリ、ゴキの仲間だからな…駆除方法は色々あるが、手っ取り早く済ませよう」
そう言って取り出したのは、手動式の噴霧器(背中にタンクを背負うタイプ)と、シロアリ用駆除剤。
噴霧器は3種類取り出し、そのタンクへ駆除剤を注ぎ入れる。
そして加圧して噴射可能状態にして一番大きなのを背負う。
ミシュには、肩下げ式の加圧タイプを持たせる。
「良いか、ここを握ると液が飛び出す、飛びが悪くなったらこのハンドルを上下に何度も押し込め。押しにくくなったら十分というサインだ、そしたらまた液が勢い良く出る」
「は、はい…」
「この液は虫用の毒だ、人間が浴びても死にはしないが気持ち悪くなるからネックウォーマーで口を塞げ」
「ネック…あ、これか」
服を着せる時に付けさせておいたネックウォーマーを引き上げて、マスク状に装着するミシュ。
ソーマも同じ状態になり、手袋も嵌めて完全防備。
「あの、ご主人様、本当に毒なんかでギガントターマイトを殺せるんですか…?」
農村生まれの彼女は、ギガントターマイトの被害を良く知っている。
大事な果樹を食い荒らされ、退治しようとした村の若者がその顎で手足を食い千切られた。
そんな、農民の天敵であるギガントターマイトを、人間に効かない程度の毒で殺せるとは思わなかったミシュ。
だがそれに構わず、ソーマは噴霧器の長いノズルを構えて草むらから出て荒れ地を進み始める。
慌ててミシュがその後を追うと、二人に気付いたギガントターマイトの見張りが耳障りな音を上げ、ゾロゾロと巣から兵隊が出て来る。
「ひっ!」
「慌てるな、全身に浴びせるように吹き掛けてやれ」
見た目に似合わぬ素早さでこちらへ来るギガントターマイトに竦み上がるミシュだが、ソーマは淡々と死んだ目で先頭のギガントターマイトに狙いを付けて噴霧。
広範囲に振り撒かれた駆除剤を浴びたギガントターマイトは、最初身動ぐ程度だったが、やがて手足をジタバタし始めて痙攣するような動きをし、そして動かなくなる。
「えぇ…こんなあっさり…?」
「呆けてないでお前も振り撒け、数だけは多いんだぞ」
「は、はいっ!」
ソーマに言われ、自分もノズルを向けて駆除剤を噴霧。
振り掛けられたギガントターマイトは、動きが鈍くなり、やはりジタバタして死んでいく。
あまりの効き目に、もしかして物凄い猛毒なのではと思わず息を止めてしまうミシュ。
当然長く続かず息を吸ってしまうが、多少臭いと思うだけでギガントターマイトの様に藻掻き死ぬ兆候は見られなかった。
「ご主人様、この毒って何なんですか…私達には効かないのに…」
「専用の駆除剤だ。この世界風で言うなら、ターマイト種に特攻な毒液だな、他の虫にも効くがターマイト系には致死の毒だ」
そしてそれ以外では害ではあるが死にはしない。
これが、ソーマの能力の一端。
ソーマが記憶から構築し具現化した物は、大抵がこの世界には無い物だ。
故に、具現化で構築される際に、元の世界の記憶と記録から構築される。
性能と性質を。
シロアリ用駆除剤、これは元の世界ではシロアリ退治に使われる殺虫剤という認識だ。
これを構築する時に読み込み、具現化すると「ターマイト(シロアリ)種への特攻性能を持つ毒液」と表現される。
そう、振り掛けただけで即死する程の効果を発揮する毒液という概念の元、具現化してしまうのだ。
他にもこういった物は存在し、除草剤、これは雑草を生えにくくする薬剤なのだが、この世界で構築し具現化すると「雑草を全て枯らす毒薬」という概念の兵器に変貌してしまう。
元の世界の記憶、これはソーマだけでなく、ソーマと同じ時代を生きる人達の記憶からも抽出されている為、正確な効果ではなく認識が読み込まれてしまっている為。
雑草を生えにくくするという正確な効果ではなく、除草剤という言葉から連想される「雑草を根刮ぎ枯らせる・生えてこさせなくさせる」という認識。
故に、この世界で除草剤を撒くと、ベトナム戦争の枯葉剤よろしく無慈悲極まりない効果を発揮する。
その癖、雑草に分類される草木以外には効果無し、人体に影響がないという認識があるのだから酷い話だ。
枯葉剤のように人体に影響なく使えるというチート道具に仕上がるのだ。
「液がなくなったら後ろでボトルから補充しろ」
「は、はい…!」
タンクの容量的に先にミシュの方が無くなったので補充に下がり、その間はソーマがもう一つ用意しておいた大型のを使って防衛線を引くように噴霧。
風上から攻撃しているので、風に流れた駆除剤の効果で後続のギガントターマイトも動きが悪いし勝手に死んでいく。
荒れ地はあっと言う間に数百を超えるターマイトの死骸で埋まるが、まだ巣からは少なくなったとは言え出てきている。
「巣の入り口まで進むぞ、死骸に注意して着いてこい」
稀に生きてる奴が死骸の影から襲ってくるぞと注意と言う名の脅しを忘れずに。
先頭を行くソーマが死骸を文字通り蹴散らしながら枯れた巨木の根本に盛り上がる土山へ到達。
蟻塚のような見た目だが、実際の巣はこの土山の下に広がっている。
それにギガントターマイトの女王を駆除しないとまた別の場所で巣が作られてしまう。
ギガントターマイトを食うまたは襲われても撃退出来る魔物や魔獣が居ない地域では、一番厄介なのがこいつらだ。
この辺りで一番大きなフレンジーベアも巣を作ったギガントターマイトには手を出さないので、駆除しないと厄介な事になる。
巣がまだ小さい方なのでギルドへ依頼されているが、駆除されずに巣が大きくなる様ならその前に領軍が出動する。
が、軍が出動するとお金がかかるので、なるべく安価に済む冒険者に駆逐させたいのが上の考え。
無論、破格の報酬が出るのだが、ソーマみたいな反則がない限りは順当に厄介な相手である。
高ランク冒険者が数人、中堅冒険者がパーティー単位で挑む依頼と言えば、厄介さが分かるだろう。
それを鼻歌混じりに駆除していくソーマがおかしいのだ。
「巣から出てくるのに注意してくれ、こいつらは巣ごと根刮ぎに限る」
「は、はぁ…」
噴霧器を降ろして何やら準備を始めるソーマに、次は何する気なんだろと困惑しつつ出入り口から散発的に出てくるギガントターマイトに駆除剤を散布。
何やら赤いタンクを取り出したソーマは、周りの死骸の山に色の付いたつーんとする臭いの液体をぶっかけ始める。
死骸の大きな山に振り掛けてはそれを道のようにつなぎ、ギガントターマイトの巣穴まで繋ぎ。
そして大きな巣穴へと、同じ赤いタンクを蓋を開けて放り込む。
中から金属の拉げる音がするのを考えると、巣穴の中に居るギガントターマイトが敵だと勘違いして攻撃しているらしい。
同じようにタンクを出しては放り込み、そして巣穴の出入り口にもたっぷりぶっかける。
「よし、逃げるぞ」
「え…ちょ、待って!?」
すたこらさっさとその場を後にするソーマと、慌てて後を追うミシュ。
巣穴からは放り込まれたタンクと液体に激怒したのか残っていたギガントターマイトが溢れ出し。
「害虫は焼却だー」
棒読みで叫びながら、手にしたマッチの束を着火、走りながら周囲に振りまくと、火が付いたマッチが死骸や液体の道へ落下。
一瞬にして火が着き、そのまま液体の道を通って巣穴へ殺到する炎。
瞬く間に炎に包まれるギガントターマイトと巣穴。
「伏せろ」
「ふぎゅ!?」
荒れ地の外れの草むらまでたどり着くとミシュを押し倒して自分も伏せる。
と同時に、巣穴へ流し込まれた液体…ガソリンが大爆発を巻き起こし、一瞬で炎の渦に包まれる巣穴周辺。
周りに荒れ地しかないからと大胆なガソリン爆破である。
「いやー、虫の巣穴潰しはこの手に限るわ」
自分が愛用していたホームセンターがガソリンスタンド併設で良かったと内心笑うソーマ。
何せ半端に山間部の田舎だ、ガソリンスタンドが少ないし元から灯油を売っていたので、自然とガソリンも売るようになった店舗。
アウトドアに来た客には非常に好評だった、アウトドア用品と燃料、生鮮食品以外全て揃うのだから。
そのガソリンを具現化する際に専用のガソリンタンクへ入れて取り出せば、手が汚れる事無く使うことが出来る。
利便性の高い能力に感謝するしかない。
「ひ、ひぃぃ…地面が、地面が崩れてる…!」
「そりゃ下に巣穴が広がってるんだ、爆破すりゃ崩れるさ」
目の前の荒れ地が崩れ落ちるのを、今まで見たことがない恐怖で震えて見るミシュと、何度も、そう何度も似たような事やってきたので淡々としているソーマ。
駆除剤で殺した死骸も炎と陥没で良い具合に処理されていく。
「うぅ、臭い…」
「次からガスマスク付けるか」
ガソリンと、燃えるギガントターマイトの臭いに口元を押さえるミシュ。
流石にネックウォーマー程度では遮れないのだろう。
すっかり慣れたソーマは平然としているが。
荒れ地の地下は巣が張り巡らされ、そしてギガントターマイトの巣の中は基本的に腐った木や草で作られた湿った巣穴だ。
木のカスが敷き詰められてそれが発酵してガスを発生させ、それが引火して地下で大爆発。
荒れ地は1メートルほど沈下し、巣穴に残っていたターマイトもほぼ全滅だろう。
ただ一体を除いて。
「お、女王のお出ましだ」
「ひぃ…!?」
3メートル近くある巨体のギガントターマイトが、地面を押しのけて地中から現れた。
とは言え炎と爆発で煽られたのか、肢体のあちこちは欠損し、表面が焼け爛れている。
ギチギチと怒りの声を上げているが、その姿は本来の恐ろしさを感じさせる物ではない。
「さて、仕上げだ――なッ!!」
威嚇してくる女王へぶん投げたのは、薪割り用の手斧。
ソーマの鍛えられ、更に異常なまでに経験値を吸収した肉体から放たれた手斧は高速回転して女王へ迫り、その巨体にドカリと突き刺さり、体液を撒き散らす。
怒りのままソーマへ視線を向けた女王が見たのは、同じ手斧を何本も地面に突き立てて縦に横にと斧を投げるソーマの姿。
ドカドカドカっと切る音とはいい難い音を響かせ女王の巨体へ突き刺さる斧の山。
10本程度刺さる頃には女王は瀕死で、その場から動く事も出来なくなっていた。
「ほい、ご苦労さん」
そして、再び刺激臭のする液体…ガソリンを振り掛けられると、周囲で燃えていた火が引火し、女王の身体を焼き尽くす。
耳障りなギギィィィィという声を上げて絶命する女王と、それを無感動に死んだ目で見つめるソーマ。
ミシュは思った、やっぱりとんでもない主人の奴隷になってしまったと。
そして後悔した、この何をしでかすかわからない主人の物として生きる人生を。
「やっぱりおいひぃぃぃん!!」
「あの後で良く食えるなお前…」
そして少し早い夕飯でその後悔は飛んでった、ご主人様大好きカレー大好きの精神である。
最初にお昼にした森の入口で、街に戻る前に食事を済ませ、ミシュを伴って街へ帰還。
その間、ミシュはずっと自分の身体を、手足を動かしたりして頻りに首を傾げていた。
「どうした」
「あ、いえ、その…なんか、妙に力が漲ると言うか、前より身体が動くと言うか…」
「経験値手に入れてレベルアップしたんだろう、直ぐに慣れる」
「はぁ…」
時折わからない事を言う主人に、そういう物なのかなと納得するしかないミシュ。
この世界に、厳密なレベルや経験値という概念は無い。
無いが、似たような物はある。
先ず、この世界の生き物は魔力を持っている、使える使えないは別にして。
そしてその魔力は、肉体に影響を与える。
女性冒険者が多いのも、魔力を多く持ちやすい=強くなりやすいという理由。
そしてその魔力を鍛えると効率が良くなるが、絶対量は鍛えても増えない。
増やすにはどうするか?敵を倒す、つまり生き物を殺して相手から魔力を奪うのだ。
この魔力を経験値に置き換えると分かり易い、生き物が持つ魔力=経験値を倒して己に吸収する事で経験値が増える=レベルが上がる。
強い敵を倒すとそれだけ大量の魔力が手に入る=経験値が手に入りレベルが上がりやすい。
今現在、ミシュは大量のギガントターマイトを倒した経験値により、身体がレベルアップ、強化されている状態。
身体の違和感も時間が経てば馴染む、これらは全てソーマの経験談だ。
なお経験値は普通に生活していても入ってくる、微々たる量だが。
生き物を殺さずに生活している人なんて殆ど居ないという事だ。
「ギガントターマイト討伐完了、これ証拠の女王のア(↑)ゴー(↓)ね」
「は、はいっ、確かに確認しました…!」
ギルドにて、討伐証拠である部位を掲示すると、対応した受付嬢が唖然としつつ慌てて受理する。
中の待機スペースで駄弁っていた冒険者達も、新入りの突然の成果に目を白黒させている。
「こちら、報酬になります…」
「どーも。行くぞ」
「は、はいっ」
大量の銀貨を平然と受け取って立ち去るソーマと、その後をちょこちょこ付いていくミシュ。
この時点で、ギルド側は性格に難はあるが優秀な冒険者として、冒険者達は別の場所で成功した手練だと認識した。
カレーは最強ってはっきりわかんだね
厨二っぽい能力ってさ、なんかこう、興奮するんですよね…ウフフ…




