2話 おまえ、美味そうだな
周囲の光が一瞬にして消える。
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ゆっくりと目を開けて周囲を見回す。
広がるのは一面の草原。
木の一本もない広い草原が広がり、上には青空と白い雲、太陽が浮かんでいる。
「……うん。ここどこ?」
『ここはダンジョンですよ。大丈夫ですか、お怪我などはありませんかマスター?』
「……そっか、また来ちゃったんだね。うん、大丈夫だよ。ちょっとびっくりしただけだから」
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ダンジョン。
確かにまた来たいなとは思っていはいたものの、こんなに早く来ることになってしまうとは思わなかった。
ちょっと現状把握に努めていると、背負っていたリュックがもぞもぞと動く。
「ああ、ごめんごめん!今出すからね!」
「……(……なるほど。眼鏡ちゃん、これはどういう状況なの?)」
『マスター達が街中を散策中に突然ダンジョンが出現。転移陣の範囲にいた人々の強制避難を 完了させマスターも範囲から出ようとしたのですが、間に合わずにこうしてダンジョンに転移させられました。幸い巻き込まれたのはマスターだけですね』
「……(なるほどね、ということはここはダンジョンってことなのね)」
「やっぱりここダンジョンなんだ。あの光を見たときに何となくダンジョンに関係してそうだなって思ったんだよね。眼鏡ちゃん、ここのダンジョンについて何か分かる?」
『はい。
先程からこのダンジョンについての情報を集めてましたが、ここはどうやら全15階層のダンジョンですね』
「15階層?緑光ダンジョンよりも随分と浅いんだね。ダンジョンでも結構違いがあるんだ」
『いえ、ここはユニークダンジョンですのでオリジナルダンジョンと比べれば浅くなっています』
「ユニークダンジョン?」
「……(え!?ここユニークダンジョンだったの!?まさかあれの出現に巻き込まれるなんて、運がいいのか悪いのか……)」
あれ、二人ともなんか分かってる感じなの?
ユニークダンジョンって何か特別なもの何だろうか?
『マスターはご存じありませんでしたか。となると、ダンジョンの種類から説明した方がよさそうですね。では、まず……――』
そこから眼鏡ちゃんによるダンジョン講座が始まった。
なんでもダンジョンにはいくつかの種類があるらしい。
その一つがユニークダンジョンなのだそうだ。
ちなみにボクが迷いこんだ最初に出現したダンジョンをオリジナルダンジョンといい、大まかな区別としてはオリジナルダンジョンとその他のダンジョンになるらしい。
2つの大きな違いは、ユニークダンジョンなどは一度攻略すると消滅するという点らしい。オリジナルダンジョンは攻略すると、消滅させることもできるが、これはどちらかというと移動が正らしい。
その場からは消滅するが、世界のどこかに再び出現するのがオリジナルダンジョン。
一方のユニークダンジョンなどは攻略すると完全に消滅するらしい。
さらに言うと、特にこのユニークダンジョンというものはオリジナルに比べて階層が浅いことが多く、魔物の強さは強いという特徴があるらしい。
「それじゃあ、ユニークダンジョンなんて誰も攻略したがらないんじゃないの?魔物が強くなるんならオリジナルのほうが弱くて戦いやすいんじゃないの?」
「……(確かにそうなんだけどね?ユニークにはユニークでしか得られないものがあるのよ)」
『スライムちゃんの言う通りちゃんと意味はあるんです。
まずユニークダンジョンに限っての話になりますが消滅する際に結晶化するんです』
「結晶化?このダンジョンが?」
『はい。
このユニークダンジョンの結晶が大変貴重なもので様々な用途に使用できるのです。まあ、主に使われるのはスキルの取得目的ですが』
「……(そうね。他にもアイテムの作成だったり従魔の強化とかに使う人とかもいるけれど、大抵の場合は自分の強化、スキルの取得にするでしょうね)」
「……うん、何となく分かった気がする。とりあえず、攻略するまではほとんど同じなんだよね?」
『そうですね。5層ごとのボスや、転移陣なども基本は同じです』
……なるほど
さて、ここからどう行動しようか。
とりあえず脱出を目指すことは決まっているので、目指すのは5層ごとに設置されている転移陣しかない。
しかしだ
「……(龍希、どうする?脱出なら5層を目指せばいいし、確かに通常よりは強いと言っても龍希の力ならそこまで時間もかけずに帰れるわよ?)」
「……そうなんだけどね。このダンジョンが出現したのって街中だったでしょ?お店も会社もたくさんあったし、何より駅がすぐそばにある。凄く人が多い場所なんだよ」
『……つまり、この後の行動は?』
「このダンジョン、攻略しちゃおうか!」
「『……』」
「だってこのダンジョンあったら邪魔でしょ?それに攻略したら消滅するんだったらさっさと攻略した方がいいと思うし」
「……(でも、龍希。あなたまだ戦いに慣れてないでしょ?前の時は必死だったら何とかなったようなもので……そもそも戦い方の訓練もこれからしようと思っていたところなのに)」
『そうですよ、マスター。無理はいけません。魔物はスライムちゃんみたいな不定形の魔物ばかりじゃないんですよ?人型とか、人よりもはるかい大きな魔物とかもたくさんいるんですよ?』
「うーん、そこまで言われると確かにそうなんだけどね……」
スライムちゃんと眼鏡ちゃんの心配ももっともだ。
というかスライムちゃん、ボクに戦闘の訓練させるつもりだったんだね。
ぐうぅぅぅ~
「……でも新しいダンジョンってワクワクするじゃん?それにこの前食べたスライムゼリー、すっごく美味しかったでしょ?あんな食材がいっぱいあるなんて思っただけでお腹がすくんだよ~」
「……(さっきあんなに食べたでしょうに……)」
「でもでも、スライムちゃんだって美味しいもの食べたいでしょ?ひょっとしたらあのケーキよりも甘くて美味しいものがあるかもしれないんだよ?食べたいでしょ?」
「……(……まあ、確かにそうだけど)」
『スライムちゃん。ここはマスターの意見を尊重しましょう(それに、ここでユニークダンジョンを逃すのは惜しいです。ユニークダンジョンは滅多に出現しませんし、ここを攻略すればマスターを大きく強化することができます。それにマスターの訓練もやりやすいのではないでしょうか?)』
「……(……仕方ないわね。龍希のお腹も賛成しているようだし(……それもそうね。実戦で鍛えたほうが上達も早いでしょうし))」
「うう、スライムゼリーの味を思い出したら抑えられなくて……でも、そうと決まったら行こうか!」
『下への階段までは私が案内しますね。魔物の警戒についてはスライムちゃんが行うので、マスターはいつでも戦えるようにしておいてくださいね』
「了解!」
ということで、ダンジョンを攻略することになった。
「それにしても、ダンジョンの中なのに空があるって不思議だね。前の時は完全に洞窟だったし」
「……(そう?私たちにとってはそういうものだからとしか思ったことがなかったから。そう考えると、不思議ね。眼鏡ちゃんはどう思う?)」
『そうですね、ダンジョンの風景を決めているのはダンジョンを出現させた存在、つまりは星の意思になります。もともとが星をつかさどっている超常の存在なので、こういうことがあっても不思議ではないでしょう。私でもここら辺の仕組みの解析は難しいですからね』
「へぇ~そうなんだ。でもさ、魔物ってそもそも地球上には存在しない生き物でしょ?星の意思さんは魔物の情報なんてどこから持ってきたのさ。魔物を作っているのも星の意思さんなんでしょ?」
『作っている、というと少し違いますがダンジョンに出現する魔物を設定しているのは確かに星の意思ですね。どうやってとなると……すみません、そこに関しては言うことができないようです』
「ああっごめんね!?いいんだよ、無理に話さなくても!そこまで知りたいってわけでもないから」
「……(私もダンジョンに関しては知っていることも多いけど、魔物関連はさっぱりね。同じ階層にいた魔物はやけに攻撃的だった気がしたけど)」
『ダンジョンを攻略していくと分かることなので、そこら辺は大人に任せるのがいいでしょうね。魔物はダンジョンへの侵入者を攻撃するように設定されていますから、その点で言えばスライムちゃんはかなり特殊な個体ではありますね。知能もスライムとは思えないぐらい高いですし、意識はっきりしています』
「じゃあ、魔物ってビックスライムの方が普通なんだ。なんかすごい敵意向けてきてたし」
『そうですよ。
ですから魔物が全部スライムちゃんのようだと思ってはいけませんからね?』
「……(……あのデカ物、次会ったら潰す)」
「あ、あはは大丈夫だよ」
スライムちゃんの恨みは深いようだ。
あのでっかいのにダメージ与えられてなかったもんね。きっと悔しいんだだろう。
『マスター、魔物の反応があります。そこまで強い個体ではないでしょうが、注意して下ささい』
眼鏡ちゃんの注意に、スライムちゃんがボクの一歩前に出る。
すると、目の前にある背の高い草むらがカサカサっと動く。
警戒しつつ、スキルを発動させる準備を始める。
「眼鏡ちゃん、出力1%でお願い」
『諾です。
スキル<食の加護>を出力1%で発動します』
スキルが発動し、体から力が湧いてくる。
それと同時に、草むらの中から何かが飛び出してきた。
ボクが行動するよりも早く、スライムちゃんが飛んできた物体を触手を使って弾く。
地面に落下し、動きが止まったことでその物体の正体が明らかになった。
「これは……ウサギ?」
一見ただのウサギに見えるのだが、額から2本の角が縦に並ぶようにして生えている。
とっさにウサギと言ってしまったのだが、これはウサギなのだろうか?
『こいつはホーンラビットですね。マスターの世界に存在するウサギに近いといはいえ、ちゃんとした魔物ですので油断しないでくださいね』
「分かったよ!」
「……(それじゃあ、龍希。これから魔物と戦うための訓練を始めるわよ)」
「え、今から?」
「……(ちょうどいい相手が出てきたんだもの。さっ、もたもたしてると攻撃が来るわよ!)」
スライムちゃんの言ったとたんに、体制を立て直したホーンラビットが襲い掛かってくる。
頭についている角で相手を刺そうする突進である。
それを半身をずらすとこで回避する。
「……(それじゃあ、まずは相手の動きをよく見る事。周囲の警戒は私たちがやっておくから龍希はその敵に集中しなさい)」
言われた通りホーンラビットの動きをよく見る。
前に動物園に行ったときに見たウサギと同じぐらいの大きさ。速さはそこまで早くないと思うんだけど、ウサギが走ってるところ見たことないから分かんない。
それでもビックスライムとは比べるべくもない速さではあるけど。
「……(そうして、動きをしっかりと見て隙を見つけるの。確かに龍希なら力のごり押しでも勝てるでしょうけど、そんな戦い方を教えるつもりないわ)」
「……はい!」
「……(いい、よく覚えておきなさい?あなたの力は確かに強力無比よ。でもね、それはあなたの余剰カロリーを消費しているからこそなの。もし、力を使いすぎて必要最低限のカロリーさえも使ってしまったら死ぬわよ)」
「……」
「……(怖いことを言うようだけれど、これは事実よ。しっかりとそれを理解したうえで戦いなさい。もっとも、そんなことにさせるつもりはないけれどね。余剰カロリーの管理は眼鏡ちゃんがしっかりしているし、私も力の使い方をきちんと教えていくつもりよ。だから安心なさい)」
『マスターの余剰カロリーは常に私が管理しているので、マスターにも見えるようにレンズに表示させておきますね。そちらも意識するようにしてください。危なくなったらスキルは強制的に解除しますので、気を付けてくださいね?』
「……うん、2人ともありがとう。2人がそんなにボクのために頑張ってくれるんだったら、ボクも頑張るね!」
2人のサポートのおかげで安心して戦えそうだ。
と言っても自分でもしっかり意識するようにしないとね。
意識を切り替えて、目の前の敵に集中する。
迫ってくる攻撃を避け、時には相手のしてくるトリッキーな行動にもどうにか対応する。
「……(そろそろ意識が戦闘に切り替わってきたわね。じゃあ、その見つけて隙に向かって攻撃よ)」
「攻撃?普通に殴ればいいの?」
「……(まあ、そうなんだけど。あなたの戦い方は拳での超接近戦だから、もし攻撃を外したり、決められなかったら危険なのは分かる?)」
「うーんと、反撃されるから……かな?」
「……(そうね、攻撃した後あなたは相手に大きな隙をさらすことになる。だからあなたが攻撃をするなら一撃で瀕死に追い込むか、そうでなければ一撃打ち込んだら即離脱すること)」
「ふむふむ」
「……(この相手なら一撃必殺が狙えるはずよ。まずは隙を見つけて、そこに攻撃を叩きこむ。今の出力なら……全力で打ち込んでみなさい)」
「はい!」
まずは隙を探す。
そういえばさっきスライムちゃんは攻撃した後は無防備になると言っていた。つまりそれは相手も同じこと。こういうのなんて言うんだっけ?
そうだ、カウンターだ!
ウサギらしいすばしっこい動きをしつつこちらに近づいてくる。
それをいちいち目で追っていたのだが、だんだん目が疲れてくる。
それを何とかこらえつつ動きを追う。
すると、ウサギが攻撃に移る。
ジグザグに動いていた勢いそのままに、これまでよりも勢いを増して突進をしてくる。
それに対して、ボクは最初と同じように半身になって避ける。
ただ、そこで下げたほうの足をぐっと踏み込んで同じ側の拳もぎゅっと握る。
そして、さっきまで体が合った場所を通過していくホーンラビットの下から思いっきり拳を振りぬく。
アッパーみたいな感じだね。
手に何かを潰すような感覚が少しあって、振りぬいた勢いそのままにホーンラビットが上へと打ちあがる。
そして、落ちてきたホーンラビットは少し身じろぎした後動かなくなり、光になって消えてしまった。
「……ふぅ~――」
「……(よくやったわ龍希!ナイスカウンターだったわね!)」
『お見事ですマスター。
うまい具合に決まっていましたね』
「……何とかなった、って感じかな。それになんかビックスライムの時とは違って生き物を殴ったんだって感覚が凄く強くて、ちょっと……」
「……(それは普通の感覚よ。魔物とわいえ生き物を殺したんだもの。でもね?命を狙ってくる相手にまでそんな気を使ってやる必要もないのよ?)」
「……そうなんだけどね。でも、どうしてもあの感触が手に残って……」
「……(別にその感触に慣れろとは言わないわ。それでも、あなたがダンジョンに潜る気持ちがあるのならそれは避けられないことなのよ。だから、必要な時にいつ様なことができるように頑張りなさい。こればっかりは私は直接のサポートは出来ないから)」
「……うん……よし!ボク、頑張るから。二人も協力してくれる?」
「『もちろんよ(です)』」
「それじゃあ、戦利品を見に行こうか!ドロップアイテムっぽいのも落ちているし」
今すぐに切り替えるのは、ちょっと難しいけどちょっとずつ頑張ってみる事にする。それに、それでもまだダンジョンに行きたいって思っちゃうからね。
ともあれ、まずはさっきのホーンラビットが落としたドロップアイテムの確認に行く。
前に宝箱を開けたときにも思ったんだけど、ドロップアイテムとか宝箱とかにすごくワクワクすることに気が付いた。
「ええと、これは……角かな?眼鏡ちゃん、鑑定お願いね?」
ホーンラビットが消えた場所に落ちていたのは、額に生えていたであろう角が一本であった。
『諾です。
鑑定……鑑定完了。マスターの言った通りこれはホーンラビットの角ですね。ちなみに食用可ですね』
「ほんと!?じゃあ、食べてみていい!?」
『まあ落ち着いてください。食用可と言ってもそのままでは食べられません。食べるには、適切な温度の水で一定時間ゆでる必要があるようです』
「えっお湯なんて持ってないよ!?食べられないってこと……?」
「……(お湯なら私が出せるわよ?魔法を使えば温度を保つことぐらい訳ないし)」
「さすがスライムちゃん!早速食べようよ!」
『……周囲に魔物の反応なし。そうですね、ここらで休憩をはさみがてら食べてみましょうか』
角なんて食べたことないけど、どんな味がするんだろう?
そもそもこんな固いの食べられるようになるんだろうか?
『温度は……もうちょっと高め……はい!それでいいです。その温度の維持をお願いします』
「……(了解よ)」
『では、マスター。その水球の中に角を入れてください』
「はいはーい!」
スライムちゃんが空中にお湯の球体を作ってくれたので、眼鏡ちゃんの指示に従ってその中に角を入れる。
すると、お湯に入れてすぐに変化があった。
なんと、真白だった角がほんのり赤くなっていたのだ。
「うわぁ!!すごいよ!!なんか赤なってきたよ!!」
『この状態のまま3分待てば完成です』
「味!これってどんな味がするの!?」
『それはご自分で食べて確かめてみたほうがいいでしょう。楽しみは取っておきましょう?』
「分かった!」
3分が待ち遠しい。
その間じっと水球の中の角を見ていたが、徐々に赤みが増していき角に刻まれていたネジみたいな模様の部分から表面がふわっとはがれ始めたのだ。
完全にはがれはしなかったけど、少し手を出せばするっと向けてしまいそうである。
『そろそろですね。マスター、確かハンカチを持っていましたよね?それを地面に敷いてください。それからスライムちゃん、私が5カウントをしますので0になった瞬間に角を取り出してくださいね。それでは5……4……3……2……1……0!』
眼鏡ちゃんのカウントに合わせてスライムちゃんが水球の中に触手を伸ばして角を取り出し、それをハンカチの上にのせる。
角からは湯気が立ち上っており、なんだかいい匂いがする気がする。
「これ、もう食べていい!?」
『いえ、まだです。その表面の皮をむいて、食べるのはその中身です。熱いので気を付けてくださいね?』
指先でさっと触ってみると、確かに手に持つにはちょっと熱い。
しかし、早く食べてみたいという思いがはやって多少の熱さは気にならない。
表面の部分をむこうとはがれているところを摘まむと、特に抵抗もなくするするっとむけていく。
その中には最初の色と同じ白い中身が見えた。
途端に甘いにおいが漂ってきて鼻腔をくすぐる。
「いただきまーす!」
向いた箇所からかじってみる。
もちっとした感触があり、ちょっと溶けたマシュマロみたいな感じがする。
味は、そのまんまマシュマロに近いと思う。
もっちもっち……
もぐもぐ……
……ごくんっ
「おいしい!!ゆでる前はすんごく硬かったのにこんなに柔らかくなるなんて。それにお菓子みたいにおいしい!はい、スライムちゃんも食べてみて!」
「……(どれどれ……うん!確かに美味しいわね!さっきのケーキと同じぐらい美味しいわ)」
『地球で言うところのマシュマロに近いかもしれませんね。甘味としてとても優秀ですね』
「でも、結構厳しい時間の管理とか温度管理とかが必要なんだね」
『いえ、確かに温度や湯で時間で味は変わりますがそこまでの違いはありませんよ。初めての人でも十分に美味しく作れます。ただ、マスターには最高の状態で食べていただきたかったので、今回はきっちりと作りましたが』
「そっかぁー、ありがとう!スライムちゃんもありがとうね!」
ホーンラビットの角で小腹を満たしながら休憩時間を楽しんだ。
と、言うわけで第二話でした。
いかがでしたでしょうか?
台風が近づいてきているので、皆さんも充分にお気をつけてお過ごしください。
それではまた次回もお楽しみに!
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