28-2 仲間ゲットぉ！！ これで生き抜く！ 一休坊主！！
――コメント
・！！！ よっしゃあああ！！！
・仲間ゲットぉぉお！！！
・うおおお！！！
・しかも、不死身のヒダール！ 不死身のヒダールがいるぅ！！
・大当たり！！
・これは勝ち申した！！
・わああああ！！！
「よし、一緒に行動しようぜ」
「「「「「はい！ よろしくお願いいたします！！」」」」」
「いやー、不死身のヒダールさんがいて助かった！！」
「マジな！ それな！」
「普段は敵だから恐ろしいけど、味方だとめっちゃ頼りになる！」
そうっすね！ １時間！ 生き残りましょう！！
「「「「「うおおお！！」」」」」
「はは！ 気合入ってるな！ よし！ バフ演奏をしてやろう！」
「「「「「ありがとうございます！ イエーーー！！！」」」」」
マジでありがたい！
あざーす！！
――コメント
・有能！
・有能！
・早速有能！
・パワーUP嬉しすぎィィい！！！
・一生ついていきます！！
・やっぱり、ヒダールがナンバー１！！
てな訳で！
「バレット・タイム！ 医者！ 見切り！ 発射！！」
――ダダダダダダ！！！
「！？ ぎゃ！」
「が！」
「狙撃！？ わ！」
「んげ！？」
強くなって俺たちは、山の頂上から敵を狙撃！！
うん！ プレイヤー＆ＰＫのギャングや、天使や悪魔のＮＰＣを倒し！
そこに！
「リニア・シャーク！ 魔人狩り！ 大渦ハリケーン！ 竜巻狩り！ 無限ジャンプ・アタック！ 灼熱のビート！ 一斉大爆破ァァあ！！！」
「「「「「！？ ぐわあああ！！！」」」」」
「悪魔娘！ 砂嵐トルネード！ 変形！ 砂ワニ・モンスター！ セベク！！ 沙漠・大津波！ GGGGGAAAAA！！！」
「「「「「分身・仏滅ビーム！！！」」」」」
「必殺・奇襲斬り！ お命頂戴！ 呪い斬り！ はっ！」
『『『『『！？ ぎゃあああ！！！』』』』』
っと、近接部隊が襲い掛かって食いまくる！！！
圧倒的パワーを見せつけたのであった！！
そして！
――１時間経過！ そこまで！ 予選終了！！
――ワープ！
「うお！？」
「おめでとう。生き残った君らは、本戦行だ。１VS１の試合を楽しみ給え！」
そう！ 本戦へと進出！！
１ＶＳ１の試合に、挑むことにあったのであった！！！
――抽選の結果！ あなたの試合は３時間後です！ 試合開始前に試合リングにワープされます！ それまでは、ご自由にお過ごしください
「へー！ 意外と時間あるな」
――コメント
・これは嬉しい！
・観光しようぜ！
・どこ行く？
・そりゃ大都市だろ！
・会場の中とか見たいな！
・なんか情報あるような気がする！
・ドスヤクザのテロ証拠を探したいからなー
・中で探る方がいいか？
・都市にもあるんじゃね？
・無線で確認した方がいいかも
そうだな。色々と、確認してから。大会場所の中とか、都市とか。見るか。
そういうことで！
『あの、一休坊主ですが。予選終わったんで、どこか調べましょうか』
『はい！ ダーカー・シティの笹木です！ 一休さん！ お疲れ！ 本戦出場おめでとう！』
あ、笹木さん。どーも。
『今警察でも、都市を調べているので！ できれば試合会場を調べてほしいです』
分かりました！ そうしますねー。
よし！
「ヒダールさんたち！ ありがとうございました！ 自分、会場に行きます！」
「おう！ 一休坊主！ ちょうどよかった！ 俺らも調べるわ。手分けしてやろうぜ！」
「「「「「ウイーーー！！！」」」」」
そうっすね！ 手分けして、探しましょう！
っということで！
俺は、１時間の激闘を生き抜いた！ チームと分かれ！
格闘試合会場に怪しい物や、ドスヤクザのテロに関する物がないか！
調べ回ったのである！
すると！
「うーん。特に怪しい人も、物も、データもないなーって、うん？」
「……」
――コツコツコツ
それは、黒いブーツを履いた男だった。
黒髪で、黒いコートで、試合会場を歩く男。
そんな男に。
俺は、目を奪われた。
美しいとかじゃない。
目の前を、ただ歩く。
ただ、それだけで。
尋常でない雰囲気。
堅気では絶対にない。
裏社会に生きる者の、圧倒的な雰囲気を！
俺は、見せつけられたのだ！！！
「……マジか」
武器を見せても、にらみつけても、言葉も発してない。
ただ、歩くだけでヤバい奴。
そう思わせるキャラに！
俺は、魅入られたのである！
だから！！
「こちら一休。ヤバい奴を発見。尾行します」
――コメント
・え
・え
・は！？
・え、やっば
・！？！？
・これはヤバイ
・え！？ 何！？ え！？
・見た瞬間引き込まれた！
・こいつ、堅気じゃねぇぞ！！
・絶対ヤバい奴だ！
・尾行しよう！！
・尾行すべき！！
・絶対なんかあるって！
・マジで！！
尾行を開始したのであった！！
