19-2 上杉謙信「千里眼の英雄、不知火当麻! 是非来てくれ!」 春日山城にいる当麻「あ、はい。どこに?」 上杉謙信「上洛だ!」 当麻「!?」
「とんでもないことになったなァ」
上杉謙信! 動く!!!
まァ分かってた内容だったが、ちょうど上杉軍の客分となって。
春日山城にいた俺達には、他人事ではなかった。
うん。俺と彩音に、飛田さんと那由多。
あと、仲のいいプレイヤーたちで、越後の内政をしてな。めっちゃ発展させてたんだ。
具体的に言えば、農業を成功させて、米や青芋を作りまくり!
漁業も成功で、莫大に稼ぎまくり!!
その金で、からくり・アイドルランドを作って、盛り上げ!
上杉軍だけでなく、越後全体で茶器・茶道を流行らせ!!!
そうすることで、もっと人が来て、物が来て、金が来て。
越後は、格段に富み! 上杉謙信も、感服して! 俺たちの味方になったのである!!
ただし。
「茶器・アイドル・遊園地は素晴らしい! っが、戦も好きだ!! やろう!!!」
性格は変わらなかった模様。
仕方ないね。ええ。
っという訳で!
「越中には一向宗がいるから、蹴散らして進むことになるな」
「そーね。いつものおやつだわ」
「だな。数だけ多くて、指揮官の坊主殺しても攻めてくるから、爆破しやすい。PK戦の前の、ウオーミングアップにいいだろう」
「そうねー。他のプレイヤーたちには、一当たりしてPKの戦力を測るってことで合戦許可貰ってるし。戦力測るためにも、私こっちも強くならないと。私ら350超えで、PKはおそらく380位でしょ? ここでレベルアップしときたいねー」
「「「「ねー」」」」
皆で、京都に向かっているのである!!!
ああ、俺は馬に乗り、綾香はからくりバイク。飛田さんはからくり車で、那由多はからくり馬バイクに乗りながら!
まずは、一向宗のいる越中を通るのさ。
陸から行くのは、その方が上杉軍は強いし。
越中にいる一向宗(敵)を殺して、レベルUPをしたいからでもある。
PKは基本、俺達よりレベル上がりやすいからね。こっちも鍛えないと! うん!
……あれ、そういえば一向宗の長である、石山本願寺はなくなったのに。一向宗は、堺に攻めなかったんだね。
龍が見えたとかいろいろとあって、どうあっても事故ではないのに。
まァ、同じ一向宗でも一枚岩ではない。そういうことかな。
とか、考えながら。
たっぷり食わせて、鍛え上げた。俺的名馬で進んでいると!
「「「「「うおおお!!!」」」」」
「報告! 一向宗が出ました!!」
「「「「!!!」」」」
越後を出て、越中に入る平野の所で!
一向宗がきたァァあ!!!
ああ、龍族の偵察隊が、方向を教えてくれる!
ふむ!
「二手に分かれて参戦しよう! 経験値欲しい!」
「OK! じゃ、当麻は私と!」
「では、俺と那由多だな」
「そうだね! じゃ、他のみんなも好きに分かれて! 殺しまくろう!!」
「「「「「『『『『『おおおお!!!』』』』』」」」」」
うん! やろう!!
上杉軍が、一向宗にやられるとは、全く思わないが。
それでも、降ってわいた経験値だ!
俺達が倒して、レベル上げしたい!
そういうことで!!
「いくぞ!『紳士なのぞき魔』! 敵をロックオン!! 連続・エクスプロージョン! からの、爆遁・やまびこ爆破! 無限爆連鎖の術! かァァァつ!!!」
「こい! カリオストロ!」
「あいよ!」
「「融合合体! ガントレットの戦士! そして、『見えざる手』!!」」
「「巨人のガントレット! 太陽正拳突き!!! チェァァあ!!!」」
「医術・診断。弱点看破。魔力調合・弱点爆破弾。生成。よし!
放てぇ!! 『爆撃インコ』! 地獄見せてやれぇぇえ!!!」
「オラよ! 死ねよ! 爆ぜろ! きえ―――!!!」
「シールド・ブリッツ!!! そして、爆撃吸収! シールド衝撃波! はァァあ!!! 近づく奴は、盾アタック! 盾張り手ラッシュ!! そらそらそらそら! どすこーい!!!」
「「「「「『『『『『!?!? ぐァァあ!!!』』』』』」」」」
ぶっ飛ばしたのサァァあ!!!
ウイーーー!!!
「!? ぎゃ!」
「ぐは!」
「ごっへぇぇえ!!!」
「ば、爆発が止まらない!?」
「「「「「ぐわあああ!!!」」」」」
ああ、どうだい? 俺の無限爆連鎖の術は?
エクター『紳士なのぞき魔』で、ロックオンし! 爆発魔法を当てたら、その爆発を使い! 更に、爆発!
やまびこのように何度も反響する爆発で、無限に爆発させる!!!
これが、無限爆連鎖だ!!
地面が抉れ、木々が燃え! 敵も、一気に死んだね! ええ!!
「しゃあああ!!! 爆撃! よし!!」
「あたり一面吹き飛んだァァあ!!!」
「うおおお!!!」
「やっぱり、爆破は心地いい!!」
「一向宗相手ならなおさらだ!!」
「いいですぞ! 当麻殿ォ!」
「ぶちのめしてやってくだされぇぇえ!!!」
「「「「「ウイーーー!!!」」」」」
おお、上杉軍からもすごい大歓声!!
気持ち良いねぇ! ヒューーー!!!
「ぐわ!」
「おげ!」
「がっへ!」
「「「「「ほっげえええ~~~!!!」」」」」
そして、俺が爆撃をしたら!
追撃するのが彩音だ!!
うむ! 彼女の技『』ガントレット武器娘・カリオストロと融合しての、ガントレットの戦士!
鎧とガントレットを付けて、拳技の威力が2倍以上になる状態で!
エクター『見えざる手』を発動!!!
そうすることで、拳技が2倍以上の巨人の拳が完成し!
そうして、太陽に手を伸ばしながら! 打ち付けられる! ハンマー・ナックルが完成!!
その一撃は、大地を割り、山をぶっ飛ばし!!
辺り一面にいる敵を、ゴミのように粉砕した!!!
かっけぇぇえ!!!
「来たァァあ!!!」
「うおおお!!! うおおお!!!」
「巨人! 巨人! 巨人!!」
「見えざる手の登場だァァあ!!!」
「フーーー!!!」
「いつ見ても、破壊力抜群! 素晴らしい!!」
「デカい一撃に、目ない拳! こんなの大好物ですやん!!」
「綾香殿ォォお!!! もっと殴ってくだされぇぇえ!!!」
「一向宗をぶっ飛ばせぇ!!」
「んっほおおお~~~!!! ~~~!!! ~~~!!!」
「あはは、そう言われちゃしょうがない! もっとやるよ! それ!」
「「「「「イエーーー!!!」」」」」
ああ、龍族の上杉軍もスタンディングオベーション!!
ド派手で、力強く、皆殺し!
美しいねぇ~~~!!! ヒューーー!!!
「!? 爆弾!? ぎゃ!」
「ぐわあああ!!!」
「ひゅっぎいいい!!!」
「「「「「ぎゃあああ~~~!!!」」」」」
さて、あとはプレイヤーたちが殺しまくって、こっちは終わりだけど!
二手に分かれた飛田さんの方は、どうかなと見れば、おお!
絨毯爆撃! 大殲滅!!
戦争してるぜ!! フーーー!!!
うむ! 飛田さんの医術で、相手を診断! 弱点を見抜き、魔力を調合!
そうして作られた特性の爆撃弾を! 『爆撃インコ』で、ぶっぱなす!!!
この一斉爆撃が、気持ちいい!!!
「うおおお!!! 爆撃ィィィ!!!」
「爆撃ヨシ! 爆撃ヨシ!!」
「あたり一面! ぶっ飛ばし!!」
「敵も地面も殲滅で! 腹に来る振動が、最高だァァあ!!」
「飛田殿ォォお!!! ナイス爆撃ィィい!!!」
「もっとやってくだされぇぇえ!!! 」
「イエーーー!!!」
龍族も、めっちゃ喜び、エキサイト!! マジで爆撃好きだよね。
謙信も、馬上からめっちゃノリノリで見て大興奮してるし。
興奮するのは、いいけど。頼むから突撃しないでくれよ。マジで!!
「ぎゃ!?」
「が!」
「ぐっへ!」
「衝撃を吸収して、放ってる!? がああああ!!!」
「近づいたら盾祭り!! ぶっ飛ばされるぅぅう!!! あああ!!!」
「こんなのありかよぉぉお!!!」
「硬すぎィィい!!!」
「「「「「のっへえええ~~~!!!」」」」」
とか思っているうちに、一向宗はドンドン死んでいく!
ああ、飛田さんの爆撃支援を受け、大活躍する! 那由多の活躍だ!!
数多のプレイヤーも攻めてるが! やはり、那由多が群を抜いて強い!!!
歩いてるだけで爆撃吸収して、放ちまくるし!
近づけば、剛力盾アタック! ドガンドガン!!!
もしくは、盾張り手! ドガガガ!!!
あっという間に、ズタボロだ!!
豆腐みたいに、破壊されるぞ!!
つえええ!!!
「うおおお!! つえええ!!!」
「やはり、那由多の盾は強い!!」
「ああ、外海の盾などいらぬと思ったが、那由多の盾を見れば考えが変わる! あれはいいものだ!!」
「守りと同時に攻撃をする盾! 素晴らしい!!」
「攻める盾とは凄いよな! 今も、殲滅してるぜ! ええ!!」
「さすがは、那由多殿! 日本一の盾使い!!」
「伝次郎とかいうのも盾が上手いらしいが、やはり那由多殿こそよ!!」
「そのままぶっ飛ばせぇぇえ!!!」
「すごいぞおおお!!!」
「フーーー!!!」
おお、凄い盛り上がり!!
まァ、那由多を見て盾を使い始めたNPCもいるしな。
人気高いから、そりゃあそうか。
「ええい、楽しすぎる! もう我慢できん! 我らも出るぞ!!」
「一向宗を追い詰めよ! 殺せぇぇえ!!!」
「「「「「御意!! うおおお!!!」」」」
あ、ついに出撃きた!!
もうほとんど殺してるけど、あ、追い込んで殲滅するんですね。はーい。
っという訳で!
――斬!
「ぎげぇ!!」
「敵討ち取ったり!!」
「皆殺し完了じゃ!!」
「「「「「『『『『『おおお!!!』』』』』」」」」」
俺たちは、一向宗を更に追い込んで、殲滅し!
「良くやってくれた! 特に当麻! 素晴らしい爆撃であったぞ!!」
上杉謙信から、めっちゃ褒められ!!!
――レベルUPしました! レベル360になりました!
――千里眼の奥義・バレットタイム・天。 盗賊の奥義・強襲投げナイフ・天。 格闘技・骨外し・天。忍者の奥義・分身大爆破・天を覚えました。
レベルもUPし! 360ほどに上がったのであった!!
いろいろと技を覚えたなー。っと、喜んでいると!!
――タッッッーーーンンン!!!
「!? が!」
上杉謙信が、狙撃され!!
「今だ! 俺に続けぇぇえ!!!」
「「「「「『『『『『あいあい! ボス!! イエーーー!!!』』』』』」」」」」
2丁マシンガンたちが、襲ってきた!!
え!?