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-part32-仲良し?

 「それじゃあ。自分のクラスに行くから祐翔、後でね」


 学校に着くと笑って芽里さんはそう言って走って行った。

 結局、朝の晴人と芽里さんのバトルは、あのまま続けると学校に遅刻してしまうというと事で引き分けという形で終わった。


 「祐翔。遅刻扱いになるぞ。早く教室へ行こう」


 「あぁ」


 晴人に急かされて慌てて晴人の後を追う形で教室へと向かった。


 「(・・・晴人。嬉しそう?)」


 長い付き合いの俺だから分かった。

 《《やっぱり》》、晴人と芽理さんは仲が良いのであろう。

 

 「(・・・そういう事か!)」


 俺は気づいてしまった。芽里さんが男装した理由に。

 芽里さんは俺を振り向かす為っていたが、あれは照れ隠し。本当は晴人を振り向かせる為にあの姿に。

 ははーん。そういう事なら、この二人をくっつけてしまえば、晴人は俺から離れるし、芽里さんもハッピーだろ。

 上手いこと行けば、一石二鳥。

 目標は決まった。

 俺が脳内で二人をくっつける方法を考えている中、晴人は。


 「(やっと、邪魔者がいなくなった。祐翔は何か考え事をしているようだし、今、声はかけないでおこう。真剣に考えこんでる祐翔は可愛いな)」


 晴人が嬉しそうにしている理由が芽里さんがいなくなったとからという事に俺は気づけなかった。

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