17・反応
夜のワンダホー!の場所は私がいる場所から少し遠かった。そのため、夜のワンダホー!に向かっている途中でいろんな猫に会ったのだった。
私が夜のワンダホー!に行くと話したときの反応が面白かったので、紹介したいと思う。
~猫その1・髭を生やしたおっさんゴンゴドラス~
「がっはっはっは!夜のワンダホー!に行く?誰が?お前が?がっはっはっは!」
ゴンゴドラスはお腹を抱えて笑いだし、そのままフラフラとしながら去っていった。
~猫その2・がりがりに痩せているエディバー~
「シャー!僕はあそこが大嫌いだ!」
威嚇をするほど嫌いなのか!
~猫その3・金髪ウェーブのお嬢様シャテット~
「ちょっと、あんた!あそこに目を付けるなんてやるじゃん!べ、別に誉めていないわよ!」
本当にツンデレです。ありがとうございます。
~猫その4・暗い少女、霊幽~
「そう・・・。よかったね・・・」
全く興味がなさそうだ。
~猫その5・長い名前ウェル(略)五世~
「あそこは僕ちんの敵だね!」
ウェルはその言葉を投げ捨て去っていく。
~猫その6・顔黒のペリコ~
「ええー?花が夜のワンダホー?ちょーウケるんですけど!あっはっはっは!」
ペリコもお腹を抱えて笑いだした。そして、ゴンゴドラスと同じでフラフラとしながら去っていった。
~猫その7・ポパット、もとい、シスター・キャット~
「不潔です!破廉恥です!花さんがそんな人だったなんて!」
そういって涙を流し走って去っていった。
~結果~
意味がわかりません。
私がどんな店か聞こうとすると、必ず話の途中でみんな去っていく。
「と、とりあえず行くしかないよね」
私が独り言を言っていると、気がついたら夜のワンダホー!の近くまで来ていることに気付く。
そう、私の目の前にある道を右に曲がったらすぐそのに夜のワンダホー!があるようだ。
私の足は一瞬止まる。
他の猫たちの反応からとても夜のワンダホー!の想像ができない。一体どんな店なのだろうか。私は近くまで来てとても不安と恐怖でいっぱいになってしまった。
しかし、今日出会った猫たちの事を冷静に思い出す。猫たちは犬のところに行く私を止めようとしなかった。っということは、想像しているよりは怖くない場所かも?
そう思いながらも、恐る恐る角を曲がってみる。
すると、そこは・・・・・・。
とても派手な店が一件、建っていた。