表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

68/311

6-6 白沢茜たちと、謎の商会。一体、何鳴海会なんだ……???


 鳴海会……いや、なの字の雰囲気が異様に強い、匿名商会からの取引!


 唐突に始まったそれに、私たちは、ゴクリ! っと生唾を飲み込み!


 緊張しながら、メールを打った!!!


・茜

えっと、ギーレン王国の情報に関する、取引ですか?


・匿名商会

ええ。そうです。実は、ギーレン王国のツワラ・ギーレンは、数日前から武器を買い集め、海賊も集めていたんです。


 海賊も?


・匿名商会

ええ。私たちは、武器の販売のみで、そこはノータッチですが。ツワラは、かなり熱心に口説いていましたよ。

特に、大海賊と言われるPK海賊たちを。


・茜&桃&唯

あー……


 なるほど。アミラちゃんの国を、名もなきNPC海賊が襲ったわけが分かった。


 勧誘の中で、キレさせたんだな? PK海賊たちを(白目)。


・茜

もしかして→PK海賊ブチギレ


・匿名商会

その通りです。最初はやんわり断ったら、軍を向けてきたので。

分からせるために殺しました。

皆殺しです。


 まァ分かる。


 私でもそうする。


・匿名商会

次いで、国に乗り込んで、村、街、都市を焼き払い。

王都を蹂躙して、城を破壊し、ツワラ・ギーレンをぼこぼこに。


 それも分かる。


 多分、私たちもやるわ。ええ。


・匿名商会

それで、今後は絶対に手を出さないので許してほしいというので。

金・財宝・家財・武器・船を、全ていただきました。


・茜&桃&唯

うわァ……


 いや、そこまではしないわァ。経済壊れるもん。


 やっぱ、鳴海会やっべぇ(再確認)。


・匿名商会

っで、その後ですが。ツワラ・ギーレンは住民に重税を課し、国民を兵士にして狩りを強制的に行わせ。その重税と素材で金を作り。NPC海賊を雇ったようです。

その後の事は、知りません。

っが、その後にワドルド王国は潰され、その海賊団は先ほどあなた方によって潰されたようですね


・桃

お、おう。


・唯

え、ええ。そうですね


・茜

……あの、監視してる? 私たちの事。


 やってるレベルで、情報知ってるんですけど???


・匿名商会

いえ、我らは商会なので。

商人・旅人・人魚・精霊。様々な方法で、情報は集まるのです。はい。


・茜&桃&唯

ええ……


 つまり、情報筒抜けってことですね。分かります。


 こっわ!!!


・唯

……話を戻しましょう。

つまり、『元からワドルドを襲う気だった』ツワラ・ギーレンは、鳴海会を手ごまにしようとして返り討ちにあい、財政破綻。

っで、重税と徴兵で金を稼ぎ、海賊にワドルド王国を襲わせたと。


・匿名商会

ええ。国を捨てるのか、2国統治するのか知りませんが。それで稼ごうというのでしょう。

そして、そのまま。あなた方に潰されるわけですな


 おう、なんという……


 ちょっと適切な言葉が思いつかないが、地獄を見たような気分になった。


・匿名商会

で、話はココカラです。取引しませんか?


・桃

え? 今のが取引じゃなかったの?


・匿名商会

今のはサービスです。お代をいただいておらず、こっちがしゃべっただけですので


・唯

あー、つまり。これから先は対価がいると


・匿名商会

左様です


・茜

……ちょっと、お待ちください


・匿名商会

どうぞ


 ――プライベート・メッセージに、桃と唯を招待しました!


・茜

え、どうする?


・唯

何を要求されるか、分かんないのは恐いわ


・桃

というか、証拠は得られて、ツワラ・ギーレンが犯人ってわかったから。

もういいんじゃない?


・茜&唯

それはそう


・茜

じゃあ、断る感じで?


・桃&唯

異議なーし


 っと、纏まったその時!!


 ――事件の裏が知れて、選択肢が増えました! 革命ルート、戦争ルート、暗殺ルートが出ました!


 ――必要な情報を買えば、ルートに進めます!!


・茜&桃&唯

え!?


 ルートが、開けたのであった!!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ