22-8 2丁マシンガンVSアベック殺人鬼! ダーカー・シティのビル街で、夜の決闘!!
――ガンガンガン!!! ドゴン! ズバァァァ!!!
「うおおお!!!」
「ヒャッハーーー!!! 死ねぇぇえ!!!」
「誰が死ぬかァァあ!!! ああああ!!!」
――ドガガガガガガ!!! ドッガァァァンンン!!!
ちくしょう! こいつら強い! そして、うぜぇぇえ!!!
ああ、俺を狙うクソカップルども! 手を握っての社交ダンスみたいなことしながら、物凄いスピードで急接近!
ピンク髪で、牙が鋭い女が棒を片手で振り回せば!
金髪で、軽薄そうな男がデカい斧を振り回し! 斬撃してくる!!
それを交互に踊りながら!
ものすごい速さで、スピンしながら! やってくるんだよ!!
ありえねぇだろ! マジで!!!
「踊ってんじゃねぇぞ!! おらァァあ!!!」
死ねやボケぇぇえ!!! っと、両手に持ったマシンガンで!
棒を撃ち、斧を弾き、パリィ!!
「お?」
「あ?」
ああ、別々の方に弾くようにガンパリィしたからな!!
抱き合った二人が、バランスを崩すのは必然!!
あとは、無防備になったその瞬間に!
2丁マシンガンをブッ放つ!!!
ヒーハーァァあ!!!
――ドガガガガガガ!!!
はい、大ダメージ決定!!
死んだぜぇ! ウイーーー!!!
っと、確信したが。
しかし!!
「「ダブル・タイフーン・ダンス! はィィい!!!」」
それを、クソカップルどもは、お互いを引き寄せて、抱き合っての!
回転ダンスで、弾きィィい!!!
えええ!?!?
いや、おかしいだろ!!
なんで回転ダンスだけで、銃弾全部弾けんだよ!!
クソマァァあ!!!
「しゃァ! 今じゃァ!! 多節棍! はいいい!!!」
とか思ってたら、女が来た!
ああ、その手に持つ棒を、多節棍に変化させ!
如意棒のように伸ばし!
鞭のように振り回し!
槍のように突きまくり!!!
当たった地面や、ビルの建物が『抉れてる』のを見るに。当たれば痛いじゃ済まねぇのは確か!!
めんどくせぇぇえ!!!
で、避けたら!
「おっしゃ! 行くぞヴィーネ! そらよぉぉお!!!」
今度は、男が斧を振るって!
真空刃をズバンズバン!!! 飛ばしまくり!!
これも、ビルの壁が破壊されている。
ふざけんじゃねぇぞ!! パワーがありすぎィィい!!!
んっほおおお~~~!!!
ってな訳で!
「やってられるか! 俺は逃げるぞぉ!!」
俺は、ビル街まで逃げて、ビルの壁を蹴って登りつつ!
「はい、ここでロケラン! 空中で死ね!!」
ロケランぶっぱなしィィい!!!
「「!?」」
しゃァ! あいつらにびっくりした顔させて、爆発炎上! 大破壊!!!
絶対に死んだ……とは考えない。
ああ、落ちたかどうかなんて、確認も無駄だ!
多分生きてるだろ! 上位ユーザーと同じ気配がする!
故に!
「おらよ! 破壊蹴り!!」
爆煙で辺りが見えにくくなっている、今のうちに!
適当なビルの壁に蹴り放って、穴あけ! ビルの中へ! 邪魔するでー!!!
ふむ。ここは、社長室かな?
結構広くて、デカいソファー、シャンデリア! 魔法製品の置物や、カーペットがいろいろある。
じゃ。
「爆弾生成魔法っと!」
とりま、魔法で全部爆発物に変化!
追って来たら、これらを爆発させて! 目隠し! また逃げるぜ――パシ!!
って?!
「しゃあああ!!! 釣れたァァあ!!! うおおお!!!」
うわあああ!!! 足に、多節棍が! 絡みつきィィい!!!
すんごいパワーで引っ張られるぅぅう!!!
ああああ!!!
「っしゃァ! ナイス! ヴィーネ! 引け引けぇ!!」
「おうとも! ジン! 斧で叩っ斬れぇ!!」
ああ、大穴! さっき俺が開けた穴の所に! ヴィーネとかいう女がいて!
多節棍を引っ張り! 俺を一本釣り!
斧を構えてる男もいて! 殺す気満々じゃねぇかァァあ!!!
ああああ!!!
「やれ! パリィィィ!!!」
「しゃあ! 任せぇぇえ!! 血のギロチン! どっらあああ!!!」
「「え!?」」
――斬!!!
しゃあああ!!! クリーンHITォォお!!!
フォォォ!!!
うむ! ビルに開けた、大穴!
クソカップルどもがいる穴に、マーキングしていた『俺の血』!
そこから、血の悪魔娘・パリィを呼んで! 男にギロチン! 斬斬斬!!!
首をぶっ飛ばして、殺したぜぇぇえ!!! イエーーー!!!
「!!! ジン!!」
「ぐっへ!」
よっしゃ! 後は、このまま! 叫ぶ女も倒して勝利ィ!
っと、思いきや!!
「ジン! 死ぬな! 合体じゃ! 掴まれぇ!」
「お、おおお!!!」
――融合合体!!!
……え?
なんか、ヴィーネとかいう女が、ジンっつー首切られ男に抱き着き! 合体!!
一人の、闇のパワーみなぎって! 空に浮いてるんだがァ?
はァァあ!?!?
こいつら! 悪魔娘とそのマスターのカップルかよぉぉお!!!
俺と同じじゃねぇか! ふざけんな!!!
ああああ!!!
「「っしゃァ! 完全復活! 死ねぇ!!」」
うるせぇ! お前が死ね!!
「やるぞ! パリィ! あいつらぶっ殺す!!」
「当然じゃあ! 2丁を襲った上に、儂のパクリ美女だしてくるとか絶対許せん! 倒して賠償金を要求する!!」
あ、そういえばあのヴィーネっての、たしかにパリィに似てるかも。
髪のい色も長さも、ボンキュッボンのスタイルも、声も若干似てたか?
ふむ。
許せねぇなァ!! ぶっ飛ばすぜぇ!!
「「融合合体!! ウイーーー!!!」」
「「血の雨・マジンガンンン!!! フォーーー!!!」」
さァ! 俺らも合体で、マシンガンぶっ放し!!!
血の雨の弾丸を放つ、Wマシンガンの一清掃射!!
これに奴らは!
「「変化・妖刀! 斬り祭り!!!」」
っと、多節棍を、刀に変えて! 斬りまくり!!!
接近してきたァ!!
っしゃ!!
「「血のワープ!!」」
「「!?」」
はい、ぎりぎり引き付けて、刀に付いてる血までワープ!!
『俺が刀から生えて』びっくりしたか?
じゃあ!
「「ぶっとべぇ!!」」
血の刃! 刀! 槍! 弓矢! 銃で!
斬り、突き、撃ち! ぶっ飛ばしィィい!!!
「「!? ぐあああ!!!」」
おっしゃ! 顎が上がって体が流れたな!
じゃけん、雷の加護と黒い暴風!! 相撲の張り手で、破壊神の一撃!
叩き込もうねぇ!!
どすっこおおおおいいい!!!
「「重力の波動!!」」
って、ぶっへえええ!?!?
――ドガン! ドガン! ドッガァァァ!!!
ぐっは! いってぇ!!
なんか、黒い波動! 重力の力で、ぶっ飛ばされた!!!
ビル3本くらい貫通して、4本目のビルに叩き付けられたぞ!!
くそがァ!! 大人しく死んどけやって!?
「「」」
こいつ! 追撃きやがったァァあ!!!
うおおお!!! ガード!! うお!?
こ、こいつぅ!! 刀と斧の二刀流! しかも、重力付きで重い!!
弾きづれぇ! 弾けねぇ! 捌きもできねぇ!
なら!
「「パワー・スティール・天!!」」
――重力と斬撃御攻撃力を盗みました!!
「「!? は!?」」
盗むんだよぉぉお!!!
そして、オラァァあ!!!
天空にはじき返しィィい!!! ウイーーー!!!
「「!? がッ!?」」
そして、そのまま! 消滅しろぉぉお!!!
っはァァあ!!!
「「詐術・黒い暴風! 再使用! 続けて、ソルジャー技奥義! グラビティ・キャノン・天!!」」
「「おまけで、俺/私の血も! いれまくりじゃァァあ!!! おっらァァあ!!!」」
「「|消滅の赤星砲《ベテルギウス・バスター!!!》!! 食らぇぇえ!!! イエーーー!!!」」
っと、必殺の灼熱重力砲を! ぶっぱなった!
その結果!!
「「うおおお!!! ブラックホール!! はあああ!!!」」
あいつ! ブラックホールみたいな闇の穴だして! 俺の灼星砲を飲みやがった!!
しかも!!
「「返すぞ!! それぇぇえ!!!」」
返すんじゃねぇぇえ!!!
クーリングオフだァァあ!!! ああああ!!!
「「必殺・波動砲!! おっらァァあ!!!」」
まとめて消え去れぇぇえ!!!
必殺波動砲・発射ァァあ!!!
っと、しようとした!
その時!!
「そこまでだ!」
「フリーズ!」
「やはり私の推理通り! 強盗に殺人の犯人は、ここに来た!!」
「やっぱり! 2丁マシンガン! お前かァァあ!!!」
なんか、警察と探偵!
そして、上位プレイヤー! 伝次郎とセルフィとよく組んでる!
ルデオが来たのでぇ!!
「「うるせぇぇえ!!!」」
――波動砲!! ドッガァァァ!!!
『『『『『「「「「!?!? ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』
そいつらに、波動砲ぶっ放し!
辺り一帯をぶっ飛ばして、逃げたのだよぉぉお!!!
ウイーーー!!!
「「!? な!?」」
お先ィィい!!! バカップル!!
俺はさっさと逃げるから、警察たちの相手! よろー!
「「ふ、ふざけんな」」
『『『『『「「「「「確保ーーー!!!」」」」」』』』』』
「「!? うおおお!!!」」
はーやれやれ!! また、頭脳戦で買ってしまったか!
自分の才能が怖いな!!
「がーっはっはっは!!! 儂らの勝じゃァ!!」
おうよ! パリィ!
俺らの勝だぜ! ええ!
ふぁーあ。でも、今夜は、思いがけないガチバトルで疲れたな。
隠れ家に帰ろうぜ!
「おう! 帰るのじゃ!! 肉とピザに酒もあるから! 食いまくるぞぉ!! うへへ///」
っと、隠れ家のホテルに戻り!!
「~~~♡♡♡///」
パリィとイチャイチャしたのであった。
「……ん。朝か」
さて、そんなこんなで時が過ぎ!
ゲーム時間での、次の日!
ホテルのベットで目を覚ますと。
――ホテルから手紙があります!
そう、システム・メッセージ!
システムから、手紙を見ると。
ふむ。
「仕事の依頼か」
ああ、今日の昼にダーカー・シティの郊外にある公園で合いたい。
そこで、仕事を依頼したいと。
ふむ。
――謎の依頼。受けますか?
→YES
NO
これは受けるだろ!
面白そうだぜ! へへ!!!
てなわけで!
「行くぞ! パリィ」
「にゃァァあ~~~♡♡♡」
ホテルで飯食って、能力バリバリあげてから!
公園へと向かったのである!
そして!
「「あ」」
「「あ」」
待合場所であるそこには、あのバカップル!
ジンとヴィーネの二人組がいたので!
――BAN!!!
「!? うお!?」
「ジン!? 危な!! な、何すんじゃ! 貴様ァ!!」
「うお、避けやがった」
「なかなかやるのぉ。こいつら」
「ストップ! ストーっプ! 何撃ってんだ! あんたァ! 止まれぇぇえ!!!」
俺が撃ったら、なんか知らんおっさんから責められたんだが?
誰だこいつ???




