8-3 ヒダールとキャミー! ダンジョンへいこう!!
「ぷは! よし、成功!! ここがダンジョンよ!」
「ぷは! そうか! しかし、泳ぐことになるとはなァ」
「仕方ないのよ。ここ、どうもプレイヤー海軍たちにクリアされた、海底ダンジョンの一部だったらしくて、入り口が海の中にしかないのよねぇ」
「なるほどなァ。じゃあ、プレイヤー海軍もいるのか?」
「いえ、ここら辺は閉じたと思ってるみたいだから、見張りやパトロールもしてないみたい」
「そうなのか。よく知ってるな」
「ええ。鳴海会が教えてくれたわ」
「ああ、なーる」
そう話しつつ、俺達は泳いでダンジョンに潜入した!
ああ、まさか船から飛び降りて、潜ることになるとはな。
まァ漁では小舟に乗ったり、素潜りもしたし。
サーフィンでは、大波に乗って遊びまくったりもした(一応23の島で、サーフィン・バトル優勝経験あり! へへん!)からな。
潜るのは別にいい。
でも、ここまで敵が多い危険地帯で潜るのは初めてだ。
緊張するぜ。ええ。
「さて、結構デカい洞窟だが、中の地図はある?」
「いえ、そこまでは」
なるほど。じゃ、メナス!
「はい! 融合召喚! 振動把握!!! それ!!」
メナスと融合し! 振動を感じる!!!
これで、ダンジョン内のモンスターの場所と! どこを掘れば、海軍支部や銀行の真下か把握し!!!
――ダンジョンの地図を作りました!!!
うっし! ダンジョン地図を作成完了!!
これでやりやすくなったぞ!!!
「よし、ダンジョン地図が出来た。メールで送るから、共有してくれ」
「ありがとう! ってか、凄いわね! 融合召喚で地図を作れるなんて!」
「ちょっとした振動把握の応用だよ。このゲーム、かなり自由にできるからな。アイデアしだいさ!」
さて、では地図を見てみよう。
掘る位置が分かれば、さっそくそこに行ってやればいいんだが……ふむ。
「わ、この地図めっちゃわkリ安井。つまり、ここを掘れば銀行の倉庫に出て」
「ああ。こっちを掘れば、銀行の金庫室に出られるようだな」
とても優秀な地図だ! メナス、マジ優秀! イエイ!!!
ただし。
「その場所に、詳細不明の魔力ありってのが気になるね」
「ええ、プレイヤー海軍が封印魔法を仕掛けたか、封印系のクラフト・アイテム作ったか」
「それとも、NPCか。イベントNPCによる魔法か、モンスターによるものか」
区別がつかんな。これは。
よし。
「一度、見に行ってみよう」
「そうね。現場を見ましょう」
そういうことになった。
っで!
洞窟を静かに歩いていくと!
「「「「「!!!! GGGGGAAAAA!!!」」」」」
モンスターが来るので!
「火吹き! そして、無限ジャンプ・アタック!!」
「無限・火炎車ァァァ!!! ヒーハー!!!」
「「「「「!?!? ぎゃあああ!!!」」」」」
メナスと一緒に開発した、新技!
蛇の炎を纏った無限ジャンプ・アタックで!
抹殺! 抹殺ぅぅう!!!
イエーーー!!!!
「え、マジで有能な技じゃない? それ!?」
「ああ、かなり使えるぞ。メナスの炎と一緒にすることで、高火力と火傷付与! モンスターを、ほぼ一撃倒せる上、洞窟も照らせるからな。マジで有能だ」
「へーーー!!!」
ちなみにメナスと融合して、火を吐けるようになったので、他の攻撃にも炎を付与できる。
これで、普通の魔法より攻撃力が高く、俺の呪いも付与できる攻撃が増えるわけだ!
まったく、モンスターを一撃で殺しながら進むのは、最高だぜぇ!
へへへ!!!
っと、思いながら!
俺たちは、ドンドン、モンスターを焼き切り! 洞窟を照らし!
進んでいったのさ!!!
すると!!
――ガキィィィンンン!!!
「! 弾かれた! 扉か」
「ダンジョン扉ね! つまり、この洞窟のダンジョンはここまでってこと。奥は、未知の世界が広がてるはずよ!」
ああ、そうだな。
つまり、次なるダンジョンの中に、目的の場所はあるということ。
そして、未知のダンジョンってのは、常識にとらわれないことが多い。
「何が出てくるかな」
「分からないわ。前に潜ったダンジョンは、初めが森。扉を開けたら、火山地帯で、そこの扉を開けたら、雪国だったわ」
「俺の場合は、海のダンジョンから、サバンナのダンジョン。次は、デカい虫しかいない森ダンジョンだった」
「うへー」
何が出てくるか、マジで分からない。
ダンジョンは、不思議なのだ。
そこが、ゲームとしては面白いんだが。今はできるだけ消耗したくない。
慎重にいこう。
「じゃ、鍵開けるわね」
「ああ、頼む」
キャミーが盗賊のスキルでカギを開け! 中に入る!!!
さて、先は……む!!!
「……これって……」
「うわ、最悪。急いでる時にこれかよ……」
ああ。最悪なダンジョンに当たったな。
うん。そこは、とてつもなくでかい、洞窟の中!!
人工的に作られた感、満載のある洞窟には! ボールを転がして穴に入れたり、水を操作してエレベーターにしたり、魔法や銃を撃ちこむ的みたいなのも見える!
そんな、ドデカいギミック・ダンジョン!!!
仕掛けを解いていかないと、進めない! 魔法ダンジョンが待ち構えていたのである!!!
時間かかるって、マジで!!!
「これは、イベント魔法で確定だな。おそらく、イベントをクリアしたことで、NPCの魔法使いか何かが、ギミック魔法を掛けたんだろう」
「そうね。この分だと、残りのダンジョンも、ギミックでしょう。そうなると」
「ああ、基地や銀行の真下も、当然ギミック魔法が掛かって、『破壊出来ないようになっている』」
「そこを破壊していくには、ギミックを解いていかないとね!」
そうだな。ギミック・ダンジョンは、ギミックさえ解けば、先に進めるように魔法が解けるからな。
それで、ダンジョンも壊せるようになるのさ!
「じゃ、ギミックを解除するか!! リオン達のためにも!」
「賛成! 行くわよ! それ!!!」
かくして!
「「「「「!!! GGGGAAAA!!!」」」」」
『『『『『!!! グォォォオオオ!!!』』』』』
「それ! ミニガン掃射! 蛇腹剣弾き! 暴れ斬り!!!」
「遠吠えビーム! 分身斬撃! おっらァァあ!!!」
「「火吹き! 音楽魔法! 斬撃波ァァァ!!!」」
「糸無双! 蜘蛛空手! はィィィ!!!」
「「「「『『『『『!!! ぎゃあああ!!!』』』』』」」」」」
迫りくるモンスターを、一掃し!!!
「よし、ここは壁登りできるな! アラコ!」
「はい! 壁登って糸! ジャンプで、あ~! あああ~~~!!! っと!
向こうにいけちました! 糸で橋を作りますね!!」
「よし! そこを通って、ギミック無視だ!
次も、無限ジャンプ・アタックしてる俺に、キャミーが踏みつけてジャンプ! そこでエイナと融合召喚し! ハイエナの耳生やして、二段ジャンプ! 飛ぶ斬撃で、的を当て! 扉を開けるように!!」
「まかせて!」
「融合のタイミングだな! しくるなよ! キャミー!」
「ちょっと、プレッシャー与えないでくれる!? あなた私の悪魔でしょうが!!」
「喧嘩せずに行きましょー! むこうの壁の玉に糸付けて、穴に落すんで! いきますよ! せーの!!!」
ギミックを、解いたり、無視したり、しまくって!
――ガコン!!! キュィィィンンン!!!
――パンパカパーン! ギミック・クリア!! おめでとう!!
「「「「「しゃあああ!!! クリアァァあ!!!」」」」」
「「「「「イエーーー!!!」」」」」
目的の場所を! ぶっ壊せるようにしたのサァァあ!!!
フーーー!!!
「よし、魔法も解けてるっぽい! これで、天井を崩せるな!」
「ええ、そうね! じゃ、私たちは銀行の方に行くから」
「ああ、俺は海軍支部の方に行こう!」
「頑張って!」
「ああ、そっちこそな!!」
ここからが、本番だ!!
そういうことで!
「大蛇召喚! 天井を抉れ!」
「シャァァア!!!」
俺は、大蛇を召喚し! 天井に一撃!!!
そのデカい尻尾をたたきつけ、轟音を響かせながら!!
大穴を、開けさせたのである!!!
「サンキュー! じゃ、糸を出して! ほいっと!!」
んで、その穴へと、飛びこむと!!!
「振動感知! 外、凄い数のプレイヤー海軍よ!!」
「外見ました! 間違いなく、支部の基地! ここは、狙い通り! 物資倉庫です!!」
「よし! 成功!!!」
海軍支部基地の、物資倉庫の中へ!
潜入成功!! したのだよぉぉお!!!
フーーー!!!




