22-16 三人称・リバティ教授激怒! しかし、それが虎の尾を踏んだ!!
「はやく私の家にいけ」
「は、はい!」
「ふん」
時間は、巻き戻る。
それは、リバティ教授が、銀行跡地から車の中に乗った時だ。
家が襲われるかもしれない。家に残している、数々の犯罪のデータ・資料。犯罪コンサルタントのデータや、証拠などもいくつか残してある!
(それを抑えられるのまずい!! 何としても、消さなくては!!!)
リバティ教授としては、2丁マシンガンが犯罪の証拠を押さえ、自分を恐喝してくる。
そう考えての行動である。
だから、自分の部下を殺し。派手なマークを残し。
更には、自分の金があって、経営権も握っている銀行を襲い。爆破したのだと、彼は考えた。
お前を見ているぞ。殺せるぞ。
そういうメッセージの脅し。
武力を持った、恐喝犯。
そう、2丁マシンガンを位置づけたのである。
……それが、大きな間違いだと知ったのは。
――ピピピ! 緊急連絡です!!
「きょ、教授! 緊急連絡で!」
「かせ! なにがっ何!?」
「アジトが襲われ、壊滅!? 手下も皆殺しで、資産とデータを奪われただとォ!?」
ダーカー・シティにある、リバティ教授の全てのアジト!
そこを襲われたと、知らされた時だった!!!
「!!! クソがァァあ!!!」
――電話機、ガッシャァァァンンン!!!
「ひいい!!」
ああ、そうである!!
部下も、金もすべて! リバティ教授は、失ったのだ!!!
(思い違いをしていた!! こいつは、狂人だ!!!)
事ここに至って、リバティ教授は、憤怒し! 2丁マシンガンの評価を改めた。
武力を持った恐喝犯?
そんな生易しいものではない!!
こいつは、狂人! 遊び人だ!!
なんども自分を殺せる手があると見せて! まさかの選択!!
削ることを、平気で行う!!
本命である自分の、手足! 金! 部下! アジトをことごとく破壊し!!
手足をもいで遊ぶ!!!
ガキみたいな狂人!!
卑劣な拷問魔だ!!!
「もはや、手は選べん!!」
「戦争だ! ドラゴン・アイランド! 全地方にいる! 我が手ごまを、呼び寄せろ!!」
「は、ははァァあ!!!(電話壊されたけど、公衆電話あったかな)」
かくして、彼は戦争を決意!!!
ドラゴン・アイランド全地方にいる手ごまを呼び寄せ!
ダーカー・シティで、大戦争を仕掛ける!!
そんな準備に入ったのである!!
こうして!
「うははは!!! 暴れるぜぇぇえ!!! ウイーーー!!!」
「ひほほほ!!! 死の呪い!!」
「格闘・ラーッシュ!! ヒーハー!」
「火炎ブースター!」
「やれ! メカモンスターたちよ!! 暴れろぉぉお!!!」
「「「「「GGGGGAAAAA!!!」」」」」
「わあああ!!!」
「きゃあああ!!!」
「は、犯罪者集団だァァあ!!!」
「ぐええええ!!!」
ダーカー・シティ中で、暴れまわる! リバティ教授の勢力!
そう! ダーカー・シティで、ド派手に暴れ、壊し、殺し!
暴れ回ったのである!!!
これが、彼らの失敗であった!!!
彼らは、思い違いをしていたのだ。
自分たちは、強者である。
誰であっても、奪う側!
絶対に勝てると。
だから!
「壁ある等速! そして、セルヴィ! 合体! ――はい! いっけぇ!
狙撃・電磁砲ビーム・天!! 能力で、操作!! 全員ぶっ飛ばせぇぇえ!!!」
――ドガガガガ!!! ズッドォォォンンン!!!
「影の兵士! 極! シャドー・乱射ビーム・天!! はあああ!!!」
「雷の加護! セイバー・ビーム流! 覇王・超神斬・天空斬り! 極!! はァァあ!!!」
「モンスター変化! 天使! 医者で、ロックオン! ディズィーも合体で! いくよ! ――OK!!
必殺! 流星射撃!! どらァァあ!!」
「「「「「「俺らもやるぜ! ウイーーー!!!」」」」」」」
――ドガガガガガガガガガ!!! ズッバァァあ!!!
「「「「「『『『『『?!!? ぎゃあああ!!!』』』』』」」」」」
彼らは、地獄を見ることになる!!!
そう! ルデオの電磁法・ビーム操作で、半分が消され!
シャドー・ビールズの影魔法で、影の兵隊!! 奇襲祭り!!
逃げようとしたら、伝次郎の放つ! 分身・飛ぶ斬撃で、爆発し!
天使となったシルフィが、医者スキル使用で、ロックオン!!
武器娘のディズィーと合し! 空から、弓矢と銃の流星射撃で、一斉爆殺!!! しまくりィィい!!!
フーーー!!!
他にも、プレイヤーたちによる! 魔法・銃撃・モンスター変化!
海軍武術に、医者・相撲!
雷・侍・陰陽師で、ぶっ飛ばされ!!
その半数を! 消されたがゆえに!!
そして!
「は、はあ! はァ! ここまで逃げれば安心! 裏通りの、廃ビル! ここはセーフ!!」
「な、なんだあいつら! あんな強い奴らがいるなんて! 聞いてないぞ!!」
「俺の仲間は、ことごとく死んだ!!」
「こっちのチームは、俺以外死亡! 消し飛んだ!!」
「俺らの攻撃、全部破壊されて! ビームで! 斬撃で! 爆破で! 死亡!!」
「呪い当たっても、ダメージを消し飛ばす回復とか! 意味わからんので殺された!!」
「そもそも、光の速度で動くな! 見た瞬間に、こっちが死ぬんじゃ!!」
「雷になるな! 分身するな! 吸い込むな! 黒いヤバいのやめろ!」
「相撲やめろ」
「医者の技術でクリティカル出すな!」
「モンスター変化で、パワープレイやめろ!!!」
「あああ!!!(発狂)」
「聞いてねぇよおおお!!!」
「楽な仕事じゃなかったのか! 話が違う!!!」
「どうすんだよ!! 戦力死んだぞ!! おらァん!?」
「分かてる! だからこそ、ダーカー・シティの拠点にいる! 援軍を呼んで ――パァン! ぐえ!?」
「「「「「「!?!? え!?!?」」」」」
「いろいろと言いたいことは、あるが。まあ、あれだ」
「ヤクザのシマで暴れたんなら、倍返しされる」
「当たり前だよなァ?」
「「「「「!!! だれ」」」」」
「死ねよ。クソども」
――ヤクザ・マシンガン! 掃射!!!
――ドガガガガガガガガ!!! ズダダダダダダダ!!!
「「「「「!?!? ぎゃあああ!!!」」」」」」
――全員風穴! 死亡確認!!
「リバティ教授の手下か。ふん。2丁に押し付けられたようなもんだが、まァいい」
「どこにいようが、何人いようが。全員ぶち殺してやるよ」
「鳴海会、なめんなやァァあ!!! 戦争じゃァァあ!!!」
「「「「「『『『『『おおおおおおお!!!』』』』』」」」」」
鳴海会の買収した、会社と、銀行と、街で、暴れたため!!
鳴海会の逆鱗に、触れてしまったからだ!!!