4-8 PKたちは、キャプテン・ジョリー・ロジャーの船に乗り! 大海原へ繰り出した!!!
「さて、全員乗ったな。では、出発!!!」
そう、全員の乗員を確認したキャプテン・ジョリー・ロジャーが号令を出すと。
「「「「「『『『『『アイアイ・キャプテン!!!』』』』』」」」」」
船は、ゴゴゴゴゴゴゴ!!! っという音を立てて出発!
うむ! 乗組員である海賊たちが、目にも止まらな速度で、一斉に動き!!
慣れた手つきで、ロープを操えり! 帆を傾けて!
風を受けつつ! 動き出し!!!
大海原へと、スムーズに出発したのである!!!
「うおおお!!! すげぇ!!」
「皆機敏に動いてる! 風を受けて! 帆が張って! わあああ!!!」
「わ、潮風の匂い! すっげぇリアル!!」
「おお! 船が動いて! 早い!!」
「出航だァァあ!!! イエーーー!!!」
これぞまさしく、海賊船!
その様子に、テンションが上がるPK達!!
「さァ、外海に出るぞぉ。キャプテン・ビリー……俺の弟から、お前たちを頼むといわれててな。一人前の海賊になるまで、面倒見てやるさ」
(! やはり海賊!)
(銀行強盗の次は海賊か! いいね!)
「お世話になりまーす!」
「どんなことするんですか~?」
ジョリー・ロジャーの発言を聞いて、PK達は大いに沸いた。
キャプテン・ビリーの強盗も好きだった彼らは、同じく無法者の海賊プレイに、心躍ったのである。
故に、実際に何を出来るのか。そう聞いたのだ。
「おう! とりあえず、基本から教えていこう! まずは、飯の調達だ!」
「この海は広い! 船で移動するなら、常に食料は船に積んどけ! 出ないと、食えなくて餓死するからな! マジで重要だ!」
「「「「「あー、なるほど。たしかに」」」」」
言われたことを、すぐ理解するPKたち。
始まりの街では、店がすぐそばにあったし。岩山基地では、店も作れてすぐ食べれた。
しかし、海では違う。
すぐに食べれる店も農場もないので、飯の維持が必要となってくるのである。
環境の違いだなっと、ヒダールはうなずいた。
「その通り! 海賊にとって飯は命だ! あと、ラム酒な! んで、それらをどうやって得るかだが! いくつか方法がある!」
「一つは、島に上陸して、買うか、奪うか、育てる! もう一つが」
「海で狩りをするってことだ!!」
そう言いつつ、ジョリー・ロジャーは! 船を、大海原のド真ん中に、停め!
「捕鯨準備! クジラを捕るぞぉ!! そうだな……そこのお前!」
「え、あ、はい! 俺ですか?」
「そうだ! お前だ! 一緒に来い! 小舟でクジラ取りをするぞ!!」
「!? え!?」
そう、PK達を呼び!
クジラ取りを始めたのであった!!!




