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薄荷少年

作者:森野なつめ
 きっかけは、工場裏のゴミ捨て場で反重力システムを拾ったことだった。

 反重力システムというのは、リニアやモノレール、エアカーなどに使われているエンジンの基幹部分のことだ。それ自体はちいさくて、僕の手のひらに載せられる小箱程度の大きさしかない。

 僕たちは興奮した。これは普通、その辺に落ちているようなものじゃない。

 それにどのメーカーも、剥き出しの反重力システムだけを売るってことは絶対にない。だからこれはかなり幸運な拾いものだった。

 「エンジンを搭載したキックボード」を作ろうとしていた僕たちは、この夢の小箱を手に入れて目標を変更した。

 ——すなわち、スタージェット計画だ。
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