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4割の縁  作者: 八尋蓮
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そのようになるめぐりあわせ

 あの約束をしてから6年の月日が経っていた。

 約束した16歳になったのだ。

 変わらず東絛さんからは手紙が届いている。


 あれから僕は変わったと思う。

 東絛さんがいると思うと嫌われても大丈夫。僕の存在を認めてくれる人がいると思うようになり、人と関わりを持つようになった。

 中学では生徒会長、高校だってちゃんと通っている。

 友達も出来て前より楽しいかもしれない。



 久しぶりの東絛さんからの手紙にはいよいよ約束を叶える日が近づいてきたね。と書かれていて、僕は初めて産まれてきて良かったと思った。


 こんな僕でも愛情を向けてくれる人がいるのが、必要とされてるのが嬉しかった。



 東絛さんと暮らすことになれば、高校も変わる。今の高校を卒業できないのは悲しいけど、友達とはこれからもいつでも会えるから寂しくはない。

 園長先生は「和哉の笑顔が見れて本当に嬉しい」と泣きながら抱き締めてくれた。

 抱き締めくれたとき、僕はどれだけこの人達に迷惑をかけたのだろうと思うと、僕も泣いていた。


 約束通り誕生日に迎えに来てくれ、

 あのときと変わらない優しい目で東絛さんは迎えてくれ、これからの生活に胸を踊らせながら施設を出た。


「本当にありがとうございました!」

 感謝してもしきれないぐらい僕は幸福者だったかもしれない。















「次のニュースです。午後16時頃

 身元不明の10代とみられる男性の遺体が発見されました。状態から見て死後数年が経っている模様です」



ここまで読んでくださりありがとうございます。

下手な文章で何が言いたいんだ!などお見苦しい点がたくさんあったと思います。申し訳ありません。


このお話は縁を調べたときの意味の中に、そのようになるめぐりあわせっていうのがあり、なんか怖いって思った所から浮かび書きました。




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