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13-4 やろうぜ! キャプテン・ビリーの敵討ち!!


 ――メッセージ

・!!!


・!!!


・!!!


・!!!


・キャプテン・ビリーの仇討ち! 来たァァあ!!!


・やるか!


・やろう!


・不死身のヒダール

来たか


・ドスヤクザ

やっちまおう


・バーサーク・マキリ

っしゃあああ!!! やってやるぜえええ!!!


・人食いの傀

いつでもいけるでぇ。準備はしきたさかい。


・行動不能忍者・以蔵

同じく


・2丁マシンガン

俺も、今回はマジでやるわ。

キャプテン・ビリーには世話になってるしね。やるよ。マジで。


・!? あの2丁マシンガンがマジ!?


・ヒダールたちがマジなのはわかるが、2丁マシンガンもマジなのか!


・意外!


・……そういえば、キャプテン・ビリーと仲は、良かったらしいな。あいつ


・あー


・なるほど


・そういうことか


・マシンガン……。


・あの害悪マシンガンが、ガチで味方になるのか


・謎の感動があるな。おい


・おおおお!!!


「証拠はあるのね? その二人が黒幕という」


「ええ。貴族たちの裁判と調査。そして、商人たちの活動により手に入れた証拠と、私の調査で得た情報。それらが、『シャンデリア王国における腐敗は、伯爵と宰相によるもの』ということを示しています」


「そう。確固たる証拠があるのね。実にいいわ。っで」


「ここで、どっちか一人にしてくれない? と、私が聞けば、意を組んでくれるのかしら?」


「……」


 ――メッセージ


・え? 


・は? 


・え? 


・どういうこと? 


・爆破のリオン

はァァあ!?!?


「そうですね。ギリワン伯爵の殺害を許してくれれば、宰相は王家、いえ、王女殿下に任せましょう」


「あら、伯爵だけでいいの?」


「ええ。王家のメンツも考えねばなりません。なにせ、宰相という飼い犬が裏切ってるわけですからね。

故に、王家で処分するのは道理。

しかし、その場合。絶対に、貴族を用いて処分をするでしょう」


「……」


「それすなわち、私の仲間である彼らが、殺すのです。

なら、どちらも私が殺した。そう言えるでしょう」


「……なるほど。それはそうね。

ありがとう。あなたの言う通り、宰相はシャンデリア王家の力で、殺さないといけないわ」


「だからこそ、あなたの判断に感謝を。

おかげで、王家の面目と力は保たれ、力ある貴族の忠誠を、世に知らしめることができる」


 ああ、そうか。王家の宰相だもんな。


 それに好き勝手されてるんなら、王家が殺さないと筋が通らないわな。


 だから、譲ってくれてありがとう。


 そう言うことか。


「かまいませんよ。こちらとしては、裏切り者を殺すことに意味があるので」


「裏切り?」


「そうです。我が兄、ビリー・ロジャーを殺し、裏切り伯爵となった奴は。俺達の手で殺す」


「これは、私と、ジョリー兄上。そして、義姉・ラミィの総意です」


 !? え!?


 ――メッセージ


・あー、メンツの問題ね


・確かに。それなら、宰相はいいか。問題は


・裏切った、ギリワン伯爵だわな


・奴だけは殺す


・ええ、やってやるぜ!


・ヒューーー!!!


・って、待て!? え!?


・『これは、私と、ジョリー兄上。そして、義姉・ラミィの総意です』!?


・え、お嬢!?


・お嬢!?


・ホワイトメイド・みーあ

少々お待ちを。ご本人が、説明します


・え!?


・ええ!?


「……義姉?」


「ええ、ビリー・ロジャーの妻。悪役令嬢・ラミィさんです。どうぞ」


「あ、はい。ど、どうもですわ!」


 え、あ! ワープで部屋に入ってきた!!


 悪役令嬢ラミィさんだ!


 うおおおお!!!


「!? え!? 義姉さん!? いらっしゃったんですか!?」


「ええ、待っていただいてました」


「はい、待ってました!」


「いやいやいや! そういうことは言ってくださいまし!? ごほん! 挨拶が遅れて申し訳ありません。クリスティーナ・リンネ・シャンデリアです。どうも」


「あ、ど、どうも! ラミィ。いえ、ラミィ・ロジャーです」


 !!! うおおおお!!!


 ――メッセージ


・パーティー伯爵


【速報!】お嬢が、ロジャーの姓を名乗ったァァあ!!! 


・ヒューーー!!! 


・お前も家族だ! 


・にやにや 


・あらあら


・あらあら


・にやにや


・ホワイト・メイド

あらあら


・バーテンダー・カスミ

うふふ


・魔法サイバー・ビーム流茜

あらあら


・アイアンメイデンの唯

あらあら


・ポーカーのメリー

うふふ


・盗賊のキャミー

かわいい~~~♡♡♡


・悪役令嬢・ラミィ

うるしゃい!


 っと、盛り上がるメッセージを置いといて。


「ううん! 分かりました。では」


「ええ。ビリーの仇であるギリワン伯爵は、俺達ロジャー一家と、その配下で討つ」


「ケオス・ボーン宰相は、王家と貴族で討つ。それで」


「「「「意義なし!」」」」


 僕たちの話し合いも、纏まったのサ!!


 すると!


「方針は決まりましたね。でも、そうなると、一か所にまとめて、一度に決めたいわ」


「一理ある。回数を重ねればバレる可能性はあるので、できれば一度で決めたいな」


 っと、『具体的にどうするか』に話が移動。


 確かに。まとめてやれた方がいいわなっと。


 リンネ様とディエゴの話を、聞いていると!!


「そうですね。それなら、わ、私とディエゴ。あたなが結婚して、パーティーをするのはどうかしら」


「え」


「え」


 !? えええ!?!?


 ――メッセージ


・!? 王女様!?


・え!?


・これ、ひょっとして


・リンネ×ディエゴ、くる~~~???


・ディエゴ×リンネだろ! いい加減にしろ!!


・何を~~~!!!


・ホワイトメイド・みーあ

いや、そんな話はどうでもいい!! ってか、マジで!? え!?


・悪役令嬢ラミィ

マジっぽい雰囲気ですよ! すごいラブラブ空間!


・おおおお!!!


・ファーーーWWW


・おめでとう!


・おめでとう!


・ありがとう!


・おまえだれやねん


・草


・草


・草ァァあWWW


・いやいや、これは政略結婚! 敵を倒すための策でしょ!


・そうだな。王女切れ者っぽいし、偽装結婚じゃね?


・いいや、これは恋する乙女ですね! 間違いない!!


・恋愛結婚! キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!


・盗賊のキャミ―

うおおおお!?!?


「っほ、ほら! パーティーで敵を集めて、一網打尽にするのです! いい作戦でしょ!(早口)」


「ふむ。なるほど」


「あー、そうですね~」


 確かに、貴族は来るかも。王族の結婚だし。


 あれ、意外といい?


「あと、結婚自体にも旨味があります。奴らを殺したら、伯爵と宰相の息のかかった奴らの土地は接収し、あなたと縁のある貴族に配るでしょ?」


「まあな」


「っで、そうなると、あなたの部下の店舗も置いて、稼ぎ! 経済活性化! それで納税して、王家も潤う」


「まァ、そうだな」


「でも、それだとあなたが得すぎて、ちょっとバランスが悪い。

そこで、私と結婚し、王家の一員になれば! 全ては王家の利益! そちらは実利をとれて、王家も存在をアピールできて、良い落としどころです!(早口)」


「なるほど。一理ある」


「あー」


 なるほどなァ。


 とりあえず、王女がディエゴ大好きなのは分かった!


 へへへ!!!


 ――メッセージ


・おやおや? 


・おやおやおや 


・あらあら 


・あら~~~


・これは、王女かわわ


・かわいい


・ディエゴに夢中な王女かわわ!


・マジで好きじゃんWWW


・ファーーーWWW


・え! 王女、ディエゴのこと好き!? めっちゃ好きじゃん! これ! 


・うおおお!!!


・魔法セイバー・ビーム流、茜

あらあら 


・アイアンメイデンの唯

ウフフ 


・サイバー・ビーム・エルフ、シルフィ

おやおや 


・盗賊のキャミー

おやおや 


・ホワイトメイド・みーあ

おやおや 


・バーテンダー・カスミ

おやおや 


・ポーカーのメリー

にやにや 


・悪役令嬢ラミィ

うふふ


「いいんじゃないかな。俺も王女好きだし」


「!?!? そ、そう! ですか! ッな、なら、決定ね! はい! 決定! うん!」


「っよ、よろしく頼むわよ我が夫///」


「ああ、成し遂げるさ。報復も、殺害も、運営も、愛もな」


「/// ふふん///」


 ――メッセージ


・めっちゃ甘々で草 


・あらあら 


・うふふ 


・悪役令嬢ラミィ

おめでとう! 結婚祝いに、融資するね!


・盗賊のキャミー

それいいね! 私もあとでしよう!


・バーテンダー・カスミ

それもいいけど、パーティーしなきゃ! 


・魔法セイバー・ビームの茜

盛大に祝うぞ! イエーーー!!!


「おめでとう! 結婚祝いに、融資するね! とりあえず、1億ゴールドでいい?」


「あ、ありがとうございます! ラミィお姉さまって、え!? 1億!? え!?」


 え、そんなに驚かれるの?


 1億は普通じゃね?(伯爵家運用プレイヤー感)


「ああ、もらっとけ。彼女にとって、それは文字通りの御祝い金だ。喜びの意味を持って、ポンと出せる額なのさ」


「それで、王国全土の開発・経済活性化や、兵の強化。学校を作って人材発掘や、東の荒れ地を開拓して港町を作るなど。いろいろした方が。回り回って、義姉さんへのお返しにもなる」


「そ、そうなのね。では、受け取ります。本当にありがとう。ラミィ義姉さま! 使わせていただきます!」


「うん! よろしく!」


 俺もあとで送っとくかな。結婚祝い金。


 ここで出すと微妙だから、あとにするけどね! ええ!!


 結婚おめでとう! ヒューーー!!!


「おほん! じゃあとりあえず」


「ああ、俺とリンネの結婚で、伯爵と宰相を呼び出し。殺しますか」


「ええ、場所はシャンデリア王城でいいでしょう。結婚記念パーティーとすれば、来ますわ」


 せやな。王族と大商人の結婚だし、来るんだろうね。ええ。


「じゃ、あとは宰相に情報を漏らして」


「ええ。母上と父上には話を通したうえで、宰相に漏らせばいいかもしれませんね。そうしましょう」


「あ、それと。ラミィ姉さん。猛伯爵」


「え、はい?」


「ううん。何かな?」


「お二人の方でも、俺達の結婚式と、城のパーティーの話を漏らし。パーティーに協力してくれ」


「そうね。ケオス・ボーン宰相は、絶対に裏を取るはず。それで、王族・貴族・大商人から漏れれば、必ず行動に出るわ。うん。そっちの方がいいかも」


 なるほど。敵を絶対に動かすための、撒き餌ね。了解!


 っで、パーティーの仕込みってことは。


――メッセージ


・パーティー伯爵

暗殺準備ってことですね


・悪役令嬢ラミィ

ええ。でしょうね! 皆、やっちゃいましょう!


・任せろ!


・うおおお!!!


・イヤッフーーー!!!


・不死身のヒダール

やったるぜ!


・ドスヤクザ

ウイーーー!!!


「それと、宰相の黒幕に、闇の軍団がいるから。そいつらは、俺らに任せて」


「闇の軍団?」


「あー、それは説明すると、ケオス・ボーン宰相の裏でうごめく。ヤバい集団で……」


「ふむふむ……ふむふむ!?」


 っという風に!


 ディエゴとリンネと、時々ラミィに、俺を交えて! 


 まとめて殺害計画を、練っていったのである!


 そして!


 ――結婚・パーティー当日となりました! 皆さん、計画通り楽しみましょう!!


 いよいよ! シャンデリア王国・結婚パーティーが!


 王城で、開かれるのであった!!!



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