8-15 キャプテン・ジョリー・ロジャー、坂本翔平! バグりAI・バルセム大将を倒せ!!
「うおおお!!! 合体装備ィ! サイボーグ大将! うおおおお!!!」
って、うわ! 武器娘と合体して、サイボーグ大将になったぞ!?
うん! ムキムキの筋肉に、メカメカしい機械の体のバルセム将軍は!
「派手に死ねぇぇえ!!! ドラァァあ!!!」
っと、背中からミサイル、目からビーム!
手を隕石のエフェクトつけて殴る! 隕石パンチなんかをしてきた!!
いや、殺意たっけぇぇえ!!!
くぅ!
「やってやるよぉ! うおおお!!!」
ミサイルはクラーケン・ソードで、はじき返し! カウンター爆発!
目からビームは、ラッパ銃で吸い込み! 撃ち返し!
隕石パンチは、全身にリヴァイアサンの鎧を着こんで、流し! カウンター・殴りまくり!!
って!
「うおおお!!! 殺人タックル!!! はィィい!!!」
今度は、殺人タックル来た!?
ヤバい!! この殺人タックルは、時を遅くしてぶち込まれる! めんどくさい技だ!!
普通によけるのは無理!
故に!
「凪!」
一工夫!
凪で受け流して! その有効時間中に、投げ!
こうすることで、遅くなった時間を俺が引き継いで使えるのさ!!
だから!
「リヴァイアサン・ラッシュ!!! オラァァあ!!!」
更にリヴァイアサン・ラッシュ!
サイボーグ・ボディの、水月、喉仏、人中、金的に、当てまくり!
ダメージ溜めて、ぶっ飛ばし!
「!? が!!」
! 血を吐いた! ダメージを受けたらしい!!
そう思った次の瞬間には、ドォン!! っと、ぶっ飛んだ!!!
ココがチャンスだ! 畳み掛ける!!!
そう思って追いつきながら、ガンブレード二刀流!
「ガンズ・乱舞!!! はァァあ!!!」
ドガガガガ!!! ズガァァァ!!! っと、斬撃と銃撃の嵐で、削り!!!
更に、上へとぶっ飛ばす!!!
これ以上の横は、海賊船を巻き込んで、負けるのが怖いからな!!
故に、障害物のない! 空中を選んだ!!
っで!
「!? うおおお!?!?」
「クラーケン・ソード! 伸びろ!! キャッチング!!! そして、たたきつけぇ!!」
――にゅるん! ガッチ!!! ドォォォンンン!!!
「!? ぐえ!!」
天空に飛んでいくバルセム将軍の体を、クラーケン・ソードでキャッチし!
そのまま船へと叩き付け!
しかし!
(! まだアナウンスがない! まだ生きてんのか! 仕方ねぇ!!)
「ワイルド・アンカー! うおおおお!!!」
それを行った俺は、まだ『終了のアナウンスが鳴らない=バルセム大将死んでない』と把握!
じゃあ、このままダメ押し!! っと、クラーケン・ソードを、アンカー・ランスへ変更!!!
うん! 持ち手は鉄の長い槍のようで、その先にはりデカい錨がついている!!
槍状の錨を、手に持って!!
「楽しめ! アクア・パラダイス!!!」
そのまま追撃! フルボッコ!!!
ああ、アンカー・ランスを、ダイナミックに振り回して!
錨の部分で、斬り! 持ち手部分で殴りまくり!
そうやって攻撃するたびに、水の刃や、水の鮫!
カジキ・マグロに、ペンギン、シャチが出現して!
ドガガガガ!!! ドゴォォお!!! っと!
バルセムのHPを、削っていく!!!
そして!
「これで終わりだ! アクアリウム・ドリラァァあーーー!!!」
フィニッシュに、抉り突き!!
アクアリウム・ドリラー!!! 炸裂ぅぅう!!!
うむ! アンカー・ランスの刺さった部分から、鮫、シャチ、クジラ! ペンギン、蟹!
イカ、タコ、カジキマグロ! 白熊、セイウチ、ペンギンが出て! 更にHPを削る!
大ダメージを、与えングじゃァァあ!!!
これで死んでくれぇぇえ!!! 頼むぅぅう!!!
イエーーー!!!
が!
「まだじゃあああ!!! うおおお!!!」
思いは届かず! 死ななかった、バルセム!!
ぶっ飛ばされても、空中受け身をとった奴は!
「行くぞぉぉお!!! マグマ噴火ァァあ!!!」
っと、マグマ大噴火!!
そう! サイボーグ・ボディを、マグマにして! 飛び散らせながら!
黒い暴風を込めた! マグマの拳で!
「暴風・マグマパンチィィい!!!」
えげつない攻撃! してきたのだよぉぉお!!!
ふざけんなァァあ!!!(激怒)
「アンカー・ランス! 変化! ブラック・フラッグ!!!」
俺は、アンカー・ランスを、ブラック・フラッグへと変形!!
うん! 槍の持ち手は変わらず! 穂先の錨が、黒いジョリー・ロジャー!
海賊旗へと、変化させた! 海賊らしい武器へと、変えたのである!!!
っで、それを持った俺は!
乗ってる船を、ドン! っと突き!
「これが俺の海賊船だ!! メイキング・パイレーツ!!! ヨーホーォォお!!!」
っと、唱え!!
軍船から、海賊船を作りまくりィィい!!!
ああ、そうだ! これぞ、ブラック・フラッグの能力!!
旗を立てた場所に、俺が自由自在に操れる! 海賊船を作る力!!
それで、海賊船を作り!!
「全砲開門! 放てぇぇえ!!!」
船の全大砲を操って!
バルセム大将に、ドドドドドドドドド!!! ドズンッッッ!!!
オール砲撃! ぶち当てたのさァァあ!!!
ヒューーー!!
「!??! ぐっはァァあ!!!!」
それで、バルセムが! 大砲に撃ち負け!!
マグマまき散らしながら、宙に浮くのを見たら!!
「カルマ武術! ホワイトアウト!!」
俺は、即行動!!!
カルマ武術! ホワイト・アウトで、氷人間になりながら!
海賊船・全体を凍らせて!
「全ての大砲に、終わりの冷気を込め! 放て!!!」
「アブソリュート・ゼロ!!! ファイヤーーー!!!」
っと、号令!!!
黒い暴風+氷魔法の、絶対零度・砲撃を撃ちまくり!
バルセムの野郎を、ズガガガァァァンンン!!! 大爆殺ッッッ!!!
彼の全身を凍らせて、海へと叩き落したのだった!!!
「!!! っはー! はー! あああ~~~!!!」
つ、疲れた……精神が、もう持たない。これ以上は、流石に無理。
そう、全てを出し切り! ガクっと、倒れ込む俺!
(さすがに終わったか? アナウンス。聞いてないような気もするが……いやいや! 槍奥義に、船奥義までぶつけてんだぞ!! さすがに勝利)
っと、思ったその時!!!
「まだじゃァァあ!!! 変形!! ジャスティス・ロボォォお!!! うおおおお!!!」
海から、バルセム将軍が飛び出て! 更に変形!!
空中でホバリングしながら! 両肩に大砲! 背中に大剣の巨大ロボとなり!
その胸部分を開いて!
「皆の者! 応援を力にィィい! 儂に、ナイス! 魔力! アピール! 光ビーム! なんでもいいから送ってくれ! それを力とし!! 必殺ビームを放つぞぉぉお!!!」
と、号令し!!
「うおおお!!! バルセムぅぅう!!!」
「勝てぇぇえ!!!」
「海軍に勝利を! 海軍に勝利を!」
「やっぱり、海軍がナンバーワン!」
「いいね!」
「俺たちに勝利を! 海賊に負けを!!」
「勝ってくれぇぇえ!!!」
「「「「「『『『『『うおおお!!!』』』』』」」」」
2万人の、ナイス! 魔力! 光が! バルセムに集まって!!!
「うおおおお!!! 来たァァあ!!! これぞ、民意の力あああ!!!」
「ジャスティス・ビームぅぅう!!! かァァあ!!!」
極太・レーザー・ビームを!
撃ってきやがったのサァァあ!!!
こ、この野郎ォォお!!!
ここまでやって、最後は人数差で勝つってのかよぉぉお!!
ふざけんなァァあ!!!
そっちがその気なら、こっちもしてやんよ!! それ!!!
「ちィ! リヴァ! クーラン! 融合召喚!!」
『あいよ!』
『任せて! それ!!』
「『『うおおお!!! 覚醒!!!』』」
「『『デイヴィー・ジョーンズ! ウイーーー!!!』』」
俺も、リヴァイアサンのリヴァ、クラーケンのクーランとW合体し!
ジョリー・ロジャーの本当の能力! デイヴィー・ジョーンズを、発動!!!
ああ、海に関するすべての能力を使える、この力をもっと上げるため!
号令を上げようとしたら!!
「うおおお!!! キャプテン・ジョリー・ロジャー!! 勝ってくれぇぇえ!!!」
「あんたが頼りだ! やれ! 勝てぇ!!」
「海賊の意地! 魅せてやれぇ!!」
「やってくれ、キャプテン!!」
「我らがボスよぉぉお!!!」
『『『『『「「「「「うおおおお!!!」」」」」』』』』』
する前から、大声援を受けまくり!!!
ああ、これで負けるわけにはいかん!!
やってやるよぉ!!! っと、気合を入れて!!
彼らの声援を、受けながら!!
「海は、我が庭! やってこい!!」
「デイヴィー・ジョーンズ! ロッカー!!!」
能力! 発動!!!
『『『『『「「「「「GGGGGAAAAA!!!」」」」」』』』』』』
今まで海で死んだ、全ての海軍、軍艦、海賊、海賊船、モンスターを召喚し!!!
「一斉攻撃!!! 放てぇぇえ!!!」
バルセムの放つレーザーに! 総攻撃! 開始!!!
うむ! 今まで、一度でも海で死だことがある! プレイヤー海軍や、PK海賊のコピーが!
魔法! 銃撃! ビーム! カルマ武術!!
武器娘・合体装備キャノンや、悪魔娘・融合召喚技!
そして、必殺技を繰り出し!!
――ガガガガガガガガ!!!
「!? うおおおお!?!?」
バルサムのレーザーを! 押し返し!!
奴を、総攻撃の渦に! 飲み込んだのさァァあ!!!
ヒューーー!!!
いや、凄いな! これ!!
確かに、一度でも死んだ奴を味方にして、ぶち込める技だが!!
それでも、バルサム! 2万のユーザーに強化されたビームに、よく勝て……。
あれ? 待てよ。2万?
……総ユーザーの数は、5万人。
そのうち、3万人が海軍で、2万人が、海賊。
で、奴への応援が、2万なら……。
!! そういうことか!!!
ありがとよ!! 応援してくれた、キャプテン・ジョリー・ファンの皆!!!
立場を超えて応援してくれた、お前たちの気持ちに応えて!!!
俺ァ、勝ったぜ!! ええ!!!
――ドォォォンンン!!!
そう感謝したと同時! 空中で大爆発!!!
ああ、ボロボロになったバルセムは、海に落ち!!!
――バルセム大将! HP0! 負けました!!
待ちに待ったアナウンスが流れ!!!
そして!!
――そこまで! プレイヤーの残りチップ! 0! PKの残りチップ! 2!
――PK海賊たちの、勝利ィィい!!!
俺たちの勝利が、確定したのであった!!!




