表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/59

-part43-男じゃない

 「・・・ちょっと、よろけちゃったんです」

 

 さっきの状態の言い訳を始める、咲良さん。


 「へぇ。咲良さんが、祐翔に迫っているように見えたんだけどね」


 芽里さんに言い訳は通用しなかった。


 「男のくせに、私じゃなくて、みんなこいつの事をかばうのよ」


 怒る咲良さん。だけど、芽里さんは・・・。


 「ボクは女だけど」


 「えっ?・・・はぁ?!だって、その服、男子の制服じゃない。なんで?」

 

  咲良さんは、意味が分からないと。まぁ。俺も意味は分かっていないけど。

  

 「男子の制服なんて、女子が着ないでよ。ややこしい」


 「校則に女が男子の制服を着てはいけない。なんて記載はないよ。あるのは学校には指定の制服を着てきましょうってものだけ」


 「それでも・・・」


 「それでも。何かな?」


 校則の穴を突ている様に感じるが、確かに芽里さんは誰かに怒られるよな事はしてない。

 完全に言い負かされた、咲良さんは「もういい!!」と言って教室を飛び出して行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ