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-part49-お誕生日会

 カラオケボックスに六人の男女がいる。

 俺、晴人、芽里さん。向かい合って、結香と結香の友人二人。


 「お兄ちゃん。ありがとう」


 「・・・・絶対にもうしないからな」


 今日は、結香の誕生日。

 結香は一生のお願いと言って、晴人と芽里さんを連れて来て欲しい言い、こうなった。

 席の座り方が、完全に合コンではないかと思っているのは俺だけなのか。


 「それじゃあ。ドリンクも来たことだし、カンパーイ」


 テンション高く結香の乾杯の合図で名目上、結香のお誕生日会が始まった。

 始まったはいいが、グダグダだ。


 「晴人。なんで君が真ん中に座って、祐翔の隣なんだい」


 「席なんて、どこでもいっしょだろ」


 言い合いを始める、晴人と芽里さん。

 向かい側も。

 

 「ほら、二人とも、そんなに縮こまらないでよ」

 

 「「だってぇ・・・」」


 こんな、お誕生日会でよかったのかと心配になってくる。


 「ふっふっふ。ちゃんとみんなが仲良くなれそうな、ゲームを私は用意してきたから」

 

 結香が自信満々に鞄から割り箸を取り出した。

 

 「王様ゲーム!」


 やっぱり、合コンじゃねえか!

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