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ソフトテニス  作者: 山西タツキ
7/55

先取

味方のファーストサーブは大きくラインを超える。

力み過ぎている。

セカンド。

下がる選択も考えていたが、今は良い。

1店目と同じく、軽い球が相手へ送られる。

そしてやはり、こちらを狙いに来る構え。

ネットから一歩下がった。

あのプレイと全く同じ展開だ。

だが。

再びネットに詰める。

放たれた球は、1点目、ネットに打ち込んだ威力とは違う。

ネットを越す為に、少し山なりに成ったシュートボール。

これならば。

ラケットを押し出して捉えた球は、相手後衛の足元。

とっさにすくい上げたが、球の軌道はこちらコートには収まらない。

1点目で一歩下がる俺を見て、怯んだように見えたのだろう。

もし、返されたとしても、決め手は飛んでこないと踏んだ結果だ。

とにかく、俺たちは1ゲーム目を先取した。

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