おはよう
あなたの声で
目を覚ます──
一日の始まりが
こんな幸せで
いいのかと
お布団かぶって
ニヤニヤ隠す
「おはよう」
この声を
何回だって
聞いていたいから
どうしよう?──
もう少しだけ
寝たフリ
しようかな?
頭を撫でてくれて──
ホッペをツンツンされて──
それでも起きない
ワタシにあなたは──
「しょうがないなぁ」
呆れながらも
弾んだ声
「他に起こす方法は
一つしか知らないんだけどなぁ」
一瞬の静寂
そして
あなたの唇と重なる
ワタシは
今起きた体を装って──
「おはよう」
「ホントは起きてたでしょ?」
「……うん」
朝からイチャイチャと──