1-4 ギャンブル
さて先立つものを集めよう。
女神とナビィは家の片付けをしてくれるそうだ。
暇になったら観ていいよと、テレビとDVDプレーヤーの使い方を教えておいた。
昔から好きな作品を集めるのが趣味だったので家には大量のDVDがラックに並んでいる。
きっかけは世代的に少年時代にレンタルビデオという衝撃に出会ったからだろうな。
当時は1本のレンタルが2000円くらいだったかな。
映画館が大好きだった私は、家で映画が観られるなんて! それもひとり1000円する映画を家でみんなで観たらお得すぎるじゃないかー!とどハマりした。
でもおこづかいが少ないから自分の好きには借りられず、いつか大人になったらレンタルではなく映画ソフトを買い集めてやると決めていたのだ。
今は配信なんて便利なものもあるが、こんなに集めてしまったからにはあとには引けないので今も変わらず絶賛収集中である。
途中からブルーレイが出てきたのでサイズが混在するのが残念なんだよなー。
いかん、はやくパチンコに行かないと!
とりあえずオススメをチョイスして並べておいた。
好きな作品にハマってくれたときの喜びってあるよねー。
3人はどうだろうか。
―――――――
さて、パチンコだが、間違いなく年齢を聞かれそうなのでクリエイトで免許の年齢を20歳に変えておくことにした。
そのうえで認識阻害の魔法・スルーを施す。
さあいくぜ!
念のため、駅ひとつ先のパチンコ店へいく。
パチンコなんて久しぶりだ。
大学時代は毎日通ったものだが、その後はたまにその名残りで弟や友達と会うときに打ったりもしたものだがすっかりご無沙汰だ。
最新台には詳しくないがまあなんとかなるだろう。
店内に入ると静かなBGM。
なんか店内もおしゃれになっている。
うーん。もう軍艦マーチやマイクパフォーマンスは流れないんだな。
まずは店内を見渡して回る。
台の上には大当たり確率を示す札が刺さっている。
1/319がどうやら一番確率が悪い、つまりは荒れる台のような感じだ。
とりあえずその中から人が少ないところに座って遊戯する。
―――最初の変動で当たった。
うおい! それほどか!
ドル箱が見当たらないのでもらおうとして、スルーを解いてから店員を呼んだら最近はもうドル箱は使わなくなったとのこと。
下皿に流し込んだら勝手に持ち球をカウントしてくれるそゔだ。
すごいな。これは便利だ!
ともあれ、ドル箱を山積みにしてしまってほかのお客さんに悪目立ちしなくて済むのはありがたい。
その後も一度も途切れることなく当たりが続く。
……というか、続きすぎている。
そろそろ切り上げようかなあと思うのだが終わらない。
わかった。これ、終わらないやつだな。
表示されている球数はすでに8万発を超えていた。
おいおい、あっという間に?
壊れているのかと思って店員さんに聞いてみると
どうやらこの台は高速出玉を売りにしている台のようで、とんでもない速さで出玉が増えるらしい。
なお、現時点の一撃8万発はすでにこの店の記録だそうだ。
素早く大量に出る短時間勝負がこの台の売りなのにエンドレスで当たり続けるとは。
その後もしばらくがんばったが、もう帰りたくなったので店員さんにもう止めると伝えて終わらせてもらった。
勿体ないと言ついいも、ホッとした顔をしていた。
そりゃそうですよね。すみません。
最終的な出玉は15万発超え。
たぶん最近の日本記録だと言われた。
換金したら50万円を超えていた。
なにこれ怖い。
後ろを振り返りつつ自宅へ帰宅。
みんなで初戦の勝利をお祝いしたのであった。
―――――――
翌日。
今日は次元の穴に落ちた曰く付きのロケ取材日だ。
引き続き認識阻害を今回はなんとなく軽めになるようにかけてみた。
「うん、存在はわかるな。見た目は若者だけどまず見抜かれないだろう/なるべくショウだって分かるように意識して発言したらいいよ」
とりあえず現場に向かってみたのだが、きっかけとなった神社が見つからなかった。
トリガーとなった神社にはなにか秘密があったに違いない。
おおよその場所から山林を抜けてみたが穴に落ちることもなく現場に近道で到着してしまった。
あれはなんだったのだろうか。
現場に着くとわざとらしくない程度に媒体名と名前を名乗りながら挨拶をしていく。
事務所の社長にも挨拶をして差し入れを渡す。
かなり付き合いの長い人だけにちょっと違和感を感じたようだがどうにか切り抜けることができた。
新人女優を紹介してもらい、何シーンか演技を確認したあとはそそくさと部下に任せて失礼した。
その後は競馬場に向かうのであった。
そして衝撃の事実。
競馬新聞の馬柱をみると着順が金銀銅で光るという負けようがないスキルが発動するのだった。
「運9,999エグいな。こりゃ負けようがない」
朝から全レースを的中し続け、資金を転がす。
5つのレースで1位を当てるWIN5も荒れてくれたおかげでなんと独り占めすることができた。
豪運恐るべしです。
50万の軍資金は半日で6億円に増えたのだった。
「エグすぎた。まあとりあえずこれでみんなの生活は安泰だな」
みんなに戦果を報告して拍手で迎え入れられた。
これで本職の仕事もほどほどに義理を果たせばよい。
近いうちに役員退任を申し入れることにした。
さてこのあとは晩ごはんを作るぞ!
創造神さまに約束のお届けだ!
今日はオレの大好きな沖縄料理で勝負だ。




