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24-4 ヒダールVS悪霊!! 結構強いぞ!!


「GGGGGAAAAA!!!」


 ふむ。強いな。


 黒い闇がうごめくような、悪霊!!


 森から出てきたそれは、俺でも結構強いと感じるモンスターで、明らかにロキシーたちには手に負えないだろう。


 故に、ここは俺が行こうかと思ったが!


「混乱魔法! 爆音波!!」


 ――ドォォォンンン!!!


「!? ぐぎ!」


 すでに、悪霊を察ししてたロキシーたちは! 先手を仕掛けた!!


 ああ、基本の攻撃だ!


 ロキシーによる、音武器で混乱させ! 爆破魔法の音波叩き付け!


 しかし!


「!!! グォォお!!!」


「っく! 効いてない!!」


 そう! 悪霊には聞かず! むしろ、ロキシーを狙い!


 ものすごい速度で、ロキシーに突撃しようとする悪霊!!


 っが!


「今! それぇ!」


 ――タァァァンンン!!! シュルルル!! 


 ――ドッシィィィンンン!!!


「!? ぐえ!!」


 それを、シノンの狙撃がインターセプト!! 


 植物の素材に重力魔法を打ち込み、根を張らせて! 身動きを取れ無くし!


 そのまま、重力魔法で地面に激突させる!!


 この方法で、流石の悪霊にもダメージ!! 悲鳴が上がった!!!


 でも!


「!!! んがァァあ!!!」


 ブチ切れた悪霊は黒い炎を全身から出し、植物を焼き! 自由の身!!


 シノンにヘイトを向け! 黒い炎を撃とうと! 


 全身が燃えあがった、まさにその時!!


「奇襲・影ナイフ!」


 ――斬! ズバ!!


「!? ふっげ!!」


 ルマニの影ナイフが、とどめ!!


 その股間から頭を!


 影ナイフが、突き上げ!!


 カウンター・奇襲・クリティカル!!!


 大ダメージを与えたのだ!!


「ぎいいい!!!」


 それにより、倒れ込む! 悪霊!


 想像以上のダメージに、その体がボロボロと崩れ!


 ――パァン!!!


 っと、はじけ飛んだのである!!


 そう!


 ――勝ちました! レベルアップ! レベルアップ! レベルアップ!


 ――レベルがめっちゃ上がりました!!


「か、勝った?」


「勝った」


「勝ったァァあ!!!」


「「「うおおお!!!」」」


 勝ったァァァ!!! イエーーー!!!


 っと、誰もが勝利を確信!!


 あの悪霊に! 見るからに強いのに、勝った!!


 落ちこぼれでも、格上にかてる!


 ジャイアントキリング! したんだァァあ!!!


 うおおお!!!

 

 っと、テンション上がって! 油断した。


 その瞬間!!


「「「「「GGGGGAAAAA!!」」」」」


「「「え!?」」」


 消えた悪霊が、再び出現!!! 


 完全に勝ったと思わせて! しかも、今度は10体に分身し! 彼女たちの近くにワープ!!


 確実に殺そうと、してきたのでぇ!!


「させるかァァあ!!! 呪術・敵呼び! 大渦ハリケーン! ウイーーー!!!」


 俺が、ヘイトを呼び集め! 大渦タイフーン! 


 悪霊どもを、距離・行動・関係なく! 一瞬で俺に集め! 


 絡新婦型・鎌ギターで! 大渦ハリケーン! 斬りまくり!!


「「「「「!? ぎゃあああ!!!」」」」」


 更に!


「侍! 暴風! 一刀千刃・微塵切り!」


 ――ズバババ!!! 斬ッッッ!!!


「「「「「「ぐええええ!!!」」」」」


 侍で、暴風込めた! 一刀千刃・微塵切り! 


 からの!


「切腹呪い!! ウイーーー!!!」


 ――切腹! クリティカル!!


「「「「ほっげえええ~~~!!!」」」」


 ドッガァァァンンン!!! 消滅! 合掌バイ!!!


 切腹呪いで、滅殺したのであったァァあ!!!


 やはり、オーバーキルは正義!


 はっきり分かんだね! ええ!! ヒューーー!!!


「あ、ありがとうございます! ヒダールさん! たすかりまし、ええ!?」


「ちょ、なぜ!? 切腹!? か、回復! 回復!」


「わあああ!?!?」


 ああ、混乱するな。ロキシー、シノン、ルマニ。


 俺は、呪術師でもあるからよ。そういう戦い方だ。気にするな。お♡!


「そ、そうなんですか」


「痛そう」


「いろんな意味で凄い」


 ははは! まァな!


 でも、ロキシーたちもすごかったぞ!


 絶対勝てないかな? っと思ったけど!


 悪霊の最初の形態を倒したし! 


 よくやったぜ! ええ!


「「「ど、どうも。へへ///」」」


 で、だ。


「あれどうするかな?」


 うん。


「シャー」


 ――ゴキゴキ!


「ぐわあああ!!!」


 メナスの首に巻いてる蛇が、獲らえた! 悪霊の魂!!


 毒で苦しんでるが、死ぬ様子がない。


 これどうすんの?


「悪霊の魂ですね」


「本来なら、大魔法の炎で浄化しますわ」


「封印や、破壊も可能」


 お、そうなのか。


 詳しいな?


「それはそうですよ! もともと、悪霊は、魔女が倒す敵ですから!」


 え、そうなの?


「はい! 悪霊は、死霊の魂が恨みやなんかでずっと現世に残ってると、モンスター化するものですわ! ほおっておくと、人を襲うし、病を発生させるので! それを倒し! 消滅させるのが魔女の仕事なのです!」


「悪霊ハンター」


 なるほどなァ。そういうことなのか。


 あれ? じゃあ薬やアイテムの販売は。


「ずっと悪霊だけを殺しても稼ぎがね?」


「国がお金くれますが、潤沢ではないので」


「世知辛い」


 あ、なるほど(察し)。


 ううん! じゃあ、この悪霊の魂は、聖なる炎や、地獄の炎で燃やすんだな。


「「「そういう事!」」」


 じゃ、呪術の紅蓮の火でやってみるか。


 っと、右手に黒い炎を出した。


 その時!!


 ――メッセージ


・人食いの傀

待て! ヒダール! その魂ほしい!!


「あん?」


 そう、人食いの傀からメッセージが来て。


・人食いの傀

食いたいんだ! めっちゃ美味そう!!


・不死身のヒダール

マジかよ(戦慄)


 食いたいといわれるのであった。


 うわァ……(ドン引き)。


 えっと、ロキシー。


「はい?」


 この魂。買いたい奴がいるけど売っていいか?


「「「……え?」」」


「あの、悪霊の魂を、ですか?」


 ああ、お前たちが半分倒してるしな。


 売れば、金を半分渡す契約で、売るが……。


 そもそも、売っていいのか? 魂。


「えっと、そうですね」


「それはさすがに。滅ぼさないとダメじゃ?」


「いや、封印でもいいよ。それは知ってる。というか、買い手は何がしたいんです???」


「「いいこと言った。ルマニ。マジで何したいんです??」」


 食いたいらしい。


「「「え?」」」


 食いたいそうだ。美味そうで。


「「「……えぇ(ドン引き)」」」


 分かる。俺もさっき引いた。


「え、食うって。魂を、食うって。えぇ」


「いや、流石にそれはダメ……あー、でもまって。そういえば、魔女の中にも食った人がいるような」


「! 思い出した! 悪霊を食べて消滅させた魔女! いた! だから……なくはないって感じ?」


「じゃあ、いいんじゃね?」


「そうね。えーっと、売っていいと思います。ただ、自己責任で」


 分かった。


 聞いたとおりだ。何が起きても自己責任で。


 ――メッセージ


・人食いの傀

ひゃっほい!! やったあああ!!!

じゃあ、1000万で買います!!


・不死身のヒダール

まいどあり~。って、1000万かよ!? ええ!?


 ――トレードしました!!


・人食いの傀

ひゃっほおおお!! 来た来た! いただきまーす! あむ!

!!! おおお!!! うまあああ!!! イエーーー!!!


 美味くてよかったな。


 えー。


「1000万ゴールドで売れたわ。500万どうぞ」


「え」


「え」


「ええ?!」


 ロキシーたちビックリ仰天!


 そりゃあそう。


「ヒダール。誰に売ったの? 想像つくけど」


 そうだねメナス。想像通りだ。


 人食いの傀だよ。


「「「「「あーーー」」」」」


 納得の、メナス、アラコ、ヴァラシー、ハーピー、芽衣子!


 せやな。


「え、そんなヤバい人なんですか?」


「ヤバいって言うか、何でも食うわ」


「生きた人でも、魔法でも、モンスターでも食べるよ」


「「「ええ!?」」」


 事実だけど、説明したらバケモンだよなァ。


 まァ、そんな奴だ。気に入ったみたいだから、悪霊の魂を売れば稼げるかもな。


「「「えぇ……」」」


「更に食べるんですか?」


「摩訶不思議すぎますわ!?」


「人間なんですか? その人」


 ……多分。


 ううん! まァ、いい!


 悪霊の魂を処分し、金を稼げたのでよし!


 そういうことで!


「学校を目指すぞ! モンスターは倒して、悪霊は換金! 稼ぎ時だァァあ!!!」


「「「「「「うおおお!!!」」」」」


 学校を目指して、再出発!


 モンスターを倒し、悪霊を売りさばき!


 大いに稼いだのである!!!


 そして!


「森! 抜けたァァあ!!!」


「学校! 着いたァァあ!!!」


「めっちゃ稼げたァァあ!!!」


「「「「「イエーーー!!!(大興奮)」」」」」


「おお! あれが!!」


 俺たちは、迷いの森を抜け!


 ついに魔女の学校!!


 森の奥にある、城のような学校まで!


 到着したのであったァァあ!!!


 ウイーーー!!!


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