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-part6-グレたのに

 髪を染め、眼鏡をコンタクトにし、学ランをハサミで切って短くした。

 全ては、僕が・・・じゃなくて、俺がグレる事によって、晴人自ら俺との距離を空けるだろうという計画。


 「それでさ、今度この映画一緒に見に行かないか?」


 休み時間。

 晴人は、何も変わらずに、いつもの様に俺に話しかけてくる。


 「・・・晴人。俺、変わったと思うんだ」


 「うん。変わったね。けど、俺はどんな姿でも愛しているから、何の問題もないよ」


 この会話を教室の隅で盗み聞きしていた女子たちが嬉しそうに「キャーキャー」と叫んでいる。男が男に向かって言う愛してるなんて言葉で喜ぶなんて、絶対に腐女子だ。

 

 結局、今日も一日中、晴人は横にいた。

 グレたのに何も関係なかった。

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