18・夜のワンダホー!
こんにちは。
ついに、夜のワンダホー!の正体がわかります。
夜のワンダホー!の設定を変更しました。
派手な店がと言ったが、本当に派手な店であった。
煉瓦っぽい壁がピカピカ輝いており、店の上には大きな看板があり、『夜のワンダホー!』と書いていて看板に凄い数の色とりどりの電球がついており、チカチカと光っている。
私は店をポカーン!と口を開けて眺めていた。
「ようこそ!イケメンとお話しするカフェ、夜のワンダホー!へ!!」
私が見上げていたら、いきなり声をかけられたので、びっくりした。
声のした方を見てみると、スーツを着たイケメンが私の方を見ていた。イケメン?カフェ?聞いたことない言葉があり、私は全然わからない。
「えっと・・・。私、夜のワンダホー!に遊びに来たのだけど・・・・。」
私はおどおどした感じで男性に言った。
「そうですか!そうですか!ささっ!こちらへどうぞ!」
スーツ姿の男性の右手は私の背中を押し、左手は手をパーにして前に出しエスコートしてくれた。
ガチャリ!
「1名様、お嬢様をご案内!!」
「「「いらっしゃいませ、お嬢様!」」」
店の扉を開けスーツ姿の男性は大声で叫ぶと、店の中からたくさんの男性の声が聞こえたのであった。
私は綺麗にハモった『いらっしゃいませ!』に驚いてしまった。
「本日は夜のワンダホー!にお越しいただきありがとうございます。当店をご利用されるのは初めてですね?誰かご指名とかおられますか?」
奥から別のスーツ姿のダンディーな男性が出てきて一礼して話始めた。
「えっ?えっ?ごめんなさい。私、いろいろと分からない。」
私はなにがなんだか分からなくなり、パニックになってしまった。
「そうですか。かしこまりました。どうぞ、こちらへ。」
訳が分からない私に説明がなく、ダンディーな男性は深々と頭を下げ、180度向きをかえる。そして、ゆっくりと歩き始めた。私もその後をついていく。
店の中を更に進むと、そこは薄暗くうっすらと綺麗なネオンが光っていた。一番奥には小さなステージがあり、落ち着いた曲を演奏している男性が数名いた。
「あっ!花ちゃんだ!おーい!」
私が驚いたような顔でキョロキョロしながらダンディーな男性の後ろを歩いていると、ふわふわとしてそうなソファーに座っている一人の女性が手を降ってきた。
「あっ!霧子さん。」
そう、手を降ってきた女性は、同じ猫でありOLっぽい服を着ている霧子さんであった。霧子さんの両側にはイケメンなスーツ姿の男性が座っている。
私は霧子さんに歩きながら手を降りつつも不思議そうな顔をするのであった。
「こちらへお座りください。」
ダンディーな男性に案内されたのは誰も座っていないソファーとテーブルがある場所であった。
テーブルの上には洒落た蝋燭と小さな丸い布みたいなのが置いてあった。
「チーッス!俺はルドリア。よろしくな!」
私がソファーに座ると同時にスーツ姿で男性にしては長髪の茶髪イケメンが来て、いきなり私の隣に座ってきた。
「飲み物は何にしましょうか?」
私の隣に座ったルドリアは飲み物のメニュー表を私に見せた。私はいまだに何の店なのか分からずにいたのであった。