第二章 二節 〜3時間目 [魔法強化1] 4時間目 [魔法歴史1]〜 〜勉学に励みます〜
一日長いね…
3時間目は[魔法強化1]の時間である
あれ?ヨークは?
ヨーク「おふひぇはひふぁ(遅れました!)」
遅れたくせに…なぜか口にはパンを咥えている
美味しそうじゃなくて羨ましい…
アモウズ先生「明日からパン禁止にさせますよ?」
ヨーク「ふいふぁへん(すいません)…」
アモウズ先生「今回は魔法の強化の仕方です」
先生は下のようなことを話した
精神操作系は、重複して発動することで威力を増す
魔力放出系(攻撃、防御)は、単純に魔力放出量を上げることで強くなる
それに加えて、スキルは、自分に縛りをかけたり、調節を完璧にしたり、使い続けることで、効果を増すと言う
魔力暴走が起こると、大きくなりすぎて、逆に自分が危なくなると言う。
ヨーク「zzz…」
うん…聞こうね…パン食ってたヨークくん…
マリアス「魔力には限りがあるし…」
グリウス「ふん…本気を出せば…」
クララ「1m範囲なら凍らせられる」
メリオス「破壊は…効果範囲小さい…」
私はこれ以上強くなると、目立ったり、バレる可能性もあるので…と、
しれっといつもの魔法を打とうと思っていたのだが…
アモウズ先生「私が防御しますので、撃ってみてください」
ここでグリウスがやらかす
すごい魔法とスキルを使ったのだ
アモウズ先生「1番、グリウスさん」
グリウス「魔力超過過密形態」
周りの空気が震える
ヨーク「うお!?なんだ!?」
ヨークが圧迫感で起きた…
グリウス「我が名を持って実行す!地獄の業火ここに現れろ![ヘブンズメルト]!」
やばい…これ撃つと危ないと思いますが?
アモウズ先生「あは!すごいねえ。来い!」
グリウス「奥義![ヘブンズメルト・パニッシャー!]」
もう1段威力が上がった魔法を先生が受けられるのだろうか?
私は、一応能力を解放し、先生に終曲を付与しといた
アモウズ先生「これはヤバイねえ…」
と先生が言った瞬間、終曲の効果で魔法が消えた
先生「あれ?防げた」
私が魔法を付与して良かったみたいだ
アモウズ先生「2番、アリスさん」
私が真似したいなと思ったからか、あの言葉が暴走?を始める
[代行者、実行します]
私「魔力極化過密形態!」
私の口が勝手に呪文を叫ぶ…それに
うん?なんか違うような?さっきより圧が強い…
私「我が名を持って実行す…火よ…深淵に染まれ………」
うん?なんか転生前にアニメで見たような言葉を唱えていく
私「……エクスプロージョン!」
やっぱりね…
[終わります]
はいはい…転生前のセリフを使うのはやめようね…それっぽいけど…
アモウズ先生「うおっ?!」
アモウズ先生と、私の終曲でも余波は防げなかった
先生の青色の髪が少し焦げた…
私「あ!すいません!」
アモウズ先生「こんな高等魔術を使う中等部が、2人もいるのだな…嬉しいよ?、ここからもっと強くなるんだから…」
私はこれ以上チートスキルを使うとまずいと思い…
兄が言っていた病気を装うことにした
私「すいません…さっきので魔力操作不良が発生したみたいで…」
魔力操作不良とは、魔力が使えなくなる一定期間のことらしい
アモウズ先生「なんだって!?魔力が使えるようになっても弱い魔力放出になってしまうから…あの魔法使えなくなるかもしれん…」
先生がちょうどよく説明してくれた
私「ホントなんですか!?なんで…!!」
私は嘘を使い、今からは、魔法を家で覚えることにした
…
……
他の子はリタイアした…
さっき1時間目で使った魔力が回復していないらしい…
グリウスと私は、別格扱いである…
まあ、魔力操作不良が起きたことにして、私はさっきグリウスに
グリウス「俺についてこようとして無理させたかもな…」
と言われてしまったし、みんなからも信じてもらえたのでいいだろう!
次は4時間目だ
アモウズ先生「それでは[魔法歴史]を始めます…しっかり話を聞いてくださいね〜」
???先生「魔法とは、はるか昔…魔物を倒すために開発されたものである。おっと…
申し遅れたね…校長の[疾風のガリス]だ」
一同「ガリス!?」
[疾風のガリス]という人は、家の本で見たことがある、確か勇者と共に魔王に立ち向かった人だ
魔力がない代わりに、人の魔力を全回復させれるスキルをもっていたからである。
だが、最初に気づかれて、勇者より先に倒されてしまったらしい…
どうやらみんなも知っていたようだ
今は黒髪の青年に見えるが、私も知らないスキルだろう
ガリス先生「そんなに驚くな?始めるぞ…」
全て家の本で知っていたので眠くなってしまい、あまり話を覚えていないが、
スキルはなぜか現れた特異体質の子孫がスキルを持ち、この国の人と結婚したおかげか、この国は、スキルを持っている人が多いと言う
魔力は、限界まで使うことで逆に強くなって
魔力操作不良を乗り越えると、強くなると言うが、子供では、長らく治らないらしい
ーー…zzz
その後、私は、疲れて寝た…
?「おーい…ご飯食べよ?」
私「んげ?お兄ちゃん、ごはん?」
目を開けると前にグリウスがいた。
グリウス「全く…寝るなよ…あと、俺はおにーちゃんじゃない!
…///とにかく、一緒にご飯食べようぜ!」
これは、貴族様からの好きアピールじゃ?
私「いいよ?行こ!」
私は食堂の食べ物を楽しみにしながら、そこに向かうのであった
内心、グリウス耳真っ赤でかわいい…!
[次回に続く]
グリウス「5時間目と、放課後、寝るまでは、待っててくれ…」
アリス「言おうと思ったのに!ムキー…!」
作者「俺が言うセリフ取らないで…2人とも…」