15-10 学校帰りの白沢茜! ものすごい贈り物にびっくり! 大興奮する!!
「ただいまー!」
「お帰りー。おやつ食べる~?」
「食べる~。置いといて~」
「はーい」
はい、帰宅してお母さんと会話したら、即自分の部屋!
パパっと着替えて、VRゲーム機をON!
ファンエルの準備をしまーす!! へへへ~~~!!!
いやァ、最近マジで! ファンエルが楽しいのよ!
っま、シーズン1~3までも! ガチで面白かったけど!
ここに来ての追加コンテンツが、マジで楽しい! ええ!
特に、温泉街の経営は、最の高!!!
うん! 他の国のストーリーも好きだし、サブイベントも豊富で面白いし!
モンスター変化や、医術、相撲など! できることが多くなるから! バトルも面白いけれども!!
一番は、温泉掘り・料理開発・宿作り・賭場作り・経営の、温泉宿経営!
風呂に入れる香草・薬草・薬も作れて、食材を自分で探し、作り、従業員に教え! 宿も木から作り、賭場のルールも弄れる!
大貴族である地位や、医者の称号も生かして、交易や薬で儲け! その儲けで、店をドンドンアップデート! 温泉を極上にして、入るだけで身も心も最高になり! リピーターがどんどん増える!
この面白さは、事件だ!!
もうドはまりですよ! ドはまり!!
イエーーー!!!
尚、桃は相撲にドはまりで、チャンピオン。
唯は、医者のミニゲームにはまって、温泉宿やりながら医者もしてる。
そういう『のめり込める要素』と『自由なプレイ』が多いのも、ファンエルの良い所!!
だから、ユーザーが増えるのも納得ですわ! うんうん!
今じゃ、学校でも、ファンタジア・エルドーンのユーザーが帰ってきて! 盛り上がれるからなァァあ!!!
半年前は、想像できなかったことだよ!!
マジで、追加コンテンツを企画した、坂本プロデューサーは救世主!!
ありがたや~~~!!! へへへ!!!
……でも、世間じゃ、物凄い発明をしたとかで、ゲーム作るより研究しろって言われてるっぽいね。
うん。さっきの掲示板や配信のコメもそうだけど、そんなことになるのは絶対やだ!
坂本プロデューサーは、これからも! 面白いゲームを作ってくれるんじゃい!!
黙って見とけぇ! ブーーー!!!
っと、思いながら!
「おやつ。おうやつ~♪♪♪」
まずは腹ごしらえ!
おやつを食べに、居間に行くと!!
「ああ、そういえばあんた。なんか届いてたわよ荷物」
「え?」
誰から?
「ほら、あの、あんたが遊んでるゲームから。冷凍で食品よ」
「え!?」
ファンエルから、冷凍食品!?
なにそれ!?
「どこにあんの!?」
「冷凍庫よ。要冷凍ってあったから」
「!!!」
うおおお!!! 冷蔵庫へ、ダーッシュ!!!
開けて、! あったァァあ!!!
「え、なんかめっちゃデカいんだけど!?」
「そうなんよ。びっくりしたわ。色々入ってて、美味しそうねぇ~」
いや、それはそうだけど。なんでこんないっぱいの食品を、私に……ってあれ?
これは、手紙?
母さん、読まずに冷凍に入れた?
えっと。
「拝啓、白沢茜様。あなたは、ファンタジー・エルドーンを良くプレイしていただきましたので。お礼の品を送りました。今度、世界中で売り出される、私が開発にかかわった食材と、作った料理です。よろしければ、食べてみてください。配信に乗せても、OKです。
三国ファンタジア・プロデューサー 坂本翔平」
ふぁぁあ!?!?
さ、坂本プロデューサーから! お礼の手紙と、プ、プレゼント!
世界が注目してる! 美味しすぎる食材の! 料理が来たァァあ!?!?
えええええ!?!?
「? おーい! おやつは? 食べないの~」
「食べる~! でも、待ってぇぇえ!!!」
と、とりあえず! 作って、食べてみよう! いや、むしろ配信しよう! 感想とお礼言わなくちゃ!!
あ、桃や唯にも来てるのかな? 確認しよう!! それにおやつも!
ああ、やることが多すぎる! マジヤバイって! ああああ~~~!!!(大興奮)
っと、テンション爆上がりでィてんぱりながら!
私は、おやつを食べて、皆と連絡を取り!
ファンタジア・エルドーンのプレイ配信を用いた、食レポお礼放送を! することにしたのであった!!!