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1-3 偽装



私の家に女神と精霊がやってきた。


とても楽しく幸せなのだが、いろいろと問題が山積している。


さしあたっては私の見た目である。

かなり若返っているようなのだ。


とりあえず……病気にするしかないかな。

そしたら痩せて健康的になって戻れる。

不謹慎だけどごめんなさい。


よし解決。


会社に緊急入院を伝え、命の危険はないからどうぞご安心をと伝えて、あとはメールで逃げ切ろう。

病院は伝えなければ面会にも来れないだろう。

保険の履歴だなんだは一旦後で考える。


この作戦でいこう。



そしてナビィは見えないから大丈夫。 


収納を使うときに空中に出現する袋と、実際に出し入れするところを見られないようにしたら大丈夫だ。



あとはこの社会に馴染んでないオレの女神ちゃんだ。


まず籍がない。 


これは世間には申し訳ないけどクリエイトで偽装だな。

女神だから許してください。


あと地味に常識がないのも何かしらトラブルになりそう。

でもこれはオレが片時も離れないから大丈夫っと。

ゆっくりいろんなことを教えよう。

うん、大人のいろんなことも教えよう。


そして一番困るのは美人すぎることだ。


さっきこの街を案内しようとして連れて歩こうとしたらフラフラ付いてきちゃう人が続出した。


危ない人がそうなるのでない。

至って普通の人ですら魅了されてしまうのだ。

なんなら女性にも影響してた。


女神、恐るべしである。


ということでこのあと家族会議をすることにした。


「はい、注目。今日からこの四人で暮らすことになります」


「「「はい!」」」


「木花と咲那は、この世界では『木花咲那』って名前な」


「「はい!」」


「オレの姪っ子……兄貴の娘ってことにする」


「はーい♪ 無理がありまーす!」


「なんで?」


「湘くん、見た目がすっかり若者です♪ 同い年か下手すると弟にしか見えませーん♪」


「えー、そこまでかあ?」


洗面所へ行って鏡を見る。


おい、なんだこれ。


入院作戦も無理だろ。

痩せて細マッチョになったくらいかと思ってた。


「無理だな」

「でしょー♪」

「そうなの?/よくわからんな」


免許持ち歩いても55歳は絶対に無理。

会社は辞めるしかないか。


オレの身分証もクリエイトだな。

25歳……は微妙か。21歳くらいで再設定だ。

成人は譲れん。


「じゃあ、会社は辞めるわ。だと先立つものが必要になるな。新たな課題だ」


「はーい♪ 提案です!」


「お、ナビィ、絶好調だな! どうぞ」


「ギャンブルでイケると思いまーす♪ ナビィが前に仕えた人は運が無限大だったけど、湘くんの数値でも人間界では超絶異常値だよー♪」


「そうなの? 普通の人の運はどれくらい?」


「ケタが3つ違うよ♪」


「普通は一桁なのか!」


「その人はパチンコからの競馬とカジノだって言ってたよー♪」


「なんだその順番」


「パチンコで軽く軍資金集め。競馬はなんか組合が損しない仕組みだから気持ちが楽だって言ってガンガン稼いでたよー♪」


「なんかリアルだな。よし後でやってみるよ。ありがとうなナビィ」


「あとは木花と咲那のかわいすぎ問題だな」


「まあ認識阻害の魔法だろうな/そうだね」


「そんなのあるの?」


「普通の人には認識できなくなるんだって/居るけど意識が存在を認識できなくなるぞ」


「めちゃくちゃいいじゃん。ふたりのためにあるような魔法だな!」


「でもその魔法は持ってないんだよ/ないぞ」


「オレはないの?」


「元が持ってないからな/ないと思うな」


「はーい♪ はい!」


「ナビィすごいな! どうぞ」


「クリエイトが使えると思うよー♪ なんせレベルマックスだし! 本来は物理用の能力だけど、湘くんなら魔法にも使えると思うよー! 魔法をクリエイトすればいいよ♪」


「「「おー!」」」


ナビィ大活躍だ。

頼りになるなあ。


さっそく魔法をクリエイトして認識阻害魔法、名付けて【スルー】を開発した。


さっそくみんなにそれをかける。

同時にかければメンバー間ではなんの変化もないが、個別にかけたら本当に存在が虚ろになった。

なかなかすごい魔法だぞこれ。


戦闘中に使われたらアウトだなと言ったら、実際に戦争と犯罪が理由で禁呪扱いになったと言われた。

そのうち魔法自体が消えたのでいまは縛りはないそうだ。

うん、怒られないな!


感謝をしつつナビィにはふたりのお守りで家で待っててもらうことにする。


私は軽く資金づくりに動くことにした。

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