表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣聖と心  作者: 黒白
5/8

EP5 冷たいけど、暖かい国 アイスダイヤ

ボルケーノの問題を解決して、1週間経った。

身体はまだまだ疲れている。そりゃそうだ。暑すぎた……… ボルケーノは本当に暑かった…

ハイルとはすっかり仲良くなった。どうやら本当に一緒に行動してくれるらしい。頼もしい。

ハイル「ほんと、暑かったな。今はマシだけど… 早くボルケーノ地帯を抜けなきゃな」

マイト「そうだなあ 何かいい乗り物とか、ないのかな…」

ハイル「…? 何かいるぞ?なんだあれ」

何か…何だあれ?動物?困ってそうだし助けるか…

それと、もう一つ気づきがあった。ボルケーノにあった文献によると、忌み子は動物、メカ、大体何とでも会話が出来るらしい。どうやらこの子も例外じゃないらしい。

ホルーレ「絡まっちゃったの!!! 人間、中々こんなとこ来ないから助けてほしいの」

ハイル「もう絡まるなよ〜よしよし ほら、外したから。歩けるだろ?」

ホルーレ「ありがとう!私、ホルーレって言うの!助けてくれたお礼に、乗せてあげるの!」

マイト「棚からぼたもちってやつだな…ありがとう。」

ホルーレ「こちらこそなの♪」

ホルーレはどうやら特殊な馬らしい。毛並みはとても綺麗だ。けど、どうしてこんなとこにこんないい馬がいるのだろう。不思議だ。聞いてみよう。

マイト「ホルーレ、どうして君はこんなとこにいたんだい?君ほどのいい馬、普通は主人がいると思うが…」

ホルーレ「ご主人、剣士狩り?らしくて、捨てられちゃったの。多分、まだまだマイトとかハイルと会う事はないと思うけど、会ったらすぐ逃げてほしいの とっても強いの。」

剣士狩り………にしても、こんないい馬普通は捨てないと思うが…。

マイト「そりゃ災難だったな。答えてくれてありがとう。」

ホルーレ「マイト達はいい人だと思うの!良かったらずっと乗っててほしいの」

マイト「いいのかい?じゃあ、これからよろしく頼むね。ホルちゃん」

ホルーレ「わーい!あだ名までもらったの! マイト達はどこに行こうとしてるの?」

ハイル「アイスダイヤ。どうやらあそこだけはずっと落ち着いてるらしい。まとまった休息も必要だし。」

ホルーレ「アイスダイヤ! とってもいいお国なの!ボルケーノとかは街だけど、アイスダイヤはお国なの!2人はお国に行くのは初めて?」

ハイル「初めて。多分、マイトも。」

マイト「うん、初めて。」

ホルーレ「ならこれを持って行くといいの!」

ホルーレは体を上手く使って、地図と食料を渡してくれた。…器用な馬だな…

ホルーレ「これがアイスダイヤの地図なの!決まりで、私みたいなおっきい動物は入っちゃダメだから、お外にいるの!食料は困ったら食べて欲しいの!」

………何でこんないい馬を捨てたんだろう。分からない

ハイル「ありがとう。まだ決まりはあるの?」

ホルーレ「喧嘩しちゃいけないの!それと、人を傷つける言葉もダメ!お酒とかタバコもダメなの!」

ハイル「…そりゃ息苦しそうだが、大丈夫なのか?」

ホルーレ「それ以外の娯楽があるの!行ったら分かるの!楽しいらしいの!」

ハイル「そりゃ、楽しみだな。」

道中沢山ホルーレは話してくれた。とても優しい馬だ。手放さないようにしなければ。クルスもきっと気にいるだろう。

そうこうしている内に、アイスダイヤに着いたらしい。

ホルーレ「ここなの!気をつけて行ってらっしゃいなの!」

ホルーレに手を振って、アイスダイヤに足を踏み入れた。

寒い…名の通りだな。

話しかけられた。身なりのいい女性だった。名はウルハと言うらしい。…とても美人だ。クルスと同じくらい。けど、あまり喋らない人だ。

ウルハ「………よそ者ね。いらっしゃい。案内するわ。」

ハイル「ああ、ありがとう」

マイト「ありがとう。よろしく頼む。」

歳を聞くと、僕達より4つ上だった。通りで静かな訳だ。

ウルハ「どうしてアイスダイヤに?。」

マイト「休息が必要だったんだ。この国の人は国の名前と真逆で、心が暖かい人が沢山って聞いた。だから来たんだ。」

ウルハ「あら、嬉しいわね。ゆっくり休むのよ。」

そう言って優しく微笑んだウルハは、とても可愛らしかった。

どうやら一応訓練場はあるらしい。ウルハに案内してもらった。

ウルハ「貴方達、剣士なのね。この国には腕の立つ剣士はいないの。私を除いて、ね。」

ウルハ「貴方達の戦闘を見たいわ。」

ハイルとやり合うのは幼少期以来だ。

ハイル「久しぶりに手合わせしようか。」

マイト「そうだね。久しぶりに。」

ハイルの剣技は比べ物にならないくらい上達していた。だが、僕も同じくらい上達している。簡単には負けない。

カウンターが厄介だ。先読みしてもあんまり効果がない。どうしよう。…あの手があったか。

マイト「秘技!虎狼炎剣!」

ハイル「なに?!なんだそれ!」

ハイルには奥の手を出してもいいだろう。炎を纏わせるから、少し熱いが…勝ちたい。

ハイル「なんてな。氷龍双刃!」

あっ… これは避けれない…

ウルハ「そこまで。中々見応えあったわ。」

ハイル「これで一勝一敗だな。ふん。」

マイト「…ハイルに負けるなら仕方ない。」

ウルハ「…私もその、マイトとしたい」

マイト「…君は見た所魔法の方が」

ウルハ「マイトも魔法、使えるじゃない。普段は使わないけれど。」

………実際そうだ。使えはする。得意かと言われたら……

ウルハ「いいでしょ。やるわよ。」

マイト「分かった。仕方ない。」

ウルハ「魔術 氷塊鉄鎖」

ウルハ「魔術 龍虎砕波」

マイト「?! なんだそれ?! 」

ハイル「………ありゃ俺もカウンター出来ねえな。」

ハイル「そこまで。ウルハ…余程の魔術師だな?」

ウルハ「…ええ。貴方達と一緒に行動したいの。剣士が来るって聞いて。だから手合わせを見たの。ついて行かせて。」

マイト「君みたいな人が来てくれるなら喜んで。ね、ハイル」

ハイル「ああ、よろしく頼む。」

ウルハ「嬉しいわ。アイスダイヤにはちょっと飽きちゃって あ、けど娯楽もあるのよ 行きましょう」

少し休憩して、ウルハについて行った。

ウルハ「スキーよ。した事ないかしら。」

ハイル「すきー?…?」

マイト「スキーか。少しだけ」

ハイル「すきーってなんだ? ここ滑るのか?」

マイト「ああ、そうらしい。楽しみだ。」

ハイル「なるほど。やってみるか。」

ウルハ「じゃ、お手本見せるから。」

ウルハの滑りはとても華麗だった。喋っていて気づいたが、貴族の生まれらしい。身なりも作法も綺麗だ。

ハイル「…綺麗だな。」

マイト「うん。じゃあ、滑ろう」

それからかなりの時間一緒に滑った。楽しかった。久しぶりに、心地良かった。

ウルハ「じゃ、酒場にでも行きましょう。」

マイト「久しぶりだな………」

ハイル「マイト、勝負だな。」

どうやらホルーレはお酒とかタバコは嫌いなんだろうなと思った。禁止の看板はなかった。

さ、飲むか。

この後の夜はすごかった…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ