婚約者に「君は正解しか言わないからつまらない」と言われましたが、その正解を書いたのは私です
「君はいつも正しい。正しすぎて、つまらないんだ」
学園の薔薇園で、セドリック殿下はそう仰った。
春の終わりの午後。噴水の水音だけが、やけに大きく聞こえる。
私の視界の端に、白い枠が浮かんだ。
『わたくしの何がいけないのです。あの娘に、何を吹き込まれたのですか』
悪役令嬢ルシエンヌ・アルトワの台詞。第六章「薔薇園の別れ」で、断罪への道が開く一行である。
書いたのは私だ。前世で、締め切り前の真夜中に。
だから、言わない。
「さようでございますか」
殿下の眉が、わずかに寄る。
「……それだけか」
「ほかに、何を申し上げればよろしいのでしょう」
「そういうところだよ、ルシエンヌ。君は何を言っても、正しい答えしか返さない。まるで、あらかじめ用意してあるみたいに」
用意してあるのだ。十年分。
殿下は、遠くを見るような目をなさった。
「ノエルは違う。この前、宝石を贈ろうとしたら、何と言ったと思う?」
存じております、とは言えない。
「『殿下の髪に、花びらがついています。そっちのほうが、ずっと綺麗』――そう言って、笑ったんだ。あんなこと、君からは一度も聞いたことがない」
当たり前でしょう、と胸の内で答える。
それは第四章「薔薇園の約束」の三択の、二番目。いちばん好感度が上がる、正解の選択肢だ。
三番目の「宝石なんて、わたしには似合いません」と最後まで迷って、二番目にした覚えがある。ディレクターに「あざとい」と赤を入れられ、それでも押し通した一行。
あの言葉が、私に向けられたことは一度もない。ヒロインの台詞なのだから、当然のことだった。
「卒業の夜会で、正式に話をする。父上にも、そう伝えるつもりだ」
殿下は踵を返し、薔薇のアーチの向こうへ消えていかれた。
卒業の夜会。第七章「断罪の夜」。
白い枠が、すうっと薄れていく。庭園には、私と噴水の音だけが残された。
ベンチに腰を下ろして、手袋の指先を眺める。
悲しいはずなのに。十年、婚約者でいた方なのに。
思い出そうとすれば、いくらでも出てくる。十四の春の舞踏会で、殿下がほかの令嬢と三曲続けて踊ったこと。あのときも枠は浮かんでいた。『殿下、わたくしを置いて、どなたと踊っていらしたの』。
本当は、少しだけ似たことを言いたかった。わたくしとも踊ってくださいませ、と。
けれど、どこまでが台本の台詞で、どこからが私の気持ちなのか、見分けがつかなくて。結局、何も言わずに壁際で微笑んでいた。
そういうことが、十年分ある。
だからだろうか。どう悲しめばいいのかが、分からない。悪役令嬢がここで泣き叫ぶ台詞なら、いくらでも浮かんでくるのに。
私自身が泣くための台詞は、どこにも書かれていなかった。
◇
前世の私は、乙女ゲームのシナリオライターだった。
『白百合の王冠』。男爵令嬢ノエルが王立学園で恋をする、よくある話である。攻略対象は五人。王太子、騎士団長の息子、宰相の息子、若い教師、隣国からの留学生。
その王太子ルートで、主人公の前に立ちはだかる婚約者。それがルシエンヌ・アルトワ――今の私だ。
正直に言えば、ルシエンヌには愛着がなかった。主人公を引き立てるための、都合のいい障害物。台詞の大半は、ひと晩で書き上げたものだ。いちばん時間をかけたのはヒロインの選択肢のほうで、プレイヤーがどの言葉に胸を打たれるか、何日も唸りながら並べ替えていた。
前世の最後の記憶は、修正指示の赤字で埋まった画面。
そこから先は、七つの誕生日に飛ぶ。王宮で殿下に引き合わされた瞬間、視界の端に、白い枠が浮かんだのだ。
『あなたがわたくしの婚約者? ふうん、思ったより冴えないのね』
自分で書いた、悪役令嬢の初登場の台詞。
言えば終わる。この一言から、ルシエンヌの破滅は始まるのだから。
七つの私は、枠を見なかったことにして、膝を折った。
「お目にかかれて光栄にございます、殿下」
それからの十年、枠は殿下のそばで何度も浮かんだ。そのたびに私は、書かれた台詞を避け、いちばん失点の少ない言葉を選んで差し出してきた。
嫉妬しない。責めない。欲しがらない。
どの言葉も、礼儀としては正しかったと思う。
ただ、そのどれにも、私はいない。
薔薇園を出た足は、気づけば王立書庫へ向かっていた。
学園の裏手に建つ、古い石造りの書庫。ゲームには一度も出てこない。背景素材の予算が足りなくて、私が企画書から削った場所だ。
だからここでは、枠が浮かばない。
この一年、殿下とうまく話せなかった日には、決まってここへ来た。誰にも見られず、誰の台詞も浮かばない場所で、何も考えずに本の背を眺める。それだけで、少し息がしやすくなる。
重い扉を押すと、紙と膠の匂いがした。
ところがその日は、奥の作業机に見知らぬ青年がいた。ほどけた本の背を、細い針で一目ずつ繕っている。銀に近い淡い髪に、袖をまくった腕。
顔を上げた彼と、目が合う。
枠は――出ない。
当然だ。この人は攻略対象ではない。私が書いた誰でもない。
「その本」
青年が、私の手元を指さした。
「逆さまですよ」
見下ろせば、棚から何気なく抜いた一冊が、たしかに天地逆になっている。
頭が真っ白になった。いつもなら浮かぶはずの一行が、どこにもない。
「……逆さまに読む練習を、しておりますの」
何を言っているのだろう、私は。
青年は一瞬きょとんとして、それから肩を揺らして笑った。
「それは、熱心ですね」
耳が熱い。
十年ぶりに、間違えた。
◇
青年の名は、フェリクス・ノール。
北の国から招かれた、写本の修復師だという。この書庫の傷んだ本を直すために、一年の約束で来ているらしい。
北の国。設定資料に「北には雪しかない」と一行だけ書いて、それきりにした国である。
「北には、雪しかないと伺っておりますけれど」
二度目に訪ねた日、私はまた余計なことを言った。
「ひどい噂ですね」
フェリクスは針を動かしながら、少しも怒らずに答える。
「雪と、本と、あとは人がいます。雪しかなかったら、私はここにいませんよ」
「……失礼いたしました」
「謝らなくていいです。そういう噂を流したのが誰か、いつか突き止めますから」
流したのは私です、とは言えない。
それからというもの、放課後の私の足は、自然と書庫へ向かうようになった。
ここでの私は、よく間違える。
糊の匂いが好きだと言って、変わっていると笑われる。彼の国の言葉で「ありがとう」を言おうとして、「おやすみなさい」と言ってしまう。挿絵の多い本ばかり選んでいるのを見抜かれ、むきになって分厚い歴史書を借りたこともある。
三日後、私はそれを返しに行った。
「読めましたか」
「……挿絵が、ひとつもございませんでした」
「でしょうね」
フェリクスは、私が間違えるたびに笑う。けれど一度も、呆れた顔はしない。
ある雨の日、彼は修復を終えたばかりの古い祈祷書を見せてくれた。
背を開くと、新しい糸のそばに、古い糸の跡がそのまま残っている。
「直した跡を、隠さないのですか」
「隠しません。どこで切れて、どう直したか。それも、この本の一部ですから」
フェリクスは、糸の跡を指でなぞった。
「間違えたところを全部消してしまったら、きっと、誰の本でもなくなります」
私は、何も言えなかった。
言葉が浮かばなかったのではない。胸に何かがつかえて、声にならなかったのだ。
その翌日、彼が尋ねた。
「ルシエンヌ様は、何がお好きなんですか」
答えられなかった。
殿下に同じことを訊かれたなら、正解はいくらでも出てくる。音楽、刺繍、殿下と過ごす時間。でもそれは、婚約者ルシエンヌとして失点しない答えであって、私の答えではない。
「……分かりません」
正直に言うと、フェリクスは針を置いた。
「じゃあ、探しましょう。急ぎませんから」
その日、私は初めて、自分の好きなものをひとつ見つけた。
ほどけた背を、彼の指が一目ずつ繕っていく。それを黙って見ている時間。
◇
書庫の外では、物語が進んでいる。
学園の回廊で、騎士団長の息子がノエル・ミュラに声をかけていた。私の視界に、白い枠が浮かぶ。今度は、ヒロインの三択だ。
『剣を、教えてください!』
『お怪我、大丈夫ですか?』
『……汗くさいです』
第三章、訓練場の帰り道。一見いちばん可愛げのある一番目は、実は外れ。剣に打ちこむ彼は、守られたがる女の子を好まない。二番目は無難。正解は三番目の、失礼すぎる一言のほうである。
書きながら、こんなの誰が選ぶのかと一人で笑ったものだ。
ノエルは、迷わなかった。
「……汗くさいです」
騎士団長の息子が、声を上げて笑う。
それで、はっきりした。
ノエルは、ひっかけの選択肢をひとつも踏まない。宰相の息子の前でも、教師の前でも、同じだった。答えを知っている人の選び方。何周も遊んだ人の、迷いのなさ。
ノエル・ミュラも、私と同じ転生者なのだ。
ただし、書いた側ではない。遊んだ側。
数日後、私はその本人と、図書室へ続く渡り廊下ですれ違った。
攻略対象のいない場所では、枠は浮かばない。ノエルは足を止め、私の顔をまじまじと見た。
「ルシエンヌ様って、もっと怖い方だと思ってました」
「さようでございますか。ご期待に添えず、申し訳ございません」
ノエルは笑った。けれど、その目は少しも笑っていない。
「……ほんとに。困っちゃいます」
そう言い残して、彼女は小走りに去っていく。
困る、という言葉の意味は、私にはよく分かった。
第七章で、王太子は婚約者の罪を暴く。教本を破いた罪と、階段から突き落とした罪。どちらも本来なら、悪役令嬢ルシエンヌが中盤で犯すはずのものだ。
私は、ひとつもやっていない。悪役が罪を犯してくれなければ、断罪の夜は来ない。王太子ルートの、いちばん華やかな結末も。
それでもきっと、夜会は来る。正解を知っている人は、正解の結末を欲しがるものだから。
罪が足りないなら、足せばいい。ノエルなら、そう考える。
悪役令嬢の罪状なら、私は一字一句覚えていた。
◇
セドリックは、婚約者の顔を思い浮かべるのが苦手だった。
思い出そうとすると、いつも同じ微笑みしか出てこない。
十二の誕生日に、一度だけ訊いたことがある。欲しいものはないのか、と。
「殿下のお心のこもったものなら、何でも」
完璧な答え。父も母も、よくできた娘だと褒めた。
セドリックだけが、目の前で扉を閉められたような気がしていた。
あれから五年、ルシエンヌは一度も扉を開けない。嫉妬もしない。責めもしない。何ひとつ欲しがらない。
ノエルは違う。
思ったことを、そのまま口にする。宝石より花びらのほうが綺麗だと言い、騎士にさえ汗くさいと言ってのける。あれこそが本心というものだろう。
だから、ノエルが泣きながら打ち明けたとき、セドリックに迷いはなかった。
教本を破られました。階段で、背中を押されて。ルシエンヌ様が、怖いんです。
あの婚約者が誰かを突き落とす姿は、正直に言えば、うまく思い描けない。
近ごろルシエンヌは、放課後になると書庫へ行くという。そこで声を上げて笑っていた、と言う者もいた。
自分は、あの婚約者の笑い声を聞いたことがない。
そう気づいたとき、胸の奥がわずかにざらついた。その感情に名前をつけるのを、セドリックはやめた。
それに、思い描けないのも当然かもしれない。
自分は一度も、あの微笑みの奥を見たことがないのだから。
◇
卒業の夜会は、王宮の大広間で開かれた。
シャンデリアの光が、磨かれた床に何重にも映りこんでいる。私は淡い灰色のドレスを選んだ。ゲームのスチルでルシエンヌが着ていた、毒々しい深紅ではなく。
広間の隅に、見慣れた淡い髪が見えた。書庫長の付き添いとして招かれたのだと、昨日聞いている。目が合うと、フェリクスは小さく会釈をした。
それだけで、背筋がまっすぐになる。
楽団の音が止んだのは、三曲目の途中。
「ルシエンヌ・アルトワ。君との婚約を、ここで解消する」
広間の中央で、殿下が声を張る。その腕には、ノエルが寄り添っていた。
ざわめきが、波のように広がっていく。
「君はノエルの教本を破り、先月の十日、学園の階段で彼女を突き落とした。弁明はあるか」
枠が浮かぶ。
『証拠はあるのですか! わたくしが、そんな真似をするはずがございませんわ!』
第七章、悪役令嬢の最後の悪あがき。このあと殿下は証人を呼び、ノエルの友人が階段で見たと嘘をつく。そうしてルシエンヌは、辺境の修道院へ送られる。
言わない。
「弁明の前に、ひとつお願いがございます、殿下」
「……何だ」
「ノエル様のお言葉を、直接うかがいとうございます」
殿下が、ノエルを見る。ノエルは小さく頷いて、一歩前へ出た。
その頭上に、白い枠。
三つの選択肢が並んでいる。どれも、私が書いたものだ。
ノエルが息を吸う。私も、同じだけ息を吸った。
「わたしは、ルシエンヌ様を恨んではいません」
「わたしは、ルシエンヌ様を恨んではいません」
二つの声が、ぴたりと重なった。
広間が凍りつく。
ノエルの目が見開かれる。私は構わず続けた。彼女と同じ速さで、同じところで声を詰まらせて。
「ただ……殿下のおそばに、いたいだけなのです」
「ただ……殿下のおそばに、いたいだけなのです」
涙をこらえる間の取り方まで、寸分違わずに。
それはそうでしょう。その間を三点リーダーで指定したのは、私なのだから。
「な、何を……」
ノエルの唇が震える。枠の中で、選択肢の光が動くのが見えた。彼女は、言葉を選び直そうとしている。
二番目。
「ルシエンヌ様にも、きっと、おつらいことがあったんですよね」
「ルシエンヌ様にも、きっと、おつらいことがあったんですよね」
また、重なる。
誰かが扇を取り落とす音が、大理石の床に響いた。
ノエルの顔から、血の気が引いていく。三つのうち、二つが潰れた。残りは一つ。けれど、それを書いたのも私だ。
彼女は、枠から目を逸らした。
自分の言葉を、探そうとしたのだと思う。
唇が開く。
何も、出てこない。
ノエル・ミュラは、この世界に生まれてから一度も、台本の外で話したことがなかったのだ。正解だけを選び続けた人には、選択肢のない場所で言える言葉がない。
沈黙が、長く続いた。
「……ルシエンヌ。今のは、何だ」
殿下の声が、かすれている。
「殿下は、予想のつかないお言葉がお好きだと仰いましたわね」
私は、ゆっくりと殿下に向き直った。
「今のノエル様のお言葉。わたくしには、一字一句、予想がついてしまいましたけれど」
「それは……」
「殿下は、正解がお好きなのですわ」
殿下の顔から、表情が抜け落ちていく。
「それと、先月の十日でございますが」
広間の隅で、一人の青年が進み出た。
フェリクスは、少しも気負わない顔で言う。
「その日の放課後でしたら、ルシエンヌ様は王立書庫にいらっしゃいました。日が暮れるまで、ずっと」
一呼吸おいて、彼は付け加えた。
「本を逆さまに持っておられたので、よく覚えています」
張りつめていた広間のどこかで、小さな笑いが漏れる。
ノエルの友人だという令嬢が、人垣の後ろでそっと顔を伏せるのが見えた。証人として呼ばれるはずだった娘だ。もう、誰も彼女を呼ぼうとはしない。
私は頬が熱くなるのをこらえて、ノエルの前に立った。
彼女にだけ聞こえる声で、囁く。
「そのお台詞、書いたのは私ですのよ」
ノエルの瞳が揺れた。
前世のどこかで、彼女はエンドロールを見たはずだ。そこに流れた、シナリオ担当の名前も。
「……うそ」
それが、彼女が台本の外で口にした、最初の言葉。
◇
婚約は、陛下のお裁きで解消された。
ただし、殿下が望んだ形ではない。確かめもしない訴えを信じ、公の場で婚約者を断じた王太子の軽率。それが、解消の理由とされた。殿下には謹慎が言い渡され、アルトワ家には王家から詫びの使者が遣わされている。
父は使者が帰ったあと、私の頭に一度だけ手を置いた。何も言わずに。それが、この十年でいちばん父らしい仕草だったように思う。
ノエルは、学園に残ることを許された。
けれど、もう誰も彼女の周りで笑わない。
卒業の夜会で、彼女の物語は終わってしまったのだ。攻略対象たちが話しかけても、枠はもう浮かばない。正解のない会話の中で、ノエルは何を言えばいいのか分からず、黙って微笑んでいるしかないという。
ひと月ほどして、こんな噂を耳にした。
謹慎の明けた殿下が、ノエルを茶会に招いたこと。黙りこんだままの彼女を前に、殿下がぽつりと漏らしたこと。
「君は、つまらないな」
その噂を、私は書庫の作業机の横で聞いた。
笑う気には、なれない。
あの方が欲しかったものは、きっと最初から、どこにもなかったのだ。予想のつかない言葉も、本心をそのまま差し出す娘も。私が書いたのは、それらしく見える一行だけだったから。
◇
初雪の便りが届くころ、フェリクスの一年が終わる。
最後の一冊を繕い終えた日、彼は作業机を片づけながら、ふと手を止めた。
「明後日、北へ帰ります」
知っていた。知っていたのに、胸の奥が、すとんと落ちる。
「……さようでございますか」
口から出たのは、十年かけて磨いた、失点しない返事。
フェリクスが、こちらを向く。
「ルシエンヌ様」
「はい」
「一緒に来ていただけませんか。修復師の妻なんて、公爵家のお嬢様には似合わないと分かっています。それでも」
彼は少しだけ、目を逸らした。
「雪と、本と、私しかない国ですが」
枠は、出なかった。
正解も、外れも、三つの選択肢も。どこを見ても、白いものは浮かばない。
あるのは窓の外を舞う、本物の雪だけ。
何か言わなければ。そう思うほど、言葉が逃げていく。
私は手近な本を一冊、胸に抱えた。
「……北の国では、本を逆さまに読んでも、叱られませんでしょうか」
最悪だ。十年分の正解を、どこかに置き忘れてきたらしい。
フェリクスは目を瞬かせ、それから、あの日と同じように笑った。
「お教えしますよ。正しい向きも、逆さまの読み方も」
抱えた本を見下ろす。
やっぱり、逆さまだった。
「……では、参ります」
声が震える。言い直したかったけれど、言い直す言葉も、どこにも書かれていない。
だから、そのままにした。
直した跡を隠さない本のように。
生まれて初めて、誰にも書かれていない返事をした。
正解かどうかは、分からない。
ただ、間違えた気はしなかった。
お読みいただき、ありがとうございました!
皆様にお願いです
ブックマークや下の【☆☆☆☆☆】をタップして【★★★★★】に
応援していただけますと励みになります! よろしくお願いいたします(^^♪




