3-3 シーズン1の最終決戦!! スタート!!!
――イベント開始時刻となりました! これより、イベントが始まります!!!
そう宣言された直後! PKとプレイヤーは、強制ワープされた。
「お! ここは!」
「岩山基地!」
「まァ、罠仕掛けてるし。そうなるわな」
「ここで迎え撃つ感じか」
PKは、勝手知ったる岩山基地に!
「!! え、ここって!」
「何度も見たから知ってる。静かな森だな」
「始まりの街じゃないんだ」
「街や銀行に罠を仕掛けてるからな。使うなら、逃げるなら、街まで下がらないといかん」
「っま、そうそう負ける気はせんがね」
「せやな!!」
プレイヤーは、静かな森……岩山基地と、始まりの街の間の森に、出現したのである!!
――簡単にルールのおさらいをします! ルールは、PKはキャプテン・ビリーが大将! プレイヤーは、チャリン・スキーが大将!!! とした、殺し合いです!!!
――全員で戦い、キャプテン・ビリーを倒せば、プレイヤーの勝利! チャリン・スキーを殺せば、PKの勝利!!!
――制限時間は1時間以内!! 危うくなったら、それぞれの拠点に入って、罠を使ってもいいし! 相手の基地に入って、物資や武器を盗んだり! 破壊してもOK!!!
「まァ、数日前に告知合った通りか」
「ふんふん。せやな」
「ようは、無限脇の俺らが、チャリン・スキーを狙うってことやね。せやな」
「大砲の準備整えとこ」
「俺も!」
「私たちは、キャプテン・ビリーを狙う訳ね」
「ああ、数で押していこう!!!」
「まずは、岩山基地につっこむか」
「数で攻めるぜ! ええ!!」
特に問題はない様子の、PKとプレイヤーの両者。
数日前に、運営から通知されたルールと比べても変更はない。
それを確かめ、緊張をほぐし。集中を高め。
彼らは、すぐにでも戦えるよう。臨戦態勢に入った。
そして!
――プレイヤーとPKは、リスポーン可能だ!! 盛大に殺しあぇぇえ!!! イエーーー!!!
バトル開始を告げる、その宣言を聞いた直後!!!
「「「「「!!! やるぞぉぉお!!! うおおお!!!」」」」」
『『『『『ヒャッホーーー!!!』』』』』
プレイヤーとPKたちは、速攻で!
攻撃を仕掛けたのである!!! イエーーー!!!
「おらあああ!!! 撃て撃て撃てぇぇえ!!!」
「魔法部隊は、後方で撃ちまくれ! 銃撃部隊は前へ!!」
「大砲! ガンガン! うてぇ!!」
「弓矢部隊は、進んで射て! 銃撃部隊と、カバーしあえ!!」
「投石器用意!! 集めて、撃てぇぇえ!!」
「「「「「『『『『『!!! うおおお!!!』』』』』」」」」」
『『『『『「「「「「!!! ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』
まず動いたのは、プレイヤー側!!
サイバー・ビーム流の有効時間を考えて、まずは普通に! 魔法! 銃撃! 大砲! 弓矢! 投石器を用いて、攻める!!
それを援護に、プレイヤーは走り!
「いいぞ! そろそろ、サイバー・ビーム流! 解放! PKどもに、接近戦を仕掛けろぉ!!」
「「「「「おおお!!!」」」」」
PK軍団に、接近戦を仕掛けようとした!!
っが!
「!? ぎゃ!」
「ぐえ!」
「ぎゃ!」
「!! あ、足が止まった!?」
「!! 罠か! くそおおおお!!!」
PKたちが、森にしかけていた罠が発動!!!
接近戦を仕掛けようとした、プレイヤーたちの!
光速の攻めを、止めたのである!!!
故に!!
「いまやァ! 撃て撃てぇ!!」
「マシンガンで、風穴開けたる!!」
「へい! ヘッショ! ライフル最強! ヒューーー!!!」
「オラオラオラァ! ミニガン無双じゃーい!!!」
「はやてロケラン! いやっほおおお!!!」
「我が大砲の錆にしてくれるわ! ドッカァァァンンン!!!」
『『『『『「「「「「!!! ぎゃあああ!!!」」」」」』』』』』
罠で止められた、プレイヤーたちに!
岩山基地から、大砲、銃撃、を撃ちまくるPKたち!!!
「くそ! こっちも撃て! 倒せぇぇえ!!!」
「「「「「うおおおお!!!」」」」
『『『『『どりゃあああ!!!』』』』』
それに負けじと、プレイヤーも撃ち返し!
PKとの撃ち合いが、加熱していく!!!
その、刹那!!
「いまだ! プレイヤーの後ろから攻めろ! おらあああ!!!」
『『『『『「「「「「おりゃあああ!!!」」」」」』』』』』
「!? ぐわあああ!!!」
「な、なん! ぎゃ!」
「!? 何が起こった!!」
「背後だ! 俺たちの背後から、PKたちが! 一斉に襲ってき――斬! ぎゃ!?」
『『『『『「「「「「死ねやァァあ!!!」」」」」』』』』』
「「「「「『『『『『!!! ぐわあああ!!!』』』』』」」」」」
なんと、透明化したPKたちが!
プレイヤーたちの後ろから、襲い掛かったのだ!!!
……しかし、なぜ、岩山から銃撃・砲撃をしていたはずのPKたちが、奇襲を行えたのか。
その理由は!
「おお! 奇襲大成功だな!! 『ゴーレム作戦大成功』だぜ! へへ!!」
「ああ、まさかプレイヤーも、岩山基地にいる撃ち手が、『ほぼゴーレム』! 残りのPKが、『プレイヤーの後ろに潜入していた』とは思うまい!! へへ!!」
そう! 岩山基地で銃や大砲を撃っていたのが、少数のPKたちと、ゴーレムだったこと!
もっと言えば、ゴーレムに銃を持たせ! 撃たせたり!!
スイッチを押すことで、大砲が発動するように仕掛けをし!
一斉射撃を、していたからであった!!!
故に!!
「ヒーハー! マシンガン! 『乱れ撃ち』ィィい!!! ひゃー――!!!」
「『バック・アタック』! 『辻斬り』! 『真空の刃』! 複数まとめて、せいやァァあ!!!」
「うおおおお!!! 『エクスプロージョン』! 『紅蓮の大爆破』! 『竜巻・タイフーン』! 『複合魔法・ダイナマイト・サンダー』! ドッガァァァンンン!!!」
「『カルマ・スキル! 毒撒き』! 『斧技・一刀両断』! 広範囲に毒を巻きつつ、切り捨てぇぇえ!!! キャァァァ!!!(猿叫)」
PKたちによる、大暴れで! プレイヤーは、狩られまくり!!!
うむ! 銃を撃ちまくって、プレイヤーをハチの巣にし! 接近戦では、ズンバらり!!
魔法も撃って、カルマ・スキルも使いまくり!
プレイヤーを、ドンドン減らしていったのである!!!
「やらせるか!! サイバー・ビーム流! 発動!!!」
「「「「「『『『『『っはあああ!!!』』』』』」」」」」
それに対し、中級以上のプレイヤーたちも!
サイバー・ビーム流を発動!!!
「ぎゃ!」
「が!」
「ぐえ!」
「ごえ!」
「のっへ!」
『『『『『「「「「「!!! ほっげえええ~~~!!!」」」」」』』』』』
光の速度で、森を駆け回り!!
半数以上のPKを、切り捨てッッッ!!!
イエーーー!!!
「うおおおお!!! すっげえええ!!!」
「あ、あんなに強いPK達を一瞬で! 斬り飛ばし!!!」
「PKの数は、半分以下に減った! リスポーンも時間はかかる!! すぐには来ない!!!」
「いける! これ、いけるぞ!!」
「形勢逆転だァァあ!!!」
「「「「「『『『『『うおおお!!!』』』』』」」」」」
その活躍に、残りのプレイヤーたちも奮起し!
このまま攻め返すぞ!! っと、盛り上がった!
その時!!
「『分身』! 『暗殺』! 『ワープ斬り』!」
「「「「「!?!? ぐわあああ!!!」」」」」
ワープ斬りで、複数のプレイヤーを斬り捨てた! ドス・ヤクザ!!
「ぎょうさんおるねぇ! そいや! 『影食い』! 『吸い込み』! 『飲み込み』!」
『『『『『!? ぐえええ!!!』』』』』
中級プレイヤーを襲い食った、人食いの傀!!
「はい、『首狩り』! 『首狩り』! 『首狩り』! 無限・ジャンプ・アタックぅぅう!!! 斬ンン!!!」
『『『『『「「「「「がああああ!!!」」」」」』』』』』
死神の鎌と一撃の刀で、数多の中級・初級数プレイヤーを狩る!!
不死身のヒダール!!!
「リオン! 合わせて! それ!」
「了解! オラァァあ!!! ピッキーも! やっちゃえ!!」
「わにゃあああ!!! ――ゴォォォオオオ!!!」
『『『『『ぐわ!』』』』』
「「「「「ぐえ!」」」」」
『『『『『「「「「「ほ、炎が! ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』
マシンガンで、十数人を倒すキャミーに、ロケランで周囲をぶっ飛ばすリオン!!
口からの火炎放射で、プレイヤーを追い詰める! ピッキー!!!
そして!!
「うおおおお!!! ムエターィ!!!」
中級プレイヤー10人をKOした、バーサーク・ムエターイ!!
「ドラドラドラァァあ!!! ヒャッハーーー!!!」
二十数人を倒す、追尾の2丁マシンガンに!
「撃ち合いなさい。切り合いなさい。死になさい」
多くのプレイヤーや、中級プレイヤーを同士討ちさせる!
悪役令嬢!!
「『ホワイトアウト』。皆さま、どうかお眠りください。永遠に」
自身が白い煙となって、数十人のプレイヤーを凍死させた!
ホワイトアウト・メイド!
――斬! 斬! 斬!!! ブシャーーー!!!
「……任務完了」
残りの中級プレイヤーを、全て行動不能にして殺す!
謎の忍者!
っという風に!!
上位PK達が、大暴れし!
中位プレイヤーたちを、食いまくったのである!!
かくして!!!
「人食いの傀! ドス・ヤクザ!」
「ここで会ったが100年目! 絶対にやり返す!!」
「久しぶりやねぇ! ほな、やりまひょか!」
「光のエルフか……どうするかねぇ」
岩国伝次郎とシルフィ! VS 人食い鬼の傀! ドス・ヤクザ!
「!! あれって、不死身のヒダール!?」
「間違いないよ! PKのトップ・プレイヤーの一人だ!」
「すごく強そう! 相手にとって、不足なし!!」
「「「勝負! 勝負! ウイーーー!!!」」」
「おや、熱烈なラブコールですね!」
「受けてたちましょう!」
「わにゃあああ!!!」
「いいぜ! 俺を倒してみろぉぉお!!!」
「「「うおおお!!!」」」
茜、桃、唯 VS リオン! キャミー! ヒダール!
「勝負じゃ! ムエターィ! 風間流空手! 義光! 参るッッッ!!!」
「俺は、オーク・キング! 分厚く硬い皮膚は、天然の防弾肌となる! お前を殺すぜ! 2丁野郎!!!」
「同士討ちの悪役令嬢か。ヤバい相手だぜ! ええ!!」
「あんたはホワイトアウト。俺は火炎だ。勝負しようぜ! へへ!!」
「ゆらり……」
「ムエターイ!!!」
「ヒャッハー! ヒャッハー! ヒャッハーーー!!!」
「うるさいですわ! このマシンガン馬鹿! 黙らないと、あなたから殺しますわよ!!」
「大勢のお客様ですね。氷像にしないと(使命感)」
「……任務開始」
その他の上位プレイヤー VS バーサーク・ムエターイ! 追尾の2丁マシンガン! 同士討ち・悪役令嬢! ホワイトアウト・メイド! 忍者!
そんな、上位プレイヤーたちと、上位PKたちとの! 大バトルが!!
盛大に始まったのであった!!!