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それから1時間後……

ある噂話が町中に流れた……


どうやらウチの近所に通り魔が現れたらしく、女子高生2人を刃物で刺し逃走中。被害者とされているのは女子高校生2人。


そんな噂を聞きつけ、自分の娘ではないかとヒヤヒヤしていたのか、汗をびっしょりとかいた母が私の顔を見るなり、大きなため息をついて落ち着きを取り戻す。


「本当、心配したわよ。あなたが無事でよかった」

大丈夫。私は1人でしか帰らないから被害者が2人いる時点でおそらくそれは私ではない。




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