7/15
(閑話)宰相の呟き
今回は宰相の呟きの話です。
私は陛下の補佐をする宰相だ。
陛下が新たな王妃をお迎えしたいと、突然に言い出した。
新たな王妃をお迎えする事は大変に喜ばしいのだが、お相手が大問題だった。
公爵家令嬢なので、身分的には問題は無い。
大問題なのは年齢だ。
お相手のダイアル嬢は十四歳の少女で、陛下とは三十二歳違いだ。
陛下がロリコンだとは想定外だった。
良い年をしたオッサンが少女を妃にしたいと、言い出したのだから、大問題だ。
確実に多くの貴族達から反対意見が出るだろう。
陛下には腹を括ると返答したが、本当に頭が痛い。
神様、女神様、魔王様、誰でも良いから、何とかして下さい。