13-1☆ 夏休みの終わりに向けて！ シーズン３のフィナーレ開始！ とある伯爵プレイヤーに、ディエゴの依頼が来る！？
――プレイヤー・交流メッセージ
・いや、日本統一・企業バトル！ おもしろすぎィィい！！！
・めっちゃいいよな！ 勝てるチャンスも多いし！ またやろうぜ！！
・賛成！ っあ、でもちょっと待って。NPC育てたいかも！ さっきとその前のゲームで、良い感じのNPCゲットしたからさ！ 領地に配置して課金したいわ
・あー、俺も。次のウイニング・ショー向けに育てたいかも
・分かる！ 育てると、稼ぎが結構違うしねぇ。じゃ、一かい経営してから、また集まろうや！
・OK！ 企業バトルでいいよな？ なんか、チャンピオン・ウオーズも人が減って、勝ちやすくなってるらしいけど
・チャンピオン・ウオーズかァ！ あっちのファンタジー系もいいけどなァ
・あ、俺チャンピオン・ウオーズ１回したいかも。あそこの報酬アイテムに、NPCにいいのあったし。
・そうなんだ
・へー
・それなら俺もしたいわ。なんか、企業バトルのNPCと組めば、めっちゃ能力発揮するNPCが、チャンピオン・ウオーズにいるらしいんだよな
・え、マジ？
・ほんと？
・ネットではそう出てた。検証はまだないけど、ちょっと興味ある
・OK！ じゃ、領地した後に、チャンピオン・ウオーズ！ そのあと企業バトルで！
・意義ナーシ！
・ヒューーー！！！
・よし、やるぞぉ！
・ウイーーー！！！
日本統一・企業バトル！ 正式リリースから、数週間後！
ユーザーたちは、かなり盛り上がり！
この最新ミニゲームを、遊びまくっていた！！
しかし、それは最新ゲームである、日本統一・企業バトルだけを遊ぶのではなく！
チャンピオン・ウオーズや、PK店舗経営。プレイヤー領地経営に、ダンジョン、海賊・海軍など！
ファンタジア・エルドーンそのものも、遊びまくっているのである！
それは、日本統一・企業バトルをプレイすることで、得られる報酬が関係していた。
もっと言うと。
「よっしゃ！ 育てたNPCが来た！」
「こいつら、ウイニング・ショーでも有能だけど、店舗・領地でも、有能スキル持ちだからな！ マジで嬉しいぜ！ へへへ！！！」
っというように！
企業バトルで、自身が育てた日本のＮＰＣに！ ショーをさせることもできる上！
プレイヤー領地経営や、ＰＫ店舗運営でもＮＰＣが使えて！ もっと稼げるので！
「よーし、手に入れたＮＰＣで、領地経営やるぞ！！」
「店舗経営しまくろ！ 稼ぎでＮＰＣを育てるぜ！ イエイ！」
「あ、商品の関係でダンジョン行くか！」
「海賊業して、プライベート島で作ってる商品仕入れて！ 始まりの街で交易じゃーい！」
「じゃんじゃん稼ぐでぇぇえ！！！ ヒューーー！！！」
ファンタジア・エルドーンをする意欲が！ 増々高まるのである！！！
手に入れた便利な能力は、使いたくなるからね。
仕方ないね！ ええ！
んで、更に。
そうやって稼いだ金で！ ＮＰＣを育てたら！
またウイニング・ショーに出させたくなるので！
「おっしゃァァあ！！！ 優勝だァ！ ヒューーー！！！」
「これで、俺の育てた嫁（美少女・美女ＮＰＣ）で、ショーができるぜ！ へへへ！！！」
「最近は、ショーできる回数増えたよな！」
「ああ！ やっぱ、ちょっと人が減ってやりやすい！ チャンピオン・ウオーズに出るのが良いぞ！」
「勝ちやすいぜぇ！ ウイーーー！！！」
「おっし！ ＭＶＰ入り！ 達成！！ これで、ショーができるぞぉ！！」
「私の育てた、イケメン・イケオジＮＰＣたちの、高ダンス力が、光りますわァァあ！！！ ヒューーー！！！」
「こっちも、俺と、鳥人族、オーク族、リザードマンで、ショーが出来て嬉しいよ！」
「やっぱり、勝利だけでなくＭＶＰでもショーができる日本統一・企業バトルは、良いなァ～！！」
「歌って踊るぜ！ イエーーー！！！ へへへ！！！」
っという風に！
皆、高いモチベーションでゲームをし！ 遊んでいるのであった！！！
しかし！
「やっべぇよ！ 夏休みが終わっちまう！」
「宿題終わった？」
「まだー」
「宿題するなら、先に遊ぶしなー」
「だなー」
「いつも通り、最後に追い込みしようぜ」
「うげー。でも、それしかいないかー。はー」
「毎日遊べる時間が、終わっちまうよー」
「！！！」
そう。学生ユーザーは、そろそろ夏休みが終了！
ゲームの時間が減ってしまうという、大問題が！
刻一刻と、迫ってきていたのである！！
「確かになァ。ゲームの時間減るよなー。あー、もっと遊びたいよ～！
新シーズン開始で、ミニゲーム・イベント！ 盛りだくさんなのに！ 遊べる時間減少は、きちいよ～！ あああ～～～！！！」
そう、ひとりごちる僕も。
カレンダーが億劫な、学生プレイヤーの一人であった訳。
うん。
「ウオルター。城に戻れ」
「かしこまりました。猛さま」
日本統一・企業バトルを遊んだ帰り。
王都から、領地まで帰る。当家の馬車へと乗り込んで。
――ピピピ！ メッセージです！
「うん？ 誰……え？」
――メッセージ
このメッセージを受け取った者へ。
明日に、お前の治める領地の城で、パーティーを行う。
準備をして待っていろ。
By ディエゴ・ロジャー
ディエゴ・ロジャーからのメールを！
受け取るまでは！！
「！？ え！？」
それを読んだ瞬間！ 僕は、興奮で意識が飛びかけた！
おかげで、何のメッセージか分からなかったよ！
ああ！ 急いで馬車を停車させ！ ゆっくりと朗読！
バクバク言ってる心臓を抑えながら、何回かメッセージを読み直し！
そこまでして、やっとメッセージを理解！
次いで！
――イベント・ディエゴのパーティーが発生しました！
――関連クエスト、パーティー準備を受けますか？
→YES
NO
空間に投影された！
その選択肢が見えたところで！！
「！！！ うおおおおお！！！」
僕は、脳内が一気に沸騰する！
快感にも近い、大興奮を覚え！！
――メッセージ
・助けて！！ 皆！！ イベント！ ディエゴ・ロジャーのイベントが！ は、発生いsたァァあ！！！ うおおお！！！
っと、友人たちに！ メールを送ったのさァァあ！！！
ひゃあああ！！！
――メッセージ
・は？ え？ 何？
・何？ イベント？ イベントが起きたの？ 今、領地経営中なんだけど
・んん？！
・え、えっと！ とりあえず！ URL！ ディエゴのメッセージ張るから読んで！
・ふむふむ。なるほど。ディエゴと。え。
・お前の料理で、明日パーティーをすると。え。
・明日にするから、準備しろと。ふーむ。え。
・イベントだ！ これぇぇえ！！！ ×３人！！
いや、そうなんだよ！ イベントが来たの！
っで、これ受けるべきかな？
――メッセージ
・当たり前だろ！ 受けろ！ これでNOとか、ふざけるんじゃないぞ！ 畜生！！
・受けるのよ！ 私の領地が選ばれなかったことには、めっちゃ文句あるけど！ でも、ここはYES！ YES！ YES！ YES！！！
・はやくしろ！ 間に合わなくなっても、知らんぞぉぉお！！！
わ、分かった！
じゃあ、YESを押すぞ！ それ！（ドキドキ！！）
って、おお！？
――メッセージ
・なんだ！？ 何が起きた！？
・えっと、YESを押したら！ クエストの内容が出た！
明日のパーティーに向けて、貴殿には料理、音楽隊、大道芸人、娼婦、客室の用意、執事、メイドなど。必要リストをそろえてほしいって！
あ、リストのURLはこれ。
・有能！ ふむ。わ！ めっちゃリスト多いわね！
・そうだな！ これは大変だぞ
だよね！ どうしよう！
一応、領地経営と裁判の功績で、伯爵までには成ってるから、金はあるけど！
それでも、全部そろえるのは難しいかもしれない！
あああ～～～！！！
――メッセージ
・いや、できるぞ
・え、ほんと！？
・ああ、できる。金で揃えるんじゃない。人で揃えるんだ！
・ん？ どういうこと？
・あ、分かった
・ああ、そういうことか！
え、分かってないの俺だけ？
――メッセージ
・ヒント、プレイヤーやPKに話をして、必要な物を持ってきてもらう
・いや、答え言ってるじゃないかWWW
・ファーーーWWW
あ、そっか！
金で買うのが難しいなら！ 持ってる人に、協力してもらえばいいのか！
なるほどぉ！！
――メッセージ
・ありがとう！ それでやってみるよ！
・おう！ 交流掲示板で、事情を話して頼んでみな！
・私たちの方も、イベントの事を話して、協力者探すわ！
・あと、集めにくい物とかは、作れないかどうか、他の掲示板で当たってみる！
うん！ 任せた！
じゃあ、俺は交流掲示板で頼んでみる！！
っということで！
――掲示板
・パーティー準備伯爵
すいません！ ディエゴ・ロジャーの関係で、イベントが発生です！
詳しくは、これを見てください！ URL
そして、どうかお力を貸してください！！
っと、掲示板に書き込み！！！
