押さえの要!太郎君!
初めての投稿になります。
わからない事が多く、緊張していますが、よろしくお願いします。
楽しい、笑える内容にしました。
このままではまずいな…逆転される。
私はプロ野球チーム、荒くれサイダースの監督だ。
ゲームは9回裏、相手チームの猛攻が続く。
ピッチャーのささかまは球威が落ちている、よし、ピッチャー交代だ。
今の劣勢を覆してくれるのは、押さえの要…太郎君しかいない!!
私は、ピッチャー交代の指示を出した。
「ピッチャー、交代ー」
アナウンスが告げる。
「ピッチャー、ゴリラの太郎君ー」
そう、彼はゴリラだ。二年前、ある動物園に行った時、美しいフォームで私に汚いものを投げてきた…その投球フォームに一目ぼれし、私は彼をスカウトしたんだ。
年俸、バナナ30本で。
さぁ、太郎君!この試合、頼んだぞ!!
太郎君がマウンドに立つ…大観衆の中、まったく動じない太郎君!やはり私が見込んだ男!
キャッチャーのサインを見る太郎君…うん、わからないよな…いいんんだよ!太郎君!君の好きにしなさいね。
ボールを太郎君は掴み…落とす!…大丈夫!ゆっくり、ゆっくりで良いから!!
今度はお尻に手を当て、何やら踏ん張っている…そうか、太郎君はボールを作成してるんだな?相手チームのバッターよ!!太郎君の魔球が打てるかな…!?
さぁ!太郎君振りかぶって…投げた!!
勢いよく放たれた魔球は…放物線を描き…
バッターの顔に、命中した。
…それが、乱闘開始の合図だった。
読了感謝です!
感想を、おまちしてます。