第一章 三節 〜魔法学校?に入学しました〜
私は、どこの学校かよくわからないまま、制服?に着替えさせられ、
写真を大量に撮られ、家を後にした
私「その学校で学ぶことって?」
メデス「当然だろ、勇者になるためのスキルを身につけるんだよ!
僕は、この魔王派と、勇者派で分かれている世界を変えたいと思っている」
兄が熱く語り出したのはこの国の歴史だ。
かつてこの国は、人と魔物が両立して暮らせる理想の街だった
しかし、ある日生まれた強大な存在
今の魔王だ…
魔王は、権力を上げ、魔王派という集団を作り、遠い地に城を作り、魔物を定期的に攻めさせてくる。
そのなかに、魔物を全て一人で倒した男がいた。
前勇者だ
その勇者は、一人で魔王城に行き、魔王を圧倒した、しかし、魔王の奥義と、勇者の奥義では、格が違ったらしく、勇者は、片手を失い、なんとか魔王城から逃げ延び、
戦闘を教えながら、ギルドマスターを務めていると言う、
魔王も、傷を負ったもののもう回復していると言う。
前勇者に次ぐ勇者を作るためそこにつくものが私たちなのである
と。
「誓いの挨拶!
1番![グリウス.オンバート君!]」
グリウス「はい!」
すごい!貴族の出身の子もこの学校に通っているのか!
グリウス「私たちは、この学校生活の中で、数多のスキルを身につけ、勇者となるため日々精進すると誓います!!」
私、いや、私たちは、その子の背中を勇ましく思った。
同時に、私は魔物に殺されてほしくない、殺されたくないと思った。
…
……
入学式が終わった
長かったな…それにしてもさっきの子もかっこよかったな!
私「うわゎ!」
石が下にあって躓き、誰かの体を押し倒して上に倒れてしまった
グリウス「おい!気をつけろよ///」
今かっこよかったなと思ったからなのか、下に倒れているのは
さっきの子だった
さっきの子は、顔を真っ赤にしながらそっぽを向いている
私「わわわ!ごめんなさい!」
急いで立ったら、今度は、後ろに倒れそうになってしまった
私「あ、あれ?!」
グリウス「危ない!」
その瞬間、グリウスが何やら魔法を唱え、私は、その子の目の前に移動した
グリウス「ふう…!あぶね!」
私「ありがと!君、恩人だよ?」
グリウス「そんなに弱いと勇者になれねーぞ!俺に勝てるよう頑張れよな!!!」
明らかに照れ隠しの早口でそう言った後、その子は走って行った。
メデス「終わったみたいだね、帰るぞ?
さっき、俺が助ければよかったか?」
え?見てたの!?
私「そんなのバク転すればよかったし!」
メデス「ぷ!バク転できるのか?してみろ?」
私「うぐぐ…!」
今日は家に帰って、家の魔法本でも見せてもらうか!
そう思い私は、帰るのであった。
作者「さて、次にチートスキルでも…(おっと忘れてくれ)」