10-1 白沢茜、チャンピオン・ウオーズに勝利し! ウイニング・ショーで! アミラちゃんを呼ぶ!
「勝った! 勝った! って、うお!」
「わ! 場所変わりましたね? ここは……舞台袖?」
「あ、待って! 奥にステージ見えるわ! そこで歌うんじゃない?」
「「!!」」
おお! 勝ったら、即移動! そして、ウイニング・ショーですか!!
やー、ちょっと緊張しますね! 動画にもUPされるわけですし。ええ。
というか、このままショー?
ちょっとお色直しというか。鎧から作った防具じゃなくて、衣装着たいなと思ったり。
っと、考えていたその時!!
――これからウイニング・ショーです! 着る衣装をお選びください!
「「「!!!」」」
ナイス・タイミング!!
やっぱりあるよね! ショー衣装!
信じてましたよ!! 坂本プロデューサー(PVに名前出てた、ファンタジア・エルドーンのイベント開発の人)!! うんうん!!
「どれにしようかなァ~~~!!! ドレス? アイドル衣装? わ、結構大人っぽいのもある!! おおお~~~!!!」
「うわ! 見え見えな衣装もあるぞ! スッケスケ!!!」
「は、破廉恥すぎるわ!!/// 別のにしましょう。というか、三人でステージに上がるわけだけど、衣装はそろえる? それとも、好きな感じで?」
ふーむ。そうだなァ。
せっかくのショーだし、好きなのでいいんじゃない?
「という訳で、私はこのミニスカ・アイドル衣装にしまーす!」
「いいね! じゃあ、あたしこれ! 制服改造のギャルっぽいの! チョーかわいい!!」
「そうね。じゃあ、ドレスっぽいのにしちゃおうかな! フリフリついてて、可愛いし!」
うんうん! いいと思うよ!!
個性があって、これはこれでいいね! ええ!
っで、皆で選ぶと!
――次に、一緒に歌い踊る、NPCを選んでください。
「NPCか! じゃあ、アミラちゃん呼ぼう!」
「「賛成!」」
あの叔父を倒して女王となり、決戦の時にも来てくれてた、アミラちゃん!
彼女はあの後も交流してて、仲いいし! 歌がうまいので、呼びます!!
「じゃあ、あたしはノエルとクロエにしよう! 歌とダンス上手いし!」
「私は、サーニャとソフィアね。仲いいから」
あー、いいね!
じゃあ、あとは……クエストなんかで仲がよかったり、島でもよく遊ぶNPCたちを選ぶか!
ほいほいっと! よし!
――曲の選択です! 作曲したものか、AI作曲も選んでください。
曲かー。なんにする?
「作曲できないし、曲も持ってないから、AI作曲ね」
「そだねー。じゃ、AIっと。お! なんかいろいろ出てきた! あ、あーし、これ好きかも!」
ふむ。ロックンロール!
痺れるハードさ、いいね!
「……確かにいい曲ね! だけど、私たちで歌えるの?」
「補正があるっぽいし、ダイジョブじゃね?」
「そうね。それに、楽しいことしたいじゃん! やっちゃおう!!」
「それもそうね。最初なんだし、楽しいのやろうか! うん!!」
よし! じゃ、曲も決定!!!
AIにお任せの、ロックンロールと!!
――完了しました。出番までお待ちください。
よし!
じゃあ、あとは待とうと!
ドキドキしてると!
「あ! マスター! 茜さんたち! おーい!」
「茜さん! 桃さん! 唯さん!」
「来たよぉぉお!!! イエーーー!!!」
「「こ、こんちにわ!!」」
アミラちゃん達、NPCが来た!!
「おー! こっちこっち! 来てくれてありがとう」
「いえいえ! 茜さんたちの頼みですから! しかし、ここで何を?」
「何をっていたら、お祝いの歌とダンスかな? ちょっと一緒にやてほしくて!」
「え! ……じゃあまさか! チャンピオン・ウオーズに勝ったんですか!?」
「? うん。そうだよ。ノエル」
「「「「「!? えええええ!?!?」」」」」
うわ、なんかすごく驚いてるぞ。
どした?
「? どうしたの?」
「いや、どうしたってすごいじゃない! チャンピオン・ウオーズって勝ち抜くのめっちゃ難しいのよ! あんたらヤバイわ! マジで!!」
「ははは!! いいぞ~! クロエ! もっと褒めろぉぉお~~~!!! へへへ~~~!!!」
「うん! 褒める! 桃凄い!!」
「へへへ~~~♡♡♡」
なるほど、NPC的にも、凄いって知ってる大会なんだ。
褒められてちょっと嬉しいね。へへ!!
「え、でもちょっと待って! 勝ったってことは!」
「今から、ウイニング・ショー!? え、ウイニング・ショーに出られるんですか!? 僕たち!!」
「ええ、そうよ。サーニャ。ソフィア。一緒に、歌って踊りましょ!!」
「「「「「!!! やったあああ!!! わあああ!!!」」」」」
おお! めっちゃ喜んでる!!
そんなに嬉しいんだ!
「そりゃあそうですよ!! ウイニング・ショーって言ったら、王都や、他の島々でも有名な! 大舞台! 全世界注目の、ショーじゃないですか! はァァあ~~~♡♡♡!!!」
「ここで踊るってのは、すごく名誉なことですよ! あー、緊張して来た! でも、嬉しい! あああ~~~♡♡♡!!!」
「ねー! 踊り子や、吟遊詩人! その上位職業・アイドルも、めったに立てない! 大イベントだからね!!」
「王族や皇帝の娘アイドルでも、簡単には立てないですよ!」
「そこで歌って踊ればもう、その瞬間から全世界のスター! トップ・アイドルの仲間入りです! ああ、凄いなァァあ!!! っはあああ~~~♡♡♡!!!」
うわ、そりゃあ凄い!!
思ったよりでかい大会だ! やっばいね!!
「だからこそ感謝です!! このような、素晴らしいチャンスを与えたくださって! 是非、我が王国をアピールし! 観光客や投資を呼び込むためにも! 女王である私自ら! 歌って踊って、輝きましょう!! うん!!!」
「私も頑張ります! 私たちの歌と踊りで、盛り上げましょう!」
「ねー! 一生にそうそうないことだし! 楽しんじゃおう!! おおおお!!!」
「が、頑張ります!!」
「緊張する! でも、歌いたいです! はい!!!」
うん! そうだね!!
じゃ、楽しんでいこう!!!!
「「「「「『『『『『おおおおお!!!』』』』』」」」」
っと、私たちはみんなで円陣を組み!
ドレスに着替えたり、お化粧したり!
本番に向けて、備えたのである!!!
そして!!
――では、ステージ! スタート! 盛大にどうぞ!!
ついに! ウイニング・ショーが始まったのサァァあ!!!
イエーーー!!!
「~~~♪♪♪ ~~~♡♡♡ ~~~!!!」
うん! ステージに移動すると、始まる!! 流れるようなロックンロール!!!
ポップな可愛さを感じつつも、重厚な演奏と、ガツンと来るサウンドが骨まで響き! しっかり反骨! ロックンロールだ!!
テンション上がるぜぇぇえ!!!
ヒューーー!!!
っで、そんなノリノリの曲に合わせて!
「~~~♡♡♡ ~~~♪♪♪ ~~~☆☆☆」
「~~~♪♪♪ ~~~♪♪♪ ~~~♪♪♪」
「~~~♡♡♡ ~~~♪♪♪ ~~~!!!」
私たちは、歌い! 踊り! パフォーマンスしまくり!!!
ああ! 私は、曲に合わせて歌いながら! 自分でも驚くほど、華麗なステップで踊りング!!!
普段じゃ絶対できない足さばきに、手や腕の振りまで、自分でカッコいいと思う程! 完璧な踊りを決め決めだァ!!
これ楽しいィィい!!! ウイーーー!!!
「~~~♪♪♪ ヒャッホーーー!!! イエーーー♪♪♪」
その側では、桃も宙返りしながら、歌い! ワイルド・ダンスで、カッコいい!
うん! なんかカポエイラみたいな足技に、ダイナミックな側転・バク転・宙返りして、エネルギッシュで、ワンダホ―!!!
パンツ見えそうだけど! カッコいい!! パンツ見えそうだけど!!
「~~~♪♪♪ ~~~♪♪♪ ~~~♪♪♪」
っで、その反対側にいる唯は、桃とは一転! 華麗な舞を披露!!
歌も綺麗で、すごく聞きやすく! 本当のアイドル! 歌姫みたい!!
それに、踊りも最小限のステップや、手振り身振りしかしてないのに! それがかえって、美しい!
まさに、静の美だァ!! すっげえええ~~~!!!
いつもは音痴なのに!! 全然うまいじゃん!!
あとでからかってやろ! にししWWW
「「「「「『『『『『~~~♪♪♪ ~~~☆☆☆ ~~~♪♪♪』』』』』」」」」」
っで、そんな素人だけど、めっちゃプロのアイドルみたいに、歌って踊れてる私たちに輪をかけて!
アミラちゃんたちも、凄い!!!
うん! アミラちゃんは、炎の色のドレスを着て、貴族ってか王族のダンスを踊り! 情熱的だけど、めっちゃ上品! マジ綺麗!!
ノエルは、元気に歌って可愛く! その歌声に合わせて、植物魔法が、踊ってる!
クロエは、職業・盗賊の技、宙を飛びつつ! 桃と一緒に、空中バトル! うおおお!!!
サーニャは、歌で氷を張って、スケートし! ソフィアも、一緒に滑りながら! 雪だるま作ったりで、ファンタジー! 可愛すぎィィい!!!
他のNPCたちも、歌、踊り! 魔法! 殺陣! 料理! クラフト! 投げキッスに、セクシー・ポーズと!
アピールの、乱れ打ちィィい!!! イエーーー!!!
うん! 自分たちの得意なこと! 好きなことを用いた、ダイナミックなパフォーマンスを連発!!!
個性の彩る、ド派手なショーを! これでもかって、盛り上げだァァあ!!!
楽しいねぇぇえ!!! ヒューーー!!!
っと、そうやって!
私たちが、楽しみながら! 盛大に歌って、踊ってると!
「うおおおお!!! 茜ぇぇえ~~~!!!」
「桃ちゃァァあ!!! あああ~~~!!!」
「唯~~~!!! 最高だぞ! 唯~~~!!!」
「皆かわいいい~~~!!! かっこいいい~~~!!!」
『『『『『「「「「「すっげえええ!!! ヒューーー!!!」」」」」』』』』』
観客席も、大盛り上がり!!!
すっごい声援が、全身を叩いてくるぅぅう!!!
おっほおおお~~~!!!(承認欲求! ビンビン!!!)
っよ、よく見たら、客席に! 船を任せたレニーちゃん、ラーちゃん、マロンちゃんも来てて!
すっごいオタ芸で、応援してくれてるぅぅう~~~!!!
めっちゃ嬉しい~~~!!!
おおん♡! やっべ! やっべ! これヤバイ!!!
めっちゃ嬉しくて、楽しくて、テンション! 上がるわァァあ!!! のっほおおお~~~♡♡♡!!!
ううん! っわ、私たちのショーで盛り上がり、応援してくれる!!
武器娘たちも、めちゃ盛り上がって! ダイナミックに応援してくれている!!!
その事実に、私たちが、もっと盛り上がって! もっとショーを盛り上げて!
また、歓声が上がって応援されてぇ! パフォーマンスが、うなぎのぼりィィい!!!
ウイーーー!!!
~~~!!! あああ~~~♡♡♡!!! き、気持ち良すぎィ!
これほんと、マジで気持ち良いよ♡! うん!
自分たちの行うショーが認められてる!
承認欲求が、満たされるって、感じて!
マジで快感!! 超ヤバイ!!!
幸せ感、半端ない!!! あああ~~~♡♡♡!!!
これは、ウイニング・ショーしたくなりますわ!! うん!
こんなの知ったら、絶対やめられない!!
この快感をしったら、もう戻れない!!
癖になっちゃぅぅう!!! おっほおおお~~~♡♡♡!!!
すっげえええ~~~!!!
ヒューーー!!!
っと、盛大に盛り上がった私たちは!!
――ラストスパート! ここで、今までのパワーを解放! 必殺・アピールを放て!!
「「「!!!」」」
その指示に、めっちゃ興奮しつつ!!
せーのっと、言葉にせずとも! 自然に合わせてぇ!!
「アピール・ダイナマイッッッ!!!」
「アピール・ラッシュぅぅう!!! HHHHHUUUUU!!!」
「アピール・ビーム! キラッッッ!!!」
「「「ウイーーー!!!」」」
ウイニング・ショーのラストに!!
大アピールを決めたのサァァあ!!!
イエーーー!!!
「「「「「『『『『『!!! うっほおおお~~~~!!!』』』』』」」」」
「うわああああ~~~♡♡♡!!! かわいいい~~~!!!」
「かっこいいい!!! んっほおおお~~~♡♡♡!!!」
「俺だァ! 茜! キラッ! してくれぇぇえ!!!」
「桃ちゃァァあンンン!!!」
「ゆーい! ゆーい! ゆーい! ゆーい!」
「 L O V E! あ・か・ね! そーれぇ!!」
『『『『『『「「「「イエーーー!!! ヒューーー!!!」」」」」』』』』
~~~♡♡♡~~~♡♡♡~~~♡♡♡!!! うへへ~~~♡♡♡!!!
お、大盛り上がり!! すっげ!
観客、凄い盛り上がりで! 最高潮!! おっほおおお~~~!!!
っそ、その大興奮!
ハイテンション! ヒートアップ! エクスタシーが! 私たちの全身に、来まくりでぇ!
体の芯まで、震るわせてぇぇえ!!! んっほおおお~~~!!!
最 高 よ ぉ ぉ お ~~~!!!
うひひ!! イエーーー!!! ヒューーー!!!
っというように!!
私たちは、最高のショーを成し遂げ!
めっちゃ楽しんだのであった!!!