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28-4 殺し屋NPCの、坂本翔平! 一休坊主とチェイス! イエーーー!!!


「待て! 待てぇぇえ!!!」


 ――BAN! BAN! BAN!!!


「弾返し蹴り」


 ――ガキン! ガキン! ガキン!!!


「!? うわァ! 仏恥義理ィィィ!!!」


 ――ドガガガガ!!!


「よし! パワーを0に! もう一回」


「残念、足元」


「え?」


 ――跳ね返しによる穴!


「!? うわあああ!!! と、飛べぇ!!」


 ――飛空アイテムで、回避!


「あっぶねぇぇえ!!!」


「おーやるじゃん」


 うん。普通にうまいね! 一休坊主さん!


 屋根から屋根に飛び移り、ワイヤーガンを発射して、ビルの谷間を抜けて、また屋根やビルの壁を蹴って走る!


 けっこう早めにしてるし、コース取りも難しめ!


 俺から手は出さんが! 銃や魔法は反射し! 攻撃だけでなく、妨害もしてるが! 着いてこれてるな!


 実にいいプレイだ! 


 とっさの発想が面白いね!!


 コメントを見ても!


 ――コメント


・うおおお!!! やっべえええ!!!


・【500円】危なかった! 良く避けた!!


・【1000円】ナイス飛行!! いい判断!!


・まだいるよ! 右右! 屋根の上!


・屋根からビルの側面走って、飛んで行ってる!


・あ、飛んだ! アッチの新聞社の上に、ワイヤーで飛んだ!!


・ほんと、すばしっこいな! ドスヤクザ兄!


・銃や魔法も避ける上に、跳ね返すしな! マジで強い!!


・下手なギャングより、チェイス上手いぞ!!


・分かる! 余裕を感じるわ!


・クソがァ! 余裕ぶりやがってよぉ!


・絶対捕まえてぇ!!


・ドスヤクザとの関係を聞き出すぞ!!


・情報も持ってるだろうしね!


・頑張れー! 一休!!


・俺らも、奴を見てるからな! 頼ってくれていいぞ!!


「おう! サンキュー! 絶対に捕まえる!!」


 ――コメント


・イエーーー!!! ×1000


 っと、かなり盛り上がっている!!


 パルクールやバトルも入ったチェイスに、興奮したり。


 捕まえて、ドスヤクザとの関係! 本当に兄か知りたい! ってのが多いな!!


 ああ、いいぞぉ!


 実にいい盛り上がりだ! 


 とっさの反応で盛り上がってるから、今後は、難しいコースより、ちょくちょく一休さんを追い詰める攻撃・妨害をした方がいいかもね。


 まァ、それだけだと飽きが来るから。モノレールや列車。ビルの中に、家の中。


 ショッピングモールの中とか、色々と入り込むつもりだけど。


 あ、どこかでバイクを手に入れて、カーチェイスもいいな。


 盛り上がて行くぜ! ええ!


 しかし。


「SNSでも、ドスヤクザの兄が逃走中! ドスヤクザの兄が、一休とバトルって、ドスヤクザの兄が注目されてるな」


 わ、トレンド1位がドスヤクザの兄になってる!?


 マジかよ! 


 ここまで評判いいのは、想定外!


 ドスヤクザ人気かねぇ。


 うん。実は、俺の入っているNPC……殺し屋の師匠NPC『ロッソ・スタンフィールド』は。


 ある条件をクリアすると、義兄弟の契りを結ぶことができる。


 ノーヒントだから、普通は気づかないんだが。


 ドスヤクザは、鳴海会の情報網などを使い。様々な情報を使って条件を見つけ出し! それをクリア!


 晴れて、俺の義弟となったのさ!!


 故に!


「いい加減諦めたらどうだ? こっちも、この後! 義弟からの依頼があるんだよ! はは!」


「!? 何ィ!?」


 ――コメント


・!? ドスヤクザからの依頼!?


・やっぱなんか知ってるぞ!! こいつ!


・テロ関係か!?


・捕まえて調べないと!!


・待てやこらァァァ!!!


・詳しく言ええええ!!!


・うおおお!!!


 ドスヤクザとの関係を言い、更に!


 依頼を受けていると匂わせ!


 これでまた盛り上がり!


 向こうも本気になってくる!


 じゃ、俺も本気でやるが……まァ、ある一定の条件をクリアしたら、捕まろうかな。それはそれで面白いし。


 だから、一休坊主! 頑張れ!


 ルート変更が掛かってるぞ!


 オラッッッ!!!


「竜巻の世界」


「!? うお!?」

 

 追いかけてくる一休の前に! 無数の竜巻を出現!


 俺自身は、竜巻の威力、風向き、コースを読んで! 竜巻に入り!


 そのまま、回転して空中に射出!


 一気に距離を稼いだ!


 さァ、ついてこれるか!?


「く! 仏恥義理ィ! パワー吸収! 竜巻を吸い込め!」


『おおお!!!』


「そして、大渦ハリケーン! 他の竜巻を吸い込んでぇ!! ドラァァあ!!!」


「巨大竜巻・発射ァァあ!!! ぶっ飛びィィィ!!! イエーーー!!!」


 おお! すごい!!


 竜巻を仏恥義理で殴り、完全制御! 


 その上で、竜巻に入り! 大渦ハリケーン!!!

 

 他の竜巻を吸い込み! 巨大にして! 自分を回転させながら!!


 一気に放出!! ぶっ飛び!!


 空中にいる俺へと、一気に近づいてきたァァあ!!!


 やるじゃない!


「では勝負だ!」


 ――BAN! BAN! BAN!!!


「! どらァァあ!!!」


 急接近の一休に、銃を撃ちまくり! 


 直接彼へと迫った弾を、一休は仏恥義理で殴り! 


 パワーを吸収する!


 それでいい!


 本命は、わざと外した銃弾!


 それは都市のビルや電柱! 看板!


 建物に当たり! 跳ね!


 ――キン! キン! キン!!!


 ――ドシュ!


「!? ぐわ!!」


 跳弾!! 


 後ろや、真下!


 一休の死角から襲い掛かり、奇襲でダメージUP!


 体勢を崩させ!!


 ――仏恥義理! カウンター・キャノン!! ん砲ぉぉお!!!


「よっと!」


 仏恥義理のカウンター!


 吸収したパワーを思いっきり放つ! カウンター・キャノンを! 俺の体から数センチのところに外させる!


 じゃ!


「よっと!」


 そのエネルギー・ビームを、蹴り!!


 俺は、空中移動!!


 空飛ぶアイテムで、態勢を整えている一休坊主の! 頭上をとって!!


「連続蹴り! それぇぇえ!!!」


 ――ドガガガガガガガガガ!!!


「!? ぐわあああ!!!」


 っと、連続蹴り!!


 ああ、踏みつけるように蹴りまくり!!


 最後は!


「合気蹴り。そら!」


「!? ぐわあああ!!!」


 ――ドッガァァァ!!! ズンンン!!!


 合気蹴り!


 一休の浮かび上がろうとする力を利用し! 真下に蹴り落とす!!


 撃墜シュートを決めたぜ! ええ!


「よっと!」


 っで、そんな俺は、シュートの反動で宙を飛び! 


 彼が撃墜されて、開いた! 道路の大穴付近に着地!


「でてこいよ。遊ぼうぜ!」


 っと、声をかける!


 すると!


「限界突破ァァあ!!! はあああ!!!」


 って、大穴開いた道路から、飛び上がり!


 限界突破で、めっちゃパワーアップ!!


 うん! シュンシュンシュンシュン!!! っと、光り輝き! 見るからに強くなっている!!


 一休坊主と、視線を交らせた。


 いいね! 面白そうだ!!


 が。


「お客さんが来たな」


「何?」


 ――ドガガガガガガガガガ!!!


 はい。バリア。銃撃無効。


 一休も、漏れ出ている魔力だけで無効だ。


 いいね!


 んで。


「見つけたぞぉぉお!!!」


「ボスの仇ィ!」


「しねぇぇえ!!!」


「ウイーーー!!!」


 銃を撃ってきた、ギャング!


 そう! さっき俺が殺したギャングの! 仲間NPCが!


 ぞろぞろと来るので!!


「なァ。サツの旦那。勝負しようぜ」


「……勝負?」


「ああ! こいつらどっちが多く片付けるか、だ! 


あんたが勝ったら、知りたいことを一つ! 教えてやろう!」


「……お前が勝ったら?」


「ふむ。そうだな。次の仕事までに時間が押してるから……お互い全力の一撃で、勝負ってのはどうだ?」


「む」


 ギャングNPCの協力討伐を提案だ!


 乗ってもいいし、乗らないでもいい!


 乗れば共闘で楽しめるし! 勝てば情報! 負けても、一撃勝負になる!


 乗らなければ、ユーザーVS俺VSNPCの大乱闘バトル!


 生きるか死ぬかのお祭りだ!


 どっちにしても楽しめるぜ! ええ!!  


 で、それを聞いた一休坊主は!


 ――コメント


・!? 共闘!?


・共闘展開! キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!


・これは共闘しようぜ!


・奴の戦いを見てみたい!


・勝っても得だし、負けても相手の本気が知れる!


・やろう!


・やろうぜ!


・イエーーー!!!


「そうだな。やろう」


 コメントとも相談し! 共闘となった!!


「よし! よろしく! 俺は、ロッソ・スタンフィールド! 世界一の殺し屋で、ドスヤクザの義兄だ」


「お、おお。一休坊主です。名乗るんだ。って、世界一の殺し屋!?」


「? 当たり前だろ? 仲間だしな! んで、その通り! 俺は世界一の殺し屋さ!! だって俺がそ確信しているんだから!!」


「あ、なるほど。へー」


 ――コメント


・僕がそう信じている! キリ! あいたたたァ!


・いたい! いたい!


・まさかの、厨二病WWW


・ファーーーWWW


・おいおいマジかよ。世界一の殺し屋(笑)やばいなWWW


・これは強いわWWW


・WWWWW


・いや、お前ら笑ってるけどコイツ強いぞ? 


・一休坊主が襲ってダメージ0だからな?


・あ


・あ


・あ


・そう言えばそうだった!


・もっと言えば、ただの厨二病患者を、あのドスヤクザが兄にするわけない定期


・確かに!


・気を引き絞めた方がいいぞ


・せやな。むしろ、次は一撃勝負って言われてんだから! この共闘で少しでも強さ知ら便といかんぞ!


・ほんまそれ


・せやな


・ああ、そうだよ! さっきまで強敵を相手にしてたし、警戒してたのに! 厨二病のセリフだけで、警戒が緩んでた!


・ヤバいぞコイツ!


・なんと卑怯な!


・それはお前らが悪い定期


・墓穴で草


・草


・WWWWW


「! 確かにそうだ。油断仕掛けたわ。気合入れないとな。危ない危ない」


「? 準備良いか?」


「ああ、いつでも!」


「OK! じゃ!」


「「行くぞ! ヒューーー!!!」」


 回りのギャング! ぶっ飛ばすぜ!


 ウイーーー!!!


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