9-11 シーズン3開始に乗り込む! 全ユーザーたち!! 楽しみィィい!!!
――お待たせしました! ファンタジア・エルドーン! 新シーズン! 本日、開幕です!!!
「「「「「『『『『『!!!』』』』』」」」」
そのメッセージが流れた瞬間!
全てのユーザーが、ファンタジア・エルドーンに、ログインした!!
「帆を上げろぉ! 面舵一杯ィィい!!!」
「「「「「『『『『『『あいあいさー! キャプテン!!!』』』』』」」」」
夏休み真っ只中の季節! 暑い日差しを浴びながら、船を操る!
課金して手に入れた、キャプテン・ジョリー・ロジャーの帽子に、アンカー・ランスを背に差して!
向かうは王都!
肌を撫でる、涼しい風が心地いい!!!
「ほら、王都に着いたら走るんでしょ! ソーダ・アイス! 食べときなさい!」
「ありがとう! あーん! しゃりしゃり! 美味しい!!!」
涼を得るのと、スピードを上げるために!
武器娘や悪魔娘が用意してくれた、アイスを食べる!!
美味しさが口いっぱいにあふれ! 体が涼しくなり! 足も速くなる!!
いいことづくめだ!!
ヒューーー!!!
そう感じながら、船はコンパス……システムが示す、王都へと近づいていく。
船は有れず、風もいい気持ち。
「「「「「~~~♪♪♪」」」」」
陽気に歌う、配下のNPCたちの歌や。
『ザザ! 始まりの街から、だいぶ遠いな』
『ああ、黒の森を抜けて、岩山を抜けた後。そこからも、ダイブ位置があるぞ!』
『おかしいな。岩山から離れた場所に、街が見えたはずだが。あれが王都じゃなかったのか』
『ああ、それはアズエルの港町だな。シーズン2で確認してる。王都じゃないよ』
「へー! あの街、そうだったんだ」
『それより、キャプテン・ビリーが、王都から始まりの街へときたとすると、相当距離あるなァ』
『キャプテン・ビリーは船の可能性あるぞ。兄貴が大海賊だし』
『だな。それより、チャリン・スキーの方が確実だ! 馬車を持ってるからな! お茶会で仲良くなって見せてもらった日記には、馬車で数日と合った。あの馬車の最高速度は知らんが、かなりいい物だろう。現実味はあるぜ!!』
『いや、それならむしろ! 王都と始まりの街の間に、宿があるんじゃないか!?』
『あり得るな! 観測班! どうだ!』
『報告します! 始まりの街から、王都へ! 岸沿いに進んでますが、アズエルの港町以降! それらしいものは見えず! ただ、トンネルや山小屋などは見えるので! 山方面に道があると思われる!!』
『『『『『なるほど! 山方面かァァあ!!! っはあああ!!!』』』』』
っと、貝殻放送……ユーザーたちで見つけた、ラジオ放送っぽいのだ……から流れる、始まりの街~王都の検証放送を聞き。
「つまんなーい。チャンネル変えて良い?」
「どうぞどうぞ」
「ありがと! ふんふーん! お!」
『今日の一曲の時間です。リスナーや、NPC、武器娘、悪魔娘たちからのリクエストで曲を流します。今日の一曲は、ずばり! 『グリーン・アイ』! 不死身のヒダール作曲、エルフの歌姫・アイリーンの歌でお届け! では、どうぞ!!』
『~~~♪♪♪ ~~~♡♡♡ ~~~☆☆☆』
「~~~♡♡♡!!! わああ~~~♡♡♡」
時々、彼女の好みに合わせたチャンネルに変えて、楽しんでいるのを見ながら!
――王都の港に入りました!!!
「!!!」
ついに、王都の港に入り!!!
「お! 着いたね! ほら、先に行ってきなよ! 船は私が付けとくからさ!」
「有難う! 任せた!!」
「うん! いってらっしゃーい!!!」
「「「「「『『『『『いってらっさい! キャプテーンンン!!!』』』』』」」」」」
あとを任せて、船を飛び降り!
港に着地!!
っで!
「うおおお!!!」
――王都に入りました!!
そこから走って、王都に突入!!!
ああ、いろんな商店や、カジノ、商業施設を見ながら! しかし!
『『『『『「「「「「!!! うおおお!!!」」」」」』』』』』
「すっげえええ! マジでデカい! 家もそうだけど、商店豊富! カジノもデカい! 喫茶店や、レストラン! 魔法役の店! 鍛冶屋! バー! いろいろありまくり!! ヒューーー!!!」
「まァ、俺の島と同じくらいだな。でも、そう考えると、結構ガチ目に島の開発・拡張してるユーザーの島と、同じと感じるデカさ。充実さの王都か……悪くないね! 探検しがいがありそうだ!!」
「めっちゃ気になる! めっちゃ気になる! 裏路地にも店あるし! 民家にも、2階にも! 全部の店に入れるらしいし! 隠れ家的な店もあるらしい! めっちゃ気になるぅぅう!!! フーーー!!!」
「確かに! 入ってみてぇ! 隠された店を探しまくりてぇ!! 絶対クエストやサブストーリーのある店を探したい!! めっちゃわかる!! でもぉ!!」
「「「「「まずは、コロシアム!」」」」」
『『『『『チャンピオン・ウオーズだァァあ!!!』』』』』
「「「「「『『『『『うおおおお~~~!!!」」」」」』』』』』
一目散に、皆駆ける!!!
うむ! 走り、飛び! サイバー・ビーム流で、空を飛び!
お目当ての施設!!!
コロシアムへ! 入場!!!
そして!
「いらっしゃいませ! チャンピオン・ウオーズをしますか?」
「「「「「『『『『『はい!!!』』』』』」」」」」
チャンピオン・ウオーズに突入!!
全ユーザーによる、ミニゲームが始まったァァあ!!!
ウイーーー!!!