11-1 ルデオ・ルーブマンによる、チータ狩りと、貴族成り上がり&領地運営ゲーム編!!
Side、ルデオ・ルーブマン
「うおおおお!!! 逃げろぉぉお!!!」
「奴らが来るぞぉぉお!!!」
「ひゃあああ!!!」
「待てィ! お前チーターだな! チーターだろ! 死ね!! 分身覇王・超神斬! 極大ビーム!!! おらァァあ!!!」
――ズッバァァあ!!! ドッガァァァ!!!
『『『『『「「「「「!?!? ぐわァァあ!!!」」」」」』』』』』
伝次郎の、分身アタック&覇王・超神斬!
真実の目で、ステータスを1000倍以上に上げて、連続斬りからの!
レッドバーンを纏った、極太ビーム発射で! チーターどもをぶっ飛ばし!!!
「こ、このぉ!!」
「ぶっころせぇ! やり返せぇ!」
「やってやるよ! おらァん!!」
「させません! 完全ガード! レッドバーン・タックル!! っはァ!!」
「「「「「!!! ぐわあああ!!!」」」」」
極悪ハッカーらしい奴らに、反撃されても!
彼の『シールドの武器娘』! クリスちゃんが、完全に防ぎ!
攻撃跳ね返しながら、レッドバーンを纏った盾タックルで破壊!!!
相変わらず、隙が無いな! 強い!!
「行くわよ!! 2丁拳銃! 一斉掃射!! そらあああ!!!」
『『『『『「「「「「!?!? ぎゃあああ!!!」」」」」』』』』』
シルフィも、真実の目とレッドバーンを纏い!
『銃の武器娘』! ディズィーと合体した! 2丁拳銃・ビームで、極悪ハッカーたちを焼却!!!
あまりの威力と熱さに!
彼らは、避けるように移動!
空中へと、誘い込まれる!!!
今ッッッ!!!
「それを待っていた!!! 『壁ある等速』! 超ロング波動砲!! ってぇぇえ!!!」
―― ッッッドォォォンンン!!!
銃の武器娘! セルヴィと合体し! レッドバーン&真実の目で、放つ!!
超ロング波動砲!!
それは、一瞬でチーター&ハッカーを飲み込み!!
『『『『『「「「「「!?! ぐわああああ!!!」」」」」』』』』』
っと、苦痛と苦悶の絶叫を! 上げさせながら!
この世から、消し去ったのであった!!!
ヒューーー!!!
「遠距離ナイス! 芸術的な狙撃だったぞ!」
「ほんとね! あー楽しかった! あ、レベル上がってる! イエーーー!!!」
「お疲れ様です! 凄く楽しかった!」
「ドッカーーーンンン!!! 決まったわね! イエーーー!!!」
ええ、追い込みナイスでした! いい連携でしたよ!!
「ルデオ、楽しかった?」
ああ、楽しかったよ!
セルヴィは?
「楽しかった! ドッガァァァンンン!!! って!」
それはよかった! また機会があれば、殺しまくろうね!
「うん! へへへ~~~♡♡♡」
ああ、今回も楽しい狩りだった! レベルも上がって大満足! 楽しい狩りだよ! へへへ!!!
っと、僕ことルデオ・ルーブマンは、休日の朝から! ファンエルに入り!
伝次郎とクリス、シルフィとディズィー、そして、我が武器娘のセルヴィと!
チーター&ハッカー狩りを楽しんでいるのである!!!
最高の休日の過ごし方だ!
テンション上がるねぇぇえ!! ウイーーー!!
(しかしチーター&ハッカーが増えたなァ)
ああ、本当に増えたと思う。
シーズン3開始前の、ハッキング事件から減ったチーターとハッカーが、最近……特に、PKの店舗経営ゲーム開始で、ユーザーが30万から、34万人に増えたころから! また増え始めたのだ!!
その時期に起きたことって、店舗ゲームがめっちゃ面白そうで、僕たちプレイヤーもしたいって言ったら。
『プレイヤー専用ゲームも出るので、もう少し待ってくれ』とディエゴに言われたんで我慢したことと。
あとは、日本のゼニゲバ? とかいう会社の出したマジック・レストランとかいうのが大爆死して。
日本のネットでは話題になってたなことくらいか。
プレイヤー仲間からも聞いたよ。
一度遊んだけど、クリアするたびに魔法が使えなくなって、苦行だけが増えるゲームって。
それ楽しいの? って聞いたら。『全然。即売ったわ』とのこと。
なんでそんなゲーム作ったんですかね?
日本人は、まだ分からないことが多いです。ええ。
でも、そんな友人である彼……不知火当麻曰く。
『そろそろプレイヤー専門のミニゲームが出るはず!』とのこと。
なんで? と聞けば。
『ネットの噂なんだけどな。どうも、ファンエルの開発者の一人。ってか、シーズンやミニゲームの開発者である坂本翔平プロデューサーが、ゼニゲバの新作ゲームにかぶせて、ミニゲーム作ってるんじゃないかって! そんな噂があるんだよ』
『っで、ゼニゲバが今度新作だしたから! かぶせてくると思うぜ!』
とのこと。
ほんとかな~? っと思っていると!!
――ディエゴ・ロジャー
準備ができた。下記の村に来られたし。
【詳細な地図の絵】
『『『『『「「「「「!!!」」」」」』』』』』
ディエゴから、連絡!
とある村に呼ばれたのであった!!!
これは、いくしかない!
そういうことで! 僕達は、全員! その村を目指したのだよ。
で!
「やァ、諸君来てくれてありがとう。
20万の冒険者が、こうして一堂に揃うとは! まさに圧巻だな!」
太陽が輝く村に到着すると! ディエゴが感心したように、そう言ってきた。
確かに。その場所には、20万人のプレイヤーの、ほとんどが集まり! 村をぐるっと、包囲していたのだ。
これは、凄い数だ!! 圧巻だね! ええ!!
「これほど集まればすぐ終わるだろう! 今回、諸君らを集めたのは理由がある! 私は、大商人として! 王都の王族から、ある許可を得た! それが!」
「腐敗しきった、悪役貴族の族滅だ! 諸君らには、今から森を超え、山を越え! 私腹を肥やし、民を苦しめる悪役貴族を誅し! 代わりに、その土地を治める貴族となっていただきたい!!」
『『『『「「「「「え!?」」」」」』』』』』
悪役貴族を倒して、貴族に!?
その許可を、王族が、おそらくは王が出したの!?
マジで!?
「マジだ!! 王も、私が調べ上げた悪役貴族の数に心を痛めている! 税収もそうだが、多くの民が苦しみ! 飢饉でもないのに死んでいるのだ!!」
「このことは、絶対に許されん! 褒美は、領地切り取り放題とするので! どうか、皆! 正義の天誅を与え! 民を救い、導いてやってくれ!!!」
「「「「「『『『『『!!! うおおおお!!!』』』』』」」」」」
そこまで言われたら、やるっきゃないな! うん!!
正義してやんよぉぉお!!! フーーー!!!
と、言う訳で!
「ではいくぞ!」
「はーい!」
「「「「「お供します! ルデオ提督!」」」」」
『『『『『うーい』』』』』
僕&武器娘のセルヴィ!
それに、海軍の部下NPCたちと、雇える冒険者を連れて! 出発!!!
ディエゴから貰った地図にある、山を越えた先の領土の、悪役貴族を!
攻めるぜぇぇえ!!! ウイーーー!!!
……ちなみに、伝次郎は、森を超えて。シルフィは、反対側の森を抜けて。
他のプレイヤーたちも、山超えたり、林抜けたり、もっと奥の方の地図などをもらったらしく、結構バラバラの領土を攻めるらしい。
てか、そんなに攻める場所あるほど、この大陸って、デカかったんだな。
これは、20万人の一人一人が、土地を持っても余りあるかもね。
なら、貴族から更に成り上がって、領土拡大ある?
夢が広がるね! へへ!!
だから!
「悪役貴族は、殲滅だァ!! 坂落としで、突っ込めぇぇえ!!!」
『『『『『「「「「「うおおお!!!」」」」」』』』』』
「!? え!?」
「て、敵襲ぅぅう!!! 山超えて、冒険者!? 賊!?」
「なんでもいい! 坂落としで、来たぞぉぉお!!!」
『『『『『「「「「「!?!?」」」」」』』』』』
おう! まずは、山からの坂落とし!
これで、スピードがたっぷり乗った! 突撃をしつつ!!
「銃や矢! 撃てぇぇえ!!!」
『『『『『「「「「おらァァあ!!!」」」」」』』』』』
皆に、銃や矢を撃たせ!
それを!
「操れ! 『壁ある等速』! 眼前の敵を討ち果たし! このまま、城へ行くぞぉぉお!!!」
――グオン! ブォォォォオオオ!!!
って、操作!!!
うむ!『放たれた矢や銃弾が、ずっと等速運動をしながら飛び続け』るので!
ずっと敵を倒すという、ハメ技が完成!
これで!
「!? ぐえ!」
「が!」
「ごへ!?」
「!? な、なんだ!? 銃弾や矢が、めっちゃ襲ってきて!? が!!」
「ドンドン削られていく!? 何もできずに!? がァ」
「「「「「『『『『『ぎゃあああ!!!』』』』』」」」」
っと、城の外に出てきた、悪役貴族の兵を削り!!
「門が開いたままだ! このまま突っ込めぇぇえ!!!」
『『『『『「「「「「ウイーーー!!!」」」」」』』』』』
敵が出てきた、無防備な門の中へと、そのまま突撃!!
商店や、家のある内部に入り込んだ!!!
んじゃ!!
「目指すは城だ! 一直線に進め! 遮るものは、破壊せよ!!」
「「「「「『『『『『うおおおお!!!』』』』』」」」」」
レベル上げてるNPC部下と、僕達で殴り!
城まで突き進むぜぇ!
ウイーーー!!!
っと、こうして!
「くらえ! 死ねぇ!!」
「ぎゃ!?」
「が!」
「ぐえ!」
「ごっへ!!」
『『『『『「「「「「おっげえええ!!!」」」」」』』』』』
暴れに暴れた僕たちは!
兵を殺して、城を陥落!!!
「ひ、ひえええ!! ど、どうか、お助け! お助け! お助けマダガスカル! 不意打ち・ピーナッツ!!」
「やかましい! 死ねぇ!!」
――斬ッッッ!!!
「!? ぐええええ!!!」
最後に残った悪役貴族も!
悪あがきの前に、切り捨てッッッ!!!
――勝利! ボイソ男爵をぶっ殺し! 土地を手に入れました!
――今日からあなたが、男爵です!
貴族様となったのサ!!
イエーーー!!!