25-7 死のダンジョンを攻略せよ!!
「戦力は整いました!! 今こそ! 死のダンジョンを攻略する時!」
「悲願を叶え! 悲劇を終わらせるぞぉぉお!!!」
「「「「「うおおお!!」」」」」
うおおお!!!
さて! 魔女の城に集まった俺たちは、めっちゃ盛り上がってます!!
それもそのはず! 再起喝采で、歴代の魔女たち全員を復活させ! これ以上ない戦力を手に入れた俺たちは!!
この戦力ならいけるということで!
死のダンジョン攻略を! しようということになったのさ!!!
うん! これがルート変更!
全員蘇らせたら、ダンジョン・攻略ルートが出るらしい!
鳴海会に教えてあげるとしよう! メモメモ!!
うん? なんでクリアする必要があるのかって?
ああ、それも先輩の魔女が教えてくれたんだが。
『この死のダンジョンって。冥府への通り道に過ぎないんだ』
そうらしい。
つまり、死者の判別や、冥府に関係ない。
むすろ、ダンジョン・クリアして、モンスターをコントロールしておきたい場所らしい。
そう考えて、一番最初の魔女の方々……俺が再起喝采でよみがえらせた美人でボインな魔女の方々も! 当時に戦力を集め! クリアに乗り出したが!
ボスが強すぎてクリアできず! 封印!
それで、モンスターが湧き出る状態でも、通り道として使うしかない。
ていう事情で、使っているらしいのさ!
なので、今回はクリアしようってことだ!!
ああ、クリアしてダンジョン・モンスターを味方にできれば! 死霊や亡霊を選別し、冥府に持っていくのも楽!
処罰でモンスターに殺させたり、決闘で被害者の幽霊と決闘できるようにスムーズにできると!
いいことづくめになるのである!!
仕事が楽になる! めっちゃ重要やな!
やろうぜ! ウイーーー!!!
てな訳で!
「冥府行の魂は城に預け! 全戦力で、死のダンジョン! 最奥のボス部屋まで、めざすぞ!!」
「「「「「うおおお!!!」」」」
ダンジョン・アタック!!
全員で開始だぜぇぇえ!!!
ウイーーー!!!
「じゃあ、初手は俺だァァあ!!!
呪術・国揺らし!! オラァァあ!!!」
――ドッゴォォォ!!! ズンンン!!! ドッガァァァ!!!
「「「「「『『『『『!? ぎゃあああ!!!』』』』』」」」」」
まず! 俺の呪術・国揺らしで、ダンジョンに震度7を! ぶち込み!
その揺れと、地割れと、ダメージで!
敵を全滅! ぶっ飛ばして!!
「しゃァ! リニア・シャーク! 鎌ギター振り合回し演奏! どりゃあああ!!!」
――ザッパァァァ!!! GGGGGAAAAAA!!!
――斬斬斬!!! ドカン! バカン! ウイーン♪♪♪ ビリビリビリ! ギュィィィンンン!!! ウイーーー♪♪♪
「ぎゃ!」
「がッ!」
「ぐひ!」
「ほっげ!」
「「「「「「「ぎっへえええ!!!」」」」」
無限ジャンプアタック・キャンセルからの、波乗りで! 高速移動・波鮫吸い込み! 食い殺す!!
通称・『リニア・シャーク』をしながら!!
そのうえで、絡新婦型鎌ギターの振り回し演奏で!
斬り、爆破! 電撃! 氷結! パワーUP!!
しまくりィィィ!!!
イエーーー♪♪♪
「よっしゃ! バフサンキュー!!! 行くよ皆!!」
「「「「「おっらァァあ!!!」」」」」
『『『『『「「「「「ぐええええ!!!」」」」」』』』』』
それでみんな強くなり! 大暴れ!!
ああ、メナスたちの活躍で、強力なモンスターもドンドン殺し!
ロキシーたちも、ハーマイオニーとメグたちと組んで! 補助や狙撃で活躍!
敵の行動を阻害させ、隙を作らせるアシストがいい感じ!
っで、死霊や亡霊! モンスターに! 隙を作らせたら!
「任せて! フラルゴ・ルシファー! フォルティシモ!!」
「グラビティ・ボンバー! フォルティシモ!!」
「樹海爆誕! グリーン・ジャングル・フォルティシモ!」
「ハリケーン・タイフーン! フォルティシモ!」
「トール・ハンマー! フォルティシモ! せいやァァあ!!!」
――ドガガガガガ!!! ドッガァァァ!!!
『『『『『「「「「「ほっげえええ~~~!!! んっぎいいい~~~!!! ~~~!!! ~~~!!!」」」」」』』』』』』
っと、スーミヤ先生とアリア先生に! 蘇った、歴代の魔女たちが!
魔法で、ぶっ飛ばしィィい!!!
ヒューーー!!!
ああ、普通の魔法でも! 殺戮だァァあ!!!
いいね! このチームワーク!
これなら、行けるぜぇ!
ウイーーー!!!
ということで!
その後も俺たちは、俺の無双とメナスたちの暴れに!
ロキシーたちのアシストと、歴代の魔女たちの火力で! 押し進み!
誰一人かけることなくぅ!
「着いた! ボス部屋の前!」
「全員無事で、敵皆殺し! 完全制圧で、来たぞぉぉお!!!」
「「「「「「うおおお!!!」」」」」」
ダンジョンの最深部!
ボス部屋の前へと、到着したのだよぉぉお!!!
ヒューーー!!!
いや、すごくよかった!
これまでの戦い! 戦術! 行動!
全て機能してて、モンスターも亡霊も! 何もさせずに殺してた!!
俺ら強いぜ!! ええ!!
「じゃ、行きましょうか!」
「ええ! 全てを終わらせに!」
「私たちならできる!」
「勝って終わろう!」
「「「「「「おう!!」」」」」
ええ、勝ちましょう!!
っと、ボス部屋の入り口に手をかけ!
入ろうとすると!
――ボス部屋に入ります。チームで入りますか? ソロで入りますか?
――【注意!!】ダンジョンクリアで、ダンジョンをコントロールしたい場合。ソロ討伐でしか権利を得ません。
「「「「「え!?」」」」」
え、マジ?
一人で行かないと、ダンジョン・コントロール無理なんかい!!
なら!
「俺が行きます!!」
是非やりたいね! ええ!
「え、いや、しかし」
「待て。カトレア。本気なんだね? ヒダール」
「ええ、俺がぶっ倒します! やらせてください!!」
「……分かった」
「「「「「「隊長!!」」」」」
「ヒダールは強い。ここの誰よりも」
「でも! 彼は私たちを生き返らせてくれた恩人です!!」
「そうですよ! またメグたちに合わせてくれた! この世界で戻らせてくれた! 大恩人です! それを死地に送り出すなんて! 恩知らずな真似はできません!!」
「私もそう思う。でも、本人が行きたがっている。戦いたがっている。そんな勇敢な男を信じて送り出すのも、いい女ではないかね?」
「「「「「!?!?///」」」」」
「ま、それは冗談としてだ。死のダンジョンクリアで、モンスター・コントロールは絶対条件。なら、ソロで勝てる人間がヒダール以外にいな以上。信じて送り出すのが、我々のできることだ」
「「「「「……」」」」」」
「だから送り出そう。ヒダール! 私たちの代わりに、勝って来てくれ。悲願を、達成してくれ」
応! 任せてください!
美緒隊長!!
「うむ! 任せた! 受け取れ! スピードUPの祝福!」
お、ありがとうございます!!
「分かりました! ヒダールさんを信じます! 強さUPの祝福!」
お、ありがとう! ロキシー!
「勝って来てくださいね! 強化!」
「頑張れ! 永続回復!」
「ファイト! パワーUP!」
「死ぬんじゃいよ! クリティカルUP!」
おう! 皆もありがとうな!!
絶対に勝つぜ! ええ!!
っと、そうやって!
応援と選別をもらいながら! 俺は!
――ソロでボス部屋に入ります! ご武運を!
ボス部屋へと入ったのだった!!
そして!
「あああ~~~いいい!!! いよぉぉお!!!」
――カカンカンカン!!!
その中! 決闘場のように、広い空間に!
六本腕の傾奇者が現れ!!
「あ、成敗ィィい!!!」
――薙刀の一撃! 致命攻撃!! ブオン!!
呪力を込めた薙刀を!
振るってくるのでぇ!!
「侍・先読み! 先の先! リニア・シャーク!! オラ!!」
――ギュイン!! サッパァァァ!!! バッグぅぅう!!!
「!? は?! ぐえ!!」
攻撃を読み切り! 黒い暴風を込めた、リニア・シャーク発動!!
波の鮫で奴を飲み込み! 飲み込み投げで、攻撃キャンセル!
そうして、カウンター・ダメージ受けさせつつぅ!!
「医師・診断! 手術! 薙刀突き! あいいい!!!」
「!? ぐえ!」
刀を薙刀にして! 弱点に! クリティカル突き!
更に!
「鬼の呼吸・氷結! かァァあ!!!」
「!? うっぎ!」
――氷結!!
鬼の声で、凍らせぇ!
「「「「「分身! 一斉射撃! おらァァあ!!!」」」」
分身で、ハンドガン、マシンガン、ショットガン、ミニガン、グレネード、ロケラン、狙撃銃撃ちまくり!
氷ってる敵の氷に、弾丸がめり込んでいく!!
よし!
「薙刀技・薙刀ハンマー! おっら!!」
それを確認し! 薙刀を持って、ブン回し!
ボス部屋の地面へと、凍った敵を! ハンマーのように叩きつけて! 氷ブレイク!! バッキィィィ!!!
そうすることで!
「ふん! 氷漬けなど片腹痛い ――ドガガガガガ!!! ぐわあああ!?!?」
銃弾が傾奇者に当たって、ズダダダ!!! っと、ダメージ!!!
そのまま、空中浮遊状態へ!!
これを待っていたァ! しゃあああ!!!
「リニア! 滅多切り! 斬撃演奏から、挑発キャンセル! 杭!」
それを見て、リニアで高速で近づき! 絡新婦型鎌ギターで、滅多切りラッシュしながら! 挑発キャンセル! 杭装備!
「殴り杭刺しラッシュじゃァァあ!! オラァァァ!!!」
――ドドドドドドドドド!!!
「!? ぎゃあああ!!!」
ああ、両手に杭を複数握って、殴って刺し! 蹴って刺し!
気合術で、杭をファンネルのように飛ばして刺し!
更にラッシュで、刺しまくり!
呪いまくりィィい!!! ヒューーー!!!
っで!
「打ち上げ・アパカッッッ!!!」
「!! っぎ!!」
最後はアッパーで、刺し! ぶっ飛ばしながら!
「バード奥義! 拍手喝采!!! バイオレンス・ショー!!」
――ギィィィンンン!!! チャリン! チャリン! チャリン!!
絡新婦型鎌ギターで、演奏!
俺の所持金を消費して!
「「「「「うおおお!!! ヒダールぅぅう♡♡♡!!! あああ~~~!!!」」」」
「ぐえ!? がけ! ほっげ!」
飛んで行った六本腕を拾う! 妖怪の観客! 召喚!
コンボをつなげて、ぶっ飛ばし!
ウイーーー!!!
「もう一発! ジャァァァンンン♪♪♪」
「「「「「イエーーー!!! ヒダール! ヒューーー!!!」
「!? んがあああ!!!」
更に、所持資金消費で! 今度は、モンスターの観客を召喚し!
また拾って、フルボッコ!
コンボをつなげていくぅぅぅ!!!
フーーー!!!
いいよ! いいよぉ! もっといこうや!
こうやって金を払って、ランダムで敵を攻撃する何かを召喚するのが! バイオレンス・ショーだ!
所持金ある限り、全ブッパ!
つなげていくぜぇぇえ!!! ウイーーー!!!
って、あ!
――ドッカァァァンンン!!!
「!! ぐわあああ!!!」
中断入ったな。
ああ、金消費で、観客フルボッコや、札束ビンタ。
金貨アタックしてたら、ダメージ大当たりの隕石が降ってきて!
ぶっ飛ばし! 打ち上げ!!
普通は当たり引いたので、ここで終わりだが!!
「バード技! アンコール! フーーー!!!」
「「「「「うおおお!!! ヒダール! うおおお!!!」」」」」
「!?!? ぎゃあああ!!!」
最後に、歌技アンコールを行うことで!
もう一度、同じ技をリピート!
これで、最高を引き当て!!
うん! 岩の巨人と、巨大な鬼と!
閻魔様と、神が出てぇ!
傾奇者をぼこぼこラッシュ!!
岩で、炎で、拳で攻められ!
最後は、雷! ブチ当てぇぇぇ!!!
俺の方へと! 撃ち落とされたのさァァあ!!!
故に!
「医術!」
絡新婦型鎌ギターを構えて! 医術! クリティカル・ロックオンし! 上から下に斬り殺そうとしたら!
「!! させるかァァあ!!! 薙刀・回転斬ンンン!!! きえええ!!!」
傾奇者が、反撃してくるのでぇ!
「流れ」
――ブオン!!
その攻撃を、流れ!
来る攻撃のパワーを利用し! 弾き飛ばす様に、体を回転させ!
逆方向に流れてぇ!!
「魔人狩りィィィ!!!」
――カウンター! ズバンンン!!!
「!? ぐええええ!!!」
カウンターでの魔人狩り!!
暗殺鎌奥義! 決めまくり!!
イエーーー!!!
うん! この技は、カウンター攻撃力上げる技で、更に!
傾奇者に刺さってる呪いの杭は! 杭の数ほど! ダメージ大増するのでぇ!!
「強化された俺の攻撃に、クリティカル×強化カウンター技×杭の数50本! 掛けましてぇ!!
合計! 3000倍じゃァァあ!!!」
死ねぇぇえ!!!
「!!! ぎゃあああ!!!」
――ドッガァァァ!!!
はい! 大爆発! 死亡!!
これで一件落着、な訳がなく!!
「!!! ぐおおおお!! 終わるかァァあ!!! 我が本気を見せてやる!! 変化ぇぇえ!!! ああああ!!!」
当然のように、変化で第二段階準備!
うごめいて、変身しようとしてらァ!
あると思ったよ! うん!
「故に、こっちも準備だ」
俺は、メナスの毒を飲み!! HPミリに!
っで!
「呪術奥義・拷問地獄・フォルテッシモ!!」
奥義発動!
俺の周りに、杭、釘、ギロチン、ハンマー、のこぎり、鞭、斧! 様々な拷問処刑道具を浮かせ! 準備完了である!!
んじゃ!!
「!!! GGGGGAAAAAA!!!」
第二形態!!
巨大な六本鬼の鬼蜘蛛となって! 向かってくる敵にィ!
「リニア! 一撃の刀! 侍! 先の先! はァァあ!!!」
「返し技・閻魔の太刀!!!」
――斬ッッッ!!!
「!?!? gyッッッ!!!」
一撃の刀で! リニア・閻魔の太刀! 叩き込みィィィ!!!
フーーー!!!
うむ! 相手の胴を斬り捨てるカウンター攻撃の上! 俺のHPが低ければ低いほど! 大ダメージとなる!
最凶のカウンター技を! リニアでぶち込み!!
そのHPの8割を! ぶっ飛ばしたのである!!!
そしてぇ!!
――拷問地獄! 追撃! ドガガガガガ!!!
「!?!? ぐええええ!?!?」
それで終わらず! 追撃開始!!
カウンター属性を得た、拷問地獄・フォルティシモの武器たちが!
斬られて行動停止してる! 鬼蜘蛛に!
突撃だァァあ!!!
イエーーー!!!
ああ、もともと拷問地獄は、俺の周りに拷問・処刑道具を召喚し、俺の攻撃に合わせて追撃する地獄であり! 俺のHPが低いほど、攻撃力が上がる奥義だからな!
ぶっちゃけ、他の炎やマグマを纏える灼熱地獄や、ダメージ&氷結で、相手に何もさせない八寒地獄! 電撃スピードと感電が強い、雷電地獄と比べたら。武器ファンネルしかないという、地味ではある!
が! それでも! 攻撃力! 攻撃回数はぴか一!!
しかも、これ! カウンター・属性が載るので!!
攻撃力! さらに倍!!
処刑追撃となるのさ!!!
だからァ!
――ガガガガガガガガ!!!
と、鬼蜘蛛のHPを!
2割残ってたそれを! 瞬く間に削りィ!!
「!!! ぐああああ!!! ば、馬鹿なァァあ!!! ああああ!!!」
――ドッガァァァ!!!
――巨大鬼蜘蛛を、倒しました! 死のダンジョン・クリアです!!
死ぬまで追い込み! ぶっ殺しィィい!!!
勝ったァァあ!!!
しゃあああ!!!