29-3 遺跡ドラゴンをぶっ飛ばせ!!
Side・人狼の律
「GGGGGAAAAA!!!」
「うわ、これはでかい!」
「体中、全部遺跡のドラゴン!?」
「いかつ!」
「でっけえええ!!!」
「すっげえええ!!!」
いきなりジャングルの地面から出てきた、遺跡ドラゴン!
これは、でかい!
うん! 体中に、ピラミッド? 神殿みたいなのがついてる!
いかつい感じのドラゴンで!!
――コメント
・すっげえええ!!!
・でっけえええ!!!
・バリア・巨大モンスター並みにデカい?
・そうかも
・すっげ!
・って、おいまて! 今、遺跡から!
・?! わ! モンスター?!
・遺跡から、モンスター! 津波みたいに出てきたぞ!!
・ええええ!?!?
「!! え!?」
そう! なんと、その遺跡!
体中の遺跡から、モンスターや、ゴーレムの津波が発生!!!
「「「「「GGGGGAAAAA!!!」」」」」
「「「「「グォォォオオオ!!!」」」」」
「「「「「「ウイーーー!!!」」」」」
っと、私たち警察とギャングに!
襲いかかってきたのです!!
「ふ、ふははは!!! ついに最強のドラゴン! ルインズ・ドラゴンの復活だ!!」
「これぞ最強のドラゴン! これにより! 我が明日のドラゴンは! 世界を征服」
――ドチュン!!!
「ぎえぴ!?」
「「「「「あ」」」」」」
それを見て、私が世界を征服するとか言ってた敵!
おそらく、人食いの傀の店を襲った『明日のドラゴン』のリーダーと思わしき男が。
降ってきた、ゴーレムの体に潰され!
潰れたトマトになり!
――明日のドラゴンは、全滅しました!
NPCの敵は、全滅!
圧倒的自滅!!
私たちVSモンスター軍団になりったのです!
これで、モンスターに集中できますね!
じゃ!
「同士討ちですわ! それ! ビリー!」
『応よ! 賊の宝! 解放! ウイーーー!!!』
――ドドドドドドドドド!!!
「「「「「!?!? ぐええええ!!!」」」」」
悪役令嬢ラミィさんの! 同士討ち!
キャプテン・ビリーの、賊の宝!
それらで、打ち合い! 飲み込み!
数をごっそり、減らさせながら!
「今です! 人狼ビーム! はァァあ!!!」
「モンスター化! サイバー・ビーム流! 流星斬! はァァあ!!!」
「限界突破! エクター! マッスル・ボンバー!!」
「大妖怪化・一反木綿! 全てを縛り、折れ! オール・クラッチ!!」
「限界突破・警察コンボ! 警棒ブーメラン! 乱れ打ち拾い! 手錠伸ばし、コマ投げぇ! 仲間呼び・アタック! どらァァあ!!!」
「大妖怪・吸血鬼! ギャングコンボ! 影の攻撃! 吸血! ダメージ上げて、ナイフ・コンボ! 蝙蝠で拾い! マシンガン! ショットガン! ロケラン! 車ァ! サーベル・怪血斬! 闇斬り! フルムーン・スラッシュ! 闇送り! 一閃重牙! チェーン・ラッシュ! チェーン・コマ投げ! ヴァンパイア・アッパー! どらァァあ!!!」
「「「「「ウイーーー!!!」」」」」
――ズガガガ!!! ドッガァァァ!!!
『『『『『!?!? ぎゃあああ!!!』』』』』
全員で、襲撃だ!
イエーーー!!!
「「「「GGGGGAAAAA!!!」」」」」
「ドラゴン系モンスター、倒しやすいな!」
「ああ、普通に倒せる!」
「雑魚ってこと!?」
「そういうこと!」
「ぶっ飛ばせ!!」
「「「「「イエーーー!!!」」」」」
ドラゴン、意外と柔らかいですね!
銃に、魔法! 人狼の爪や、牙の斬撃を効きやすく! 殴りに投げも通じる!
これは美味しい!
大渦・ハリケーンで、吸い込め!
オラァァあ!!!
――コメント
・【4000円】うおおお!!!
・【2000$】いっけえええ!!!
・【1000ポンド】これはつよつよ!
・【1000ユーロ】人狼律ちゃん、つよつよ!
・【3000円】吸い込めぇぇえ!!!
・【1000円】うおおお!!!
・【4000$】ドンドン死んでくな!
・【8000ユーロ】これは夢想律ちゃん!!
・【10000円】やっぱり、律がナンバーワン!!
・ドラゴン結構弱いんだな
・これまでPKとか、ギャング逮捕でレベル上げてるから、普通に律が強くなっただけじゃね?
・それはあるかも
・はじめと比べたら、かなり上がってる
・それな
・あと、警察コンボが優秀。銃で拾えるし、警棒でガード破壊。手錠も、ガード無視で無効化できるし。これはでかい。
・確かに。それで戦って、レベルも上がってるしな。
・このシーズンで、既にレベル30上がってるからね。
・マジで!?
・マジマジ
・30!?
・え!?
・ギャングが多いし、イベントでも経験値はいるからね
・上がりすぎィ!
・それは強くなるわ!
・うっめぇ!
・ヒューーー!!
「「「「「ゴォォォ!!!」」」」
「ゴーレム系モンスター来たぞぉ! ファイア・ハリケーン!! あれ?」
「あ、魔法効かないな」
「え、マジかよ! ――マシンガン掃射! 銃も効きにくいな」
「ええ!?」
「せっかく魔法でぶっ飛ばそうと思ったのに! 今までのゴーレムには効いたのに! っく! しゃーない!
炎獄・爆殺拳に、切り替えていく。どりゃあああ!!!」
―― ド ッ ゴ ォォォ!!!
「「「「「!?!? ぎゃあああ!!!」」」」」
「よし! 千体滅殺!! いつも通り!!」
「「「「「いや、さいしょからそうしろや!! 格闘家ァァあ!!」」」」」
「馬鹿もん! 儂は、マジカル・格闘家じゃァ! ロマンは諦めんぞぉ!」
「はい! 千拳阿修羅掌!! はいはいはい! はいいいい!!!」
――ズガガガ!!! ガガガガ!!! ドガガガガガガガガガ!!!
「「「「「んっがあああ!!! ほっげええええええ~~~!!! ぐっひいいい~~~~~~~~~!!!」」」」」
『『『『『ファーーーWWWW』』』』』
「体術が効くのか―。覚えた」
「なら、俺らも体術だ!」
「武器も通るぞ!! サブ職・侍! 辻斬り! 連続斬り! 神風・特攻斬りィィィ!!!」
「アンカーランス! そして、ゴースト・ダイブ! 体を通り抜けて、内部の弱点を突き殺す! 確殺だァァあ!!! おらァァあ!!!」
「モンスター変化 大オーガ! ジャブ! ストレート! フック! アッパー! ボラードォォォ!!! ウイーーー!!!」
「サイバー・ビーム流! 瞬閃殺!! はアアあ!!!」
「オラ!! 警察コンボじゃ! 警棒で死ね!」
「ギャングコンボだ! ナイフと、チェーン、スパナ! 叩き込め!」
「「「「「ウイーーー!!」」」」」
ゴーレムは魔法駄目ね。今までのゴーレムとは違うみたい!
じゃ、私もやりましょう!!
「人狼・斬撃蹴! 掌底波! カチ上げ! 破壊・咆哮砲! スクリュードライバー!! ジャイアントスイング! からのォ~! 人狼ダッシュ・破壊アタック!! 連続体当たりで、轢き潰せぇぇえ!!! ウイーーー!!!」
――ドガガガガガガガガガ!!! ズッガァァァ!!!
「「「「「ぐええええ!!! ほっぎいいい~~~!!!」」」」」
ぶっとばせぇぇえ!!!
イエーーー!!!
――コメント
・ゴーレムよえええ!
・いや、ユーザーがつええんだよ!
・無双過ぎて草
・一瞬で千がぶっ飛ぶ爽快感!
・これは病みつきになるわァ!!
・臨場感凄い!
・かっけえええ!!!
・もっとぶっ飛ばせぇ!
・【4000円】ゴーレムぶっ飛ばせて偉い!
・【1000$】ナイス―!
・【2000ポンド】コンボいいよぉ!!
・【2000ユーロ】ビームカッコいい!
・【1000円】かわいい
・【2000円】1万撃破!
・【4000円】すっげえええ!!!
・やったれえええ!!!
・ウイーーー!!!
「「「「「GGGGGAAAAA!!!」」」」」
「うお!? 今度は、幽霊モンスター!?」
「マグナァム! っち! 物理無効! すり抜ける! 呪いくらうぞ! はい、陰陽師・呪詛返し!」
「「「「「ぎゃあああ!!!」」」」
「陰陽師つっよ」
「幽霊よえええ」
「ファーーーWWWW」
「これなら戦えるな! 木遁・大樹林! 千槍需樹!!」
「陰陽師・大渦タイフーン結界! すいこみ! 圧縮! 爆破! 皆殺し!! そのまま、封印ビーム! かァァあ!!!」
「侍も行けるぞ!! 呼吸・気合斬りィィィ!!! はァァあ!! 飛ぶ斬撃・気合斬空波! 千塵世界!!! 」
「魔法の出番! ブリザード! ハリケーン! タイフーン! サンダー・ボルケーノ! 大回転・ギャラクティック・バスター!! フラルゴ・ルシファー・フォルティッシモ!!! どらあああ!!!」
「はあああ!!! 当てない打撃! ――パァァァンンン!!! よし!」
「当てない打撃?」
「???」
「また訳わからん事してて草」
「ファーーーWWW」
私もやるよ! それ!!
「人狼・斬撃! 飛ぶ斬撃! 咆哮・ビーム! はァァあ!!!」
「そして、忍者!! 身代わり連鎖爆撃! はいいいい!!!」
――ドガガガガガガガガガ!!!
「「「「「「ぐわあああ!!! いやーーー!!!」」」」
ウイーーー!!!
――コメント
・【3000円】ひゃっはあああ!! ぶっとばぜえええ!!!
・【1000$】律の忍者! 無限爆撃だァァあ!!!
・【2000ポンド】キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!
・【30000円】やったれえええ!!!
・ウイーーー!!!
・【4000ユーロ】幽霊ぶっ飛ばせぇ!!
・イエーーー!!!
・ほんと手数多いな! このゲーム!
・それな!
・無効の奴に有効な選択肢ぶつけるか、それとも工夫してもいい!
・ひらめいたアイデア試すのもいいぞ!
・遊びの幅が広がるよ!!
・見てて楽しい!! やって楽しい!!
・やっぱ最高だぜ! ファンタジア・エルドーン!!
・ウイーーー!!!
っという風に! モンスターの群れを倒し!
「!! GGGGGAAAAA!!!」
「よっしゃ守りが消えたな! 遺跡ドラゴン!!」
「てめぇを殺す! セイバー・ビーム流! 瞬殺・閃光斬! はァァあ!!!」
「ライトニング・ストレート! はあああ!!!」
「ボンバー・ダイナマイト! フォルティシモ!! あああいいいい!!!」
「大妖怪・化け猫! 侍! 三千・居合切り!!」
「警棒ハンマー!! どっらあああ!!!」
「ギャング・乱れ打ちィィィ!!! からのォ! 必殺・破壊ビーム!!!」
「「「「「ウイーーー!!!」」」」
守りがなくなった遺跡ドラゴンに!
襲い掛かったのです!
が!
「GGGGGAAAAA!!!」
――モンスター再召喚!!!
「「「「「グォォォオオオ!!!」」」」」
「!? こいつ!」
「効いてない?」
「「「「え!?」」」」
「エクター・命の観測者! いや、HPは減っている! 攻撃は入っているぞ! しかし! 硬い!! 遺跡ドラゴンが硬いんだ!!」
「「「「「えぇ!?」」」」」
なんと、ダメージが通りにくい模様!!
マジですか!?
『こういう場合、遺跡ドラゴンにダメージを与えられる方法が、別にありそうですわね。同士討ち・フォルティシモ! 全員、遺跡ドラゴンを襲いなさい!!』
「「「「「ウイーーー!!!」」」」
『これで時間を稼ぎますわ! 遺跡ドラゴンへの対処法を! 探してください!!』
「「「「「「了解!!」」」」」
さすが、悪役令嬢ラミィさん!
モンスターの波に、遺跡ドラゴンを襲わせて! 時間を確保!
今のうちに、ダメージを与えられるギミックを探しますか!!
――コメント
・うおおお!!!
・探せぇぇえ!!!
・どこだ! どこだ!
・人狼の嗅覚で探せない?
・たしか探せるモードあったな!
・おおお!!!
・いけそう!
・やるじゃん!
・がんばれー!
・耳でも探せるぞ!
・俺らも画面見て、手伝うぜ!
・うおおお!!!
ありがとう! よし、やるぞぉぉお!!!
っと、探していると!!
「やはり倒せないか! 遺跡ドラゴン! あれを倒すためにも、奴の遺跡の中に入らなければ!!」
「!?」
人狼の耳で、重要そうなNPCの会話をキャッチ!!
遺跡ドラゴンの遺跡に入ろうとしている!?
これ、重要では!?
――コメント
・せやな!
・それそれ!
・マジで重要な奴! キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!
・早く合流しろ!
・間に合わなくなっても知らんぞぉぉお!!!
・うおおおお!!!
だよね! じゃあ、行ってみよう!
すいませーん! そこのデンガロンハット被って、腰に鞭つけてる人~~~!!!
「!? なんだ君はって、ああ! 牢屋から助けてくれた君か!!」
え、あ、ひょっとして。
牢屋にいた人ですか?
「そうだ! 私は、遺跡ドラゴンを完全に破壊するために研究している! 『イーギス・ジョーンズ』という!」
ジョーンズさんですか。
それで、遺跡ドラゴンの遺跡を目指そうとしている、と?
「その通りだ! 考古学者として断言しよう! 奴を倒すためには、奴の遺跡の中に入り! 遺跡のギミックを解くしかない!!」
ああ、ギミック遺跡の中にあるのか! なるほどねぇ!
――コメント
・めっちゃ重要で草WWW
・大当たりじゃん!
・やったぜ!
・これは共有しよう!
・せやな!
・報告報告!!
そうだね!
「こちら律! 重要情報です! 遺跡ドラゴンの遺跡の中にギミックある模様! 考古学NPCからの情報です!」
『OK! 分かりましたわ! 全員に拡散! 共有しましょう!』
『『『『『イエーーー!!!』』』』』
『そして、そのNPCさんと協力して! ギミックを解除してください!』
「ラジャーです!!」
っと、全体に情報共有し!
「あの、一緒に協力してくれませんか!? 教授と私たちで、遺跡ドラゴンを倒しましょう!」
「ああ、いいとも! その申し出を待っていた! いこう!!」
私たちは、モンスターの中に入り!
遺跡の謎を解くことにしたのであったァァあ!!!
うおおお!!!