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堕天使 其の四十五
止まった時計のように
私のこころの時計も止まり
ただ色褪せてる
何事も無い日々だけが
過ぎ去ってゆく
日々過ぎ去ってゆく時間が
無情にも私に
老いを実感させ
永遠である時が
私たち生ある生き物には
有限で限りがあるのだと
教えてくれる
いつまでも
若い時のままでは
無いのだと
気づいた時は
もう
手遅れなんだと言うことを
今
痛感している
私がいる
これから先
どうするべきか
有限である時を
いかに
有意義に老いと共に
過ごして行くのか
そう
考え始め出したら
若い時にやりたい事が
たくさんあった事に
気がついて
まだ
年老いても
やれる事があるのだと
気づかされた
その今
やりたい事に
溢れている私がいる
今まで
色褪せてた日々が
色彩鮮やかに
戻り
私のこころの時計も
また
動き始めた




