24-5 ヒダール！ 迷いの森の魔女学校に到着！！
「「「先生ィィい！！！ ただいま帰りましたァァあ！！！」」」
「え、あ！？ ロキシー！ シノン！ ルマニ！ あなたたちどこに行ってたんですか！ 帰ってこないから心配してたんですよ！！！」
「「「ごめんなさい！ でも！ めっちゃ実りある野外実習でした！！」」」
「え？ 実りあるって、そのドレス、宝石、ネックレス？！ なんですか！？ それ！」
城のようにデカい魔法学校。
その入り口である城門にいる、黒のとんがり帽子に黒のドレスという！ 魔女の格好した！
美人な女先生に！
ロキシーたちが挨拶をして、怒られたり、心配されている。
あ、日帰りが基本だったんだ。
それに、ドレスや宝石もね。うん。
「あー、それについては俺から説明をしましょう」
これは俺がしますわ。ええ。
「！？ あの、あなたは？」
「先生！ この方こそ！ 大恩人！ 私たちに、商売の仕方を教えてくれた！ 大商人のヒダールさんです！」
「それに、魔法が苦手な私たちに！ 戦闘を教えてくれた大海賊でもあって！」
「魔法を習得させてくれた！ 大恩人です！」
「「「なので、学校の方からお礼！ よろしくお願いします！！」」」
「は？？？」
OK。ロキシーたちちょっと落ち着こうか。
えーとですねー。
――かくかくしかじか。事情説明。
「そんなことが……それは、わが校の生徒が、お世話になりました」
事情を説明したら、美人先生にめっちゃ頭を下げられた。
好きでやったことだし、お礼目的でもあるから、ええんやで。
「確かに、これはお礼が必要ですね。まさか、我が校でも有名な問題児にして……言い方は悪いですが、魔法を扱えない、一つしかできない、落ちこぼれだった３人が」
「竜巻スクリュー！」
「ウオーターカッター！」
「フレア・バーン！！」
「ああも、完璧に魔法を使いこなしているなんて！！ たった一日で！ 素晴らしいですわ！！」
ああ、城門の前で、元気に魔法撃っとるわ。すげぇ楽しそう。
でも、俺が教えたから、できるように訳じゃない。
今までの積み重ね。
先生たちの教えを、吸収していたあの子たちが、頑張って来たから！
たまたま俺をきっかけに、花開いたんですよ。
「そう言ってくれると助かります。色々と。
しかし、あなたというきっかけがなければ難しかったのも事実。故に！」
「何をお望みでしょうか？ 迷いの森の魔女学校の教師として、出来るだけのことはしましょう」
え、何でもいいって！？
うーん！ これは、どうしようかなー。
何が正解だ？？？
こういう時は。
――メッセージ
・不死身のヒダール
教えて、エロい人
・ドスヤクザ
エロくはないが教えてやる。
何でもと言いながら何でもじゃない。たいていは、アイテムか、技術。証だな。
ほうほう！！
・人食いの傀
いいやまて！ 結構幅が広いはずだから、それっぽいこと言えば、条件に合致するものはもらえるはずだぞ！！
・ドスヤクザ
それでハズレつかまされるガチャやるくらいなら、指定した方がいいだろうが
・混乱魔法のカスミ
待って。そもそも、ヒダールは何が欲しいの？ なんの見返りを求めてたわけ？
・死神の春香
それは知りたいかも
・名無しのＰＫ
ユー、言っちゃいなよ～
・名無しのＰＫ
へいへーい！！
いや、俺は特に。
くれるなら何でもいいってスタンスだったんだよなァ。
ただ、助けた～お礼の物をゲットするまでをストーリーとして。
歌造ろうとは思ってたけど。
――メッセージ
・死神の春香
あー。歌かー
・混乱魔法のカスミ
あー
・呪術師のメリー
なるほど。ヒダールさんの場合、ゴミ掴まされても、レアものでも、普通の物でも。それはそれで、歌になるのか。
・名無しのＰＫ
むしろ、魔女学校の評判が左右されるまである
・名無しのＰＫ
それなＷＷＷ
・名無しのＰＫ
え、じゃあ試されてるのはヒダールじゃなくて、魔女学園だったって事！？
・名無しのＰＫ
せやな
・名無しのＰＫ
ひえ
・名無しのＰＫ
まさかの罠で草
・名無しのＰＫ
トラップすぎんよぉ！！
・名無しのＰＫ
ファーーーＷＷＷ
・盗賊の覇龍
え、じゃあ、なんでもいいんじゃねぇの？ いいものくれたら評判揚げて、ゴミならこき下ろすって感じで。
・人食いの傀
それもいいけど、それだとお使い的におもしろくない
・ドスヤクザ
働きには、それ相応の報酬を求めるべきだぞ。
・名無しのＰＫ
せやな
・名無しのＰＫ
それはそう
・ブレーメンの音楽隊
確かに
ふむ。一理ある。
なら、特別なものが欲しいな。こう、魔女学校ならではの。
・名無しのＰＫ
いや、ふわっとしてて草
・名無しのＰＫ
草
・名無しのＰＫ
草
・ドスヤクザ
もうちょっと具体的に言えや
・混乱魔法のカスミ
魔女的なのねぇ
・死神の春香
魔法？
・名無しのＰＫ
やっぱアイテムでいいだろ
・名無しのＰＫ
いやいや、証じゃね？
・人食いの傀
うーん。ゲーム的には、欲しい。欲しいが
・ブレーメンの音楽隊
いや、他の手段でも取れそうなそれを、今ここでってのはなー
・名無しのＰＫ
ぶっちゃけ無駄な気はする
・呪術師のメリー
せっかくの権利をもったいない！
・盗賊の覇龍
じゃあどうするねん！
・名無しのＰＫ
うーん！
・悪役令嬢ラミィ
もういっそ、魔女学校に入学したら？ いうだけタダだし。なーんて……。
・名無しのＰＫ
！！！
・ムエターイのマキリ
！！！
・ホワイトメイドのみーあ
！！！
・名無しのＰＫ
魔女学校！ 女学校に入学だと！？
・名無しのＰＫ
それだ！
・ドスヤクザ
それだ！
・人食いの傀
それだ！
・名無しのＰＫ
それだ！
あ、じゃあそれで。
・悪役令嬢ラミィ
え、本気！？ じょ、冗談ですよ！？ え！？
・名無しのＰＫ
いや、本当に言うのかよ！！
・名無しのＰＫ
ファーーーＷＷＷ
・行動不能忍者・以蔵
おいおい、マジか
・名無しのＰＫ
マジ？
・名無しのＰＫ
いや、ヒダールさんて、そういう人だぞＷＷＷ
・ロケラン野郎・リオン
結構流されるし、常識もあんまりないからね！
・盗賊のキャミー
常識がないんじゃないでしょ！ リオン！ とりあえずやってみようとする、チャレンジャー精神！ 旺盛なだけです！！
・吸血姫・アスナ
やっとこれた！ 今どういう状況！？
なんかヒダールさんが女子高に行くって聞いて、飛んできたんだけど！？
・名無しのＰＫ
せやな
・名無しのＰＫ
まさに、チャレンジする状況やで！
・名無しのＰＫ
世紀の瞬間や！！
・名無しのＰＫ
いや、チャレンジャーすぎィィい！！！
・ドスヤクザ
ってか、リオン！ キャミー！ アスナ！ お前らいたんかい！！WWW
・ムエターイのマキリ
はよヒダールを止めてやれ！！WWW
・リオン＆キャミー＆アスナ
今来たんですー！！ あと、現地にはいません！！
・名無しのＰＫ
一歩遅かったな
・名無しのＰＫ
致命的な遅さで、草
・名無しのＰＫ
草ァァあＷＷＷ
「じゃあ、魔女学校に入学ってできます？」
いろいろ学べるし、体験できるだろうし！
歌作るにもいいカモ！！
――メッセージ
・人食いの傀
マジで言いやがったァァあ！！！ＷＷＷ
・名無しのＰＫ
ファーーー！！！ＷＷＷ
・ドスヤクザ
さァどうなる！！
・名無しのＰＫ
返答はいかに！！
「え、魔女学校ですか！？ 男性はダメですが……ふむ。
でも、商売の方法に、新しい戦闘。魔法の習得まで、指導してもらいましたからね」
「分かりました！ あなたを、魔女学校の新しい先生！ 外の世界の事を生徒に教える先生として、雇いましょう！ それなら入れます！」
お！ いいですね！
では、それでお願いします！
「分かりました！ 我ら迷いの森・魔女学校は、あなたを歓迎しましょう！！」
――レアイベント・魔女学校へ入学！ 成功！！！
「「「「「うおおお！！！」」」」」
「ヒダールさんが教師に！ わあああ！！！」
「最高ですわ！ ヒューーー！！！」
「これからもよろしくお願いします！ うへへ///」
「「「「「イエーーー！！！」」」」」
おお！ やったぜ！！
特別に！ 魔女学校へ！
教師として、入学できるぞぉぉお！！！
ウイーーー！！！
――メッセージ
・名無しのPK
！？！？
・名無しのPK
！？！？
・名無しのPK
！？！？
・ドスヤクザ
ええええ！？！？
・ブレーメンの音楽隊
ファーーー！？！？
・人食いの傀
いや、ＯＫなんかーい！
・名無しのPK
うおおお！！！
・ムエターイのマキリ
すっげえええ！！！
・行動不能忍者・以蔵
え、マジで！？
・悪役令嬢ラミィ
うそおおお！？！？ 冗談だったのに！！
・名無しのPK
できるのか！
・盗賊の覇龍
やっべえええ！！！
・ロケラン野郎・リオン
これは、奇跡！
・盗賊のキャミー
やり方覚えましょう！
・混乱魔法のカスミ＆死神の春香＆呪術師のメリー
絶対入学する！
・ホワイトメイドのみーあ
楽しそう！
・名無しのPK
学園生活、見てぇぇえ！！！ 超見てぇぇえ！！！
・名無しのPK
動画上げてくれぇ！！ 頼むぅぅう！！！
・名無しのPK
わあああ！！！
いえ、動画はあげません！
ウイニング・ショーとかなら上げるが、普通のプレイであーだこーだ指図されたくないからな。
絶対にあげません！！
ということで！
「じゃ、魔法学校楽しむぜ！」
「「「「「ウイーーー！！！」」」」」
俺と、メナスたちは！ ロキシーたちと一緒に！ 城門をくぐり！
城のような学校！
迷いの森の魔女学校へと、入ったのサァァあ！！！
イエーーー！！！
