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堕天使の詩  作者: ピーコ
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堕天使 其の六

あなたの為に、あなたが仕組む罠に、わざとかかってみたの。


これで、あなたは、満足かしら?


これで、あなたの思うままに、仕組んだように、上手くいくかしら?


わたしは、これから、あなたが計画通りに事が運ぶかどうか、ここで見ているわ。


もし、失敗しても、成功しても、わたしだけが、あなたを、讃えてあげるわ。


あなたが、わたしをそうさせるの。


あなたのその見事な計画に、賛同したの。


わたしは、生憎あなたの敵でしかないけれど、わたしは、あなたを敵とは、思わないわ。


あなたに、心酔しているから。


だから、あなたの罠に、喜んで掛かってしまったの。









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