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堕天使 其の三十七
孤独という
狂おしいほどの
長い夜を
日々重ねて
どれほどの歳月が
過ぎただろうか
お前の居ない日々に
いまだ
慣れる事は無いと
思っていた
慣れてはいけないと
思っていた
たが
長い月日が経つほどに
俺は認めたくないが
慣れだしている
お前の居ない日々に
忘却という時間と共に
忘れていく過去に
忘れてはならないお前が
過去の人になり
次第に記憶にすら表に現れず
消えていく
俺はお前をいつか完全に
忘れてしまうのだろう
ただ
そんな俺を俺だけが
今
責めている
それすらも
過ぎ去る過去に飲み込まれ
記憶にすら
残らなくなるのだろう
どんなに
お前を愛していても




